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≠MEになら呪われたくない?という話

こんばんは。養命酒飲むと快眠できると聞いて買ってみたんですけど、これアルコール16%もあるんですね。養命酒の「酒」って甘酒の「酒」的なものだと思ってたんで度肝抜かれました。こんなんよく眠れる要因、健康的なものが入ってるとかじゃなくてアルコールの力で寝とるだけやんけ。毎晩養命酒ショットでいってます。田です。

≠ME3rdシングル「チョコレートメランコリー」のMVが無事公開されましたね。今回はティザー映像が2日前に公開され、当日のプレミア公開前後に特別配信が行われるという気合いの入りよう。そのメンバー、スタッフの気合いを感じる構成に我々オタク一同も期待を溢れ出しながら身を構えてその時を待っていました。プレミア公開の時って公開前にコメント残せるじゃないですか、あそこに「〇分〇秒の〇〇ちゃんマジで良すぎて神、まだ見てないけど」みたいなコメント残す人ってほんとにオタク向いてないですよね。以上余談でした。

いつの間にかちょっとカッコよさげになってたプレミア公開のカウントダウンを経てMVが公開されました。ティザーの時点で、教会の様なロケ地、ゴシックな世界観、チョコレートなどバレンタインを連想させる小道具、そして男の影といった様々な意味深な要素が散りばめられていました。確実に今までのノイミーではやってこなかったダークな世界観、「P.I.C.」や「ワタシアクセント」とも違う攻撃的な楽曲になるんだろうな〜と予想していたのですが、まさしくそういった楽曲となってましたね〜。というかやっぱりこういった激しめの曲の方が好きなのでどストライクな楽曲。また最近のアイドル業界において攻撃的な楽曲を作ろうとするとどうしてもK-POPチックになるのが今のトレンド。「CAMEO」の様なガールクラッシュ的な曲もめちゃくちゃ好きなんですがそこに寄らずどちらかといえばアニソン寄りな、日本らしい攻撃的な女性アイドル楽曲に仕上げてくれたのが嬉しかったですね。姉さんの3rdシングル「手遅れcaution」をなぞったという事もあるんでしょうけどね。

前回のイコノイフェスの記事でも少し書いたのですが、推しメン、やっぱり表情作りが最高に素敵になっていく…。去年の目標にも掲げていたから2021年の1年間ですごく意識していたからだと思うのですが、今回ダンスパートでメインで抜かれているのが1番サビ前(0:44〜)と2番Aメロのソロパート(1:38〜)、そして2番サビ終わり(2:20〜)。その中でも特に2番サビ終わりの抜かれる所では「メランコリー」に合わせて妖艶な笑みを浮かべつつ歌が終わったと同時にグッとシリアスな鋭い表情に切り替わる瞬間のゾゾゾ具合がたまらんのですよね。もともとクールな表情はすごく素敵だったのですがそこにさらに磨きがかかっているし、色気のある表情はもちろん元々素敵だったとはいえ、イコノイフェスでの「CAMEO」やセンターを務めた「ワタシアクセント」を経て「永田詩央里らしい色気」を自分の物に出来てるんじゃないかなぁとこの瞬間に改めて実感しました。いや〜ライブで見たい。ラスト小指を噛んで終わるところもすごく好きなんですが、推しメン結構いい位置にいてくれるので嬉しいポイント。


曲、これはメンヘラや重いという言葉で片付けていいのか…という世界観。1stで恋の予感を感じて、2ndで失恋して、3rdで闇堕ちする流れも綺麗でいいですよね。
バレンタインに向けてチョコを用意する主人公ですが不穏なワードがゾロゾロ…。字幕を付けて見るとより不穏さは確証に変わるのですが曲が進むにつれ明らかになる衝撃的な真実、そしてクライマックスで笑うのは誰か…。実にドラマチックな1曲となっているので未聴の方はぜひ。これを聞けば素敵なバレンタインになる事間違いなしです。

歌詞で好きな所が、

鎖で飾り付け リボンを縛ったら
夢の中 赤いシクラメン
目隠しをして 秘密の味
とろけるまで愛して 狂うほど

https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/not-equal-me/chocolate-melancholy/

という歌詞。
一番とラスサビに出てくる歌詞なのですが、1番では不穏なワードが並んでるとはいえ「渡すためのチョコレートを用意している様子」に聞こえるのですが、2番、Cメロで明かされる様々な秘密を踏まえてラスサビで改めてこの歌詞を聴くと「一方的に思っている男子を待ち伏せしてたのに向こうが振り向いてくれないので強制的に鎖で相手の身体を巻き、リボンで縛り付け目隠しをして「秘密の味」がする何かを口に入れそのまま夢の中へ…」といった情景に聞こえてくるんですよね。同じ歌詞でも全く聴こえ方が違う、この曲を象徴する歌詞だと思います。ちなみにシクラメンは色によって花言葉が異なるのですが、赤いシクラメンの花言葉は「愛情、嫉妬」です。


もう1つ歌詞で好きなポイントが、「忍んで待ち合わせ 焦がれて恋の花」という歌詞。忍んでる訳なのでいわば「待ち伏せ」なのですが、彼しか見えてない一方的な感情を持つこちらからすれば立派な「待ち合わせ」。自分本意な世界が表現されていてすごく好きです。
「安心して 逃げたりしないわ」と言う部分もいいですよね。突然現れたこちらに好意を寄せる自分の世界に存在しなかった者に怯える彼に対して、あくまでこちらは両思いという思い込んでいる為向こうもきっと私を逃したくはないという思い込みから来る「安心して」という言葉。この曲の主人公の傲慢さと狂気を一節で表した秀逸な歌詞だと思います。普通に聴いてる分には一瞬なんとも思わないような言い回しなのですが、よく聞くとものすごい狂気に包まれた歌詞であり、一瞬聴き流しそうになってしまうのは1番、2番を経てこの曲の主人公の世界に既に聴き手側も毒されてしまっているからこそなのかな〜とも思います。臨場感溢れる言い回しが散りばめられているのもこの曲の世界観を作り上げる素晴らしい要素ですよね。


また振り付けの中でグッと来たのが、曲終わりの小指を噛む振り付け。1番サビ前にも同じような振り付けがあるのですがこの小指を噛む振り付け、小指といえば、恋人を表すジェスチャーとして使ったり、約束を交わすときに使ったりとなにかと重めな意味が込められている指。シンプルに恋人を表した指を噛んでいると考えてもいいのですが個人的にはこの小指を噛む振付のモチーフはこの指切りげんまんの起源にもなった

かつて遊女が男に対し相愛誓約の証として、自らの小指または髪を切り渡したり、腕などに男の名を入れ墨することがあり、これを「指切髪切り入れ黒子」と称した[1]。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%86%E3%81%B3%E3%81%8D%E3%82%8A

といういわれから来てるものなんじゃないかな〜という説を推してます。遊女という言葉は意味合いがちょっと良くないかなぁとも思いますが、一方的に思いを寄せてる相手に忠義を示す小指と同義のチョコを渡す世界観だとしたら最高だな?!?!?!と思います。そうであってくれ。


今までに見せた事のない側面で2022年の幕開けを飾った≠ME。推しメン的には今年の目標を「歌うことを楽しむ」と口にしているのでそういったポイントも堪能出来る楽曲が出てきたりしないかな〜と楽しみにしております。もちろん既存の楽曲がどんどんパワーアップしてく様子を見るのもとても楽しみなんですけどね。2022年も≠MEに塗れた年にしたいなぁと改めて実感する1曲でした。

~余談~
曲のジャンルの流れが姉さんと似たような感じで来てるので4thは姉さんでいう御中的な超ガーリーなポップスがいよいよのいみちゃんにも来るのかなぁと既にワクワクが止まりませんわね。


3rdシングルの素敵な推しメン。
アー写も良


3周年ライブも控えてますのでもしもまだ≠MEに触れた事がない方がこの記事を読んでいましたらぜひ。やっぱり生の≠MEは特別ですので…。


ボブ尾木さん刺さる…
黒衣装のタイツえっちで良




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