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倉本家からの依頼で倉本千奈という輝きについてnoteを書きます


先生ェ…!!


「学園アイドルマスター」というコンテンツに触れたきっかけは今では記憶に薄い程、流動的なものだったと思う。最初はギャル好きの血が騒いで藤田ことねを選んだし、インストールして一通り触って「システム分っかんねぇ‼️」ってなってそこから何ヶ月か全く触れてなかったし、ただそこから再びアプリを開くきっかけもうろ覚えだった。これを書いてる時点でのログイン日数は75日が過ぎた程度だから大体10月半ばくらいの出来事だと思う。段々とゲームシステムも理解して楽しくなってきて、最初に選んだ藤田ことねの親愛度10を達成してこのまま藤田ことねと共にアイドル街道を成り上がっていくんだろうな、と思ってた。この時点では。

突然目の前に現れた自分の事を「先生」と呼ぶ少女。
ビジュアルだけでもだいぶビビッときた。
それぐらい倉本千奈の放つ純粋無垢な輝きは改めて自分がロリコンだった事を思い出させるくらい眩いものであった。

なぜ2人目のプロデュースが倉本千奈になったかというと、偶然、2枚目に手に入れたSSRが「日々、発見的ステップ!」の倉本千奈だったから、ぐらいのきっかけだったはずである。
ただ、「推し」と呼ばれる様な存在に出会う瞬間というものは予期せぬタイミングで訪れるし、推しは「探すもの」ではなく「出会うもの」だと思っている自分にとって、この感覚は今までも何度か味わった事のある、本能に訴えかけてくる出会いである事はすぐに実感した。


声優さんのサインを得る程に没頭するまでのスピード感。

※このnoteは倉本千奈に関するゲーム上での親愛度10までのストーリーのネタバレが含まれています。



・「一番星」に惹かれて生まれた夢

国内有数の財閥「倉本家」の娘である倉本千奈。そんな彼女は、作品の舞台である初星学園の学園長の娘であり、トップアイドル「一番星(プリマステラ)」である十王星南を観た事をきっかけに「アイドル」を志す。そして倉本家の祖父から元々交流のあった学園長を介し、主人公であるプロデューサー(P)の元にプロデュースの依頼が舞い込んでくる所から倉本千奈との日々が始まる。

入学試験の成績は学年最下位であり、体力も運動神経も、ゼロに近い。そんな彼女はそれでも明るく、前向きでひたむきな姿勢は崩さなかった。その姿勢を観たPは、初めこそ義務で始まったプロデュースがプロデューサー自身の意思に変わり、使命となった。倉本千奈のプロデュースの本当の始まりはここである。

倉本千奈というキャラクターはいわゆるお嬢様キャラでありながら、成績は断トツで悪いポンコツな部分もあるというギャップの部分が強く打ち出されている。胸を張って成績最下位である事をアピールしたり、一人じゃ何もこなせない自信の無さを堂々と口に出したりする(愛おしい)。ただそれは彼女が世間知らずなお嬢様だからだけではなく、彼女の中に強くて明確な信じる気持ちが存在しているからだという事がプロデュースを進めていく内に分かってくる。彼女は自分の立場を客観的に見つめることが出来るのだ。太い家柄に産まれ、何不自由なく恵まれた環境で夢を見る事が出来ている自分が全力で挑まなければ、他のアイドルに失礼だと。その夢が彼女の中で本物であるからこそ。そういう所に惹かれていった。ただのわがままポンコツお嬢様キャラという属性にとどまらず、お嬢様であるが故の上品さや礼儀をわきまえている、絶妙なバランスのキャラクターなのだ。

・信じる人のその為にある「可能性」

彼女を取り巻く環境は恵まれているが故に、大切な娘が夢を見る姿勢に権力を行使しようとする。しかし、千奈はこの倉本家という大きなアドバンテージをアイドルを目指す上で使いたくない姿勢を崩そうとしない。ただ、これは倉本千奈という人間に元々備わっている大きな才能の1つでもあり、自分の意思で取り外せないものでもあるとプロデューサーは説明する。だからこそ千奈は必要な時にだけその力を使うようにとプロデューサーに命ずる。千奈は学力も体力も無いかもしれないが、そうやって自分を取り巻く環境を客観視でき、自分が置かれている環境も自覚した上で自分なりの誠意として、自分自身の実力だけでアイドルに勝負しようとする。

産まれた頃から欲しいものは手に入り、何不自由なく恵まれた環境で生きてきた彼女の中で初めて自発的に生まれた夢が「アイドル」というものだったのではないのだろうか。プロデュースを進めて行き、1つの目標を達成した後に千奈はこんな話をする。

「無知な私が、軽い気持ちで口にした夢が大事になってしまった。」
「とても恵まれていて、多くの望みを叶えられる立場にいて、そのぶん、大きな責任があるのだと。」

「夢を見るって、重いのですね。」

恵まれた環境で育ったからこそ、
しみじみと実感する「夢を見る事に伴う責任」。

お金や権力では得られなかった感情。誰でも出来る「夢を見る」という行為を介して、初めての感情をたくさん手にしていく。今まで何かを成し遂げた事が無かった彼女の中では「苦しさ」も「辛さ」も「悔しさ」も初めて得るものだった。しかしそれらは彼女にとっては挫折へと導くものではなく、結果的にその夢をさらに強靭にするスパイスとなってくれた。倉本千奈のプロデュースは、彼女と共に様々な感情を手にしていく道のりなのだ。千奈はプロデュースの中でPにたくさんの事を教えてもらったと言うが、貰っているものが多いのはむしろこちら側だと思う。彼女はまるで童話に出てくるかのような、今まで外の世界に出た事が無いお姫様の様に繊細である。だからこそ、普通の人が通り過ぎてしまう様な景色さえも彼女のフィルターには鮮やかに映る。彼女にとってアイドルとは「歌って踊る煌びやかなお仕事」だと思っていた。だから安易に夢を見た。しかし実際に飛び込んでみたら、泥臭く自分には着いていけない程に過酷な道のりだった。ただそれを経験した上で彼女の中で「アイドル」への憧れはより増していく。軽い気持ちで口にした夢が「本物」になっていくのだ

「楽しい事は一瞬で、だけどその一瞬が、あまりにも素敵で。とても辞められそうにありませんわ。」と千奈は語る。
「今まで、こんなふうに、何かを成し遂げたことって無かった。」
「辛くて、苦しくて……とっても楽しいに決まってる。」

そしてこの妖艶な笑みと共に
「先生のせい」である。

プロデュースを初めた頃の倉本千奈とプロデューサーの関係性は「先生!」と呼ばれる通り、先生と教え子の様な所がある。それが段々とどこかお嬢様と執事の様な雰囲気になっていき、さらにプロデュースを進めていく内にどこか「共犯者」の様な雰囲気を醸し出すようになってくるのだ。これは倉本千奈にとってプロデューサーが今までになかった関係性の存在だからだろう。自分を導いてくれる目上の存在でありながら、自分に仕える執事の様なものでもある。これはプロデュースの過程で倉本爺からPに課せられた急速なプロデュース依頼をクビ前提で無視してでも倉本千奈の成長を優先し、それに気付いていた千奈自身も自分のパフォーマンスでPのその判断が正しかった証明を見せつけるという、お互いが倉本家に対する一種の反逆の様なものを共謀したからだろう。

2人だけの、共犯者としての契りである。

そうやって「アイドル」への一歩を共に踏み出した2人はさらに上を目指していく。着実に、一歩ずつ。
先日追加されたばかりの新モード「NIA編」では親愛度20までが解放された。まだまだ解放されていないプロデューサーもいるであろう為(筆者自身もまだ全員分の解放が間に合っていない)、内容の詳細は伏せるが、今までよりも険しい道のり、初めての対等な「ライバル」という存在、そんなたくさんの出来事を経て、「自分自身に自信が無く1人では何も出来ない!と堂々と言えるキャラクター性」にアイドルとしての1つの答えを見つけて紐付いていく過程はグッとくるので本当に見てほしい。

初めて家柄で相手をねじ伏せる千奈も見れるぞ!
(本人は事の重大さに無自覚)


・「Wonder Scale」を咀嚼する

学園アイドルマスターではそれぞれのキャラクターにソロ曲が存在している。ゲーム上で個々に夢を目指すゲームである為、基本的にそれぞれのキャラクター一人一人に彼女達の心情を表したソロ曲が紐付いているのが学マス楽曲の特徴でもある。ソロ曲で綴られる詞もストーリーの一部なのである。そんな中でも初期SSRと呼ばれるカードに紐づいているソロ曲は重要な立ち位置に置かれている。

倉本千奈のソロ曲は「Wonder Scale」という曲だ。

作詞は「おジャ魔女カーニバル」の大森祥子氏、作編曲は兼松 衆氏という強すぎるメンツ。

彼女は純粋無垢であるが故に、様々な光景が他の人以上に鮮やかに映るという事は先述した通りだが、この曲はまるでそのフィルターに映った情景をそのまま描いたかのように壮大で美しい。それでいて彼女の中にある強さも感じる。本当に「倉本千奈」という存在を体現したような楽曲である。

「ここにいるよ私」 生まれた日の産声に負けない

https://www.uta-net.com/song/355030/

特にこの一節の破壊力は凄まじい。
「生まれた日」というのはそのままこの世に生を受けた日の産声でもあると思う。ただストーリー上での立ち位置を考えると、「初めてアイドルという夢を得た瞬間」、アイドル・倉本千奈がこの世に生まれた日という意味合いの方が強いのではないのだろうか。あの日夢を得た自分の衝動、確かにそれはきっと彼女の人生史上で一番眩かった。しかし、それを上回るくらいの輝きを出し続けていかなきゃいけないのが「アイドル」という職業だから。この歌を歌う度に一番輝く自分を更新し続けないといけないから。その輝く自分の存在証明がこの一節だと思う。

ゲーム上のライブ映像では、バトンを振りながらパフォーマンスする姿が観られる。これは他のキャラより遅れて十王星南がゲーム内で実装されてから分かった事なのだが、その姿は十王星南の1枚目のSSR曲「小さな野望」で剣を振りかざしながらパフォーマンスする姿ととても似ている。きっと十王星南という、憧れであり、追いつかなければならない存在への憧れと尊敬が詰まった彼女なりのパフォーマンスなんだと思う。それくらい彼女にとって十王星南という存在は鮮烈なものに映ったのだろう。

そこら辺のオリジンが描かれそうなフェス限、
早く実装してください


・まとめ

ここからはほとんど自分語りです。
2024年の自分を振り返った時に学園アイドルマスターというコンテンツ、特に倉本千奈という存在がデカすぎたので一旦感情をアウトプットしたいなと思ってこのnoteを書きました。久しぶりのnote。本当は2024年の振り返りの一貫として書こうと思ってたんですけどね〜、年が明けてました。あけましておめでとうございます。2024年は本当にこの倉本千奈の健気さに支えられたなと思います。出会ってなかったら今頃どうなってたか分からないくらいに。本当に推しってもんは必然的に出会うものだなぁと思いました。だからこれからも感謝も含めて「一番星」になった彼女を見届ける為に一歩ずつ歩んでいきたいですね〜。
すっかりオタク軸が倉本千奈になったオ田クでした。

まだ学マスに触れてないオタクはとりあえずアプリをインストールして誰か1人のプロデュースを親愛度10まで終わらせてくれ!そのまま他のアイドルにも触れたら確実に全員の事を好きになっています。だいぶキャラが濃いはずの倉本千奈がツッコミ役に回ってしまう程、色んな角度におもしれー女が多すぎるので

1stライブ外れてもいいからオケコンは入れさせてくれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ライブでの倉本千奈役伊藤舞音さん、一挙手一投足の美しさが本当に倉本千奈だったし、振りや歌声が丁寧さ以上に全力で伝える方に重きを置いている感じ、でもその中からも上品さが滲み出てくるパフォーマンスが本当に倉本千奈でした。すごい。

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