小さな村に響く、のどかな音/放課後子ども教室の日常。
のっちもスタッフをしている放課後子ども教室「丹波っこくらぶ」の『のどかな放課後の音』をアップロードしました。
全校児童11名の小さな小さな小学校。1年生から6年生までが一緒に遊べるように、みんなで頭を使って、思いやって、あーだこーだと工夫をしながら、楽しく過ごしています。
村の広報に掲載予定の文章がとっても素敵だったので、転載させていただきました。ぜひ、動画の音を聴きながら読んでみて下さい。日々の『丹波っこくらぶ』の様子。大切にしたい場所です。
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<丹波っこくらぶ通信より一部抜粋>
「ただいま~」の声で始まるたばっこの一日。「聞いて!」って学校の出来事を話し始める子、「ねぇ、見て見て~」ってお気に入りのノートを せに来る子。ちょっと元気がないなって思っていたら、スタッフの袖をちょんちょんと引っ張って「あのさ…今日イヤなことがあって…」って小さな声で心の内をそっと話してくれる子もいます。
子どもたちは遊びの天才です。部屋のあちこちを何かに見立ててごっこ遊びが始まり、ダンボールを使ってさまざまなものを作ります。上級生が遊びのリーダーになり、下級生はやり方を見て学んでいきます。ときにはぶつかり合うこともあります。よほどのことがない限り、大人は口を挟まず見守ります。そのうちどっちかが折れたり、遊びの輪から離れたり、「ごめんね、ずっと友達だよね」って手紙を書いてそっと渡したりします。こんなことをするとお友達が嫌がるんだって気がつく子もいます。
それでもこじれたときは、大人が話を聞きます。以前は思い通りにならないと心のシャッターを閉じてしまう子もいましたが、じっくり話を聞く機会を重ねていくうちに、自分の気持ちを言葉で伝えられるようになってきました。
たばっこは、学校でも家でもない、素を出して過ごせる場所です。日常の経験の中から、子どもたちは成長していきます。これからも、子どもたちがリラックスできる居場所でありたいと思っています。