究極の頭脳・心理バトル

今回は、漫画“アクマゲーム”(全21巻)を紹介します。

この漫画は、週刊少年マガジンに連載していたのですが、アニメ化・映画化・実写化もしていないのであまり知られていません。「タバティーが今までで読んだ漫画の中で何が1番面白かった?」と聞かれたときには、とりあえずこの”アクマゲーム”だと答えるのですが、「えっ、何それ?」と言われ、「あぁ、この子はまだアクマゲームの面白さを知らないんだなぁ」と、ある程度の寂しさと、ちょっとした優越感を覚えていました。

この漫画の面白さは、いかにして相手の思考を出し抜き、またはルールの裏を読んで勝利を勝ち取るか、にあります。“正々堂々”なんてクソくらえです。それでも、この登場人物たちが戦う理由などを知ると、たぎるものがあります(特に初君のが胸熱)。あと、主人公がイケメンすぎてツライです。

この漫画を読んで思うのは、「やっていいルールにのっていないからやっちゃいけない」のではなく「やっちゃいけないルールにのっていないからやってもいい」と発想が大事になることです。「あぁ、そんなやり方があるのか」と固定観念に縛られている私にはそんな発想が全然できませんでした。

また、カバーを取ったときにちょっとした笑いを取り入れているのも作者の遊び心があってよいですね。

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