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オ田クの駄文と近況 2023-03

堅揚げポテトを食べてるとイヤホンのノイズキャンセリング以上に周りの音が聞こえなくなるので便利です。田です。


最近摂取した良コンテンツを吐き出すだけの時間です。


・fishbowl 1stワンマンツアー ブリストルシュブンキン 静岡公演

ずーーーーっと現場に行ってみたかった静岡のご当地アイドルfishbowlのライブにフォロワーと参加させて頂きました△。以前から曲が好きで1度ライブのチケットを取ったのですがその日が払い戻し対応されるぐらい雨がすごい日で行けなかったので念願の!!という感じでした。このグループは「私の一番かわいいところ」などを制作したヤマモトショウ氏がプロデュースしており、基本は静岡を拠点に活動しているご当地アイドルです。ただご当地アイドルといってもそのご当地要素の入れ方が秀逸で、まだ何者でもない彼女達を日本で一番深い海を擁する事に引っかけたデビュー曲「深海」や地元の春祭りにインスパイアされた「夜桜」、そして「当たり前だった存在が卒業を気に遠く離れた地へ行くと知った時に気持ちに気付く」という地方ならではの恋愛模様を描いた「茶切 cute side」などあからさまではなく、かといって全く地元と関係なくはないという絶妙な曲をたくさん輩出しています。その上でとにかく曲が強く、ジワジワと楽曲派と呼ばれるアイドルファンから注目が集まり始めてる存在でもあります。特に曲の強さとご当地要素のバランスに唸ったのが「猛獣」という曲で、「誰にも飼い慣らされない猛獣の様に生きていく」という内容の曲の中に、静岡にある某有名動物園の有名なCM曲のフレーズを自然に入れこませていてご当地アイドルの曲としてこれ以上ない完成度なんじゃないかなと思いました。

やっと行けた念願のライブ。グループにとって初めてとなるツアーの地元での千秋楽という初めてにしてはドラマチックすぎる現場だったのですが、地元での千秋楽という事もあって本人達の気合いがとにかく伝わってくるすごくいいライブでした。発車メロディ調の曲からライブが始まる演出、ツアーのスポンサーにJRが入ってるからこその演出だと思うのですが、今回の千秋楽の会場となったROXYは静岡駅の高架下にある為、ツアーの終着点であるROXYに鳴り響く駅メロ調「熱波」が鳴り響きいつかは実際に静岡駅の駅メロに採用されるくらい静岡が誇るアイドルまで成長できるといいね〜なんて思わせられるのはめちゃくちゃストーリーが出来すぎてるなぁ、なんて思いました。すごく好きポイントです。個人的には木村日音さんのパフォーマンスがすごく良くて、理性と衝動のちょうど狭間のいい所でパフォーマンスをしていてとにかくステージの上でいい表情をするんですよ。いい意味でリラックスしてるというかステージが実家なんじゃないかと思うくらい自然に楽しそうにパフォーマンスしていて、その中でも衝動に身を任せる瞬間なんかも見えたりして自然と目が離せなくなる存在でした。なんかステージとフロアの境界線が無いくらい、フロアに寄り添ったパフォーマンスをするなぁって感じるんですよね。ステージで躍動してるんだけどオタクの事と同じ目線で楽しんでくれてるというか、置いてかれていないなぁと特に感じました。コロナ禍で生まれたグループなだけあって声出しもまだ創成期という感じでまだまだ伸び代がある面白いグループだと思います。コロナ禍でもアイドルシーンは様変わりし続けて来たので声出しが各所で解禁され始めた今はアイドルシーンの中でも特に面白い時期なのかもしれないですね。とにかく「熱波」のフロアの熱量は楽しすぎるしグループの武器すぎる…………!

今回のツアーの「半分」という曲の映像も上がってるのでぜひ!!クラップと振りコピと声出し、どれをとっても魅力のある1曲です。



・インド映画「RRR」

「あ〜インド映画ね、踊るんでしょ?」という概念を真正面からブン殴られる、数多の死亡フラグを髭と筋肉と友情でへし折り続ける3時間。劇中歌がアカデミー賞歌曲賞を受賞した事でも話題なので「ナートゥ」の事はご存知になってる人も多いかもしれないですが、最早このナートゥのシーンはハイライトに過ぎず、それ以上に見どころが多すぎる映画です。3時間の上映時間は「面白すぎてあっという間!」という訳でも無く本当に長く感じるのですが、3時間ずーーーーーっと「これ思い付いた時絶対楽しかっただろ……」とおもわず思う最高な画が続き、とにかく面白いので逆に長く感じるのが贅沢というか。過去に英国の支配下にあった時代をベースに描いてるのでなかなかヘイトの溜まる展開が続くのですが、最終決戦では途中からその劇中で溜めたヘイトが着いていかなくなるぐらいスカッとするという前代未聞の経験をしました。「数千人の群衆を相手に1人で無双し退却させる」と「虎を武器も防具も無しで捕らえる」事で限られた尺の中で「この人物はめっちゃ強いよ」という事を端的に説明してくれる冒頭からもう最高です。「ビームはどの警官にも止められません。そのビームを止められる警官はラーマしかいないです。ではその2人が手を組んで警官を相手にしたらどうなるでしょう?」という問いの答えである最終決戦。敵のあらゆる攻撃や作戦、台詞が全てビームとラーマを最高に輝かせる為のフリとしてしか機能しなくなる様はもうかっこよすぎて逆に笑えてきます。その中でも特にラーマの肩に銃弾が命中し、その瞬間を見たビームが怒り狂って銃を撃った敵をボコボコにするのですが当のラーマは「なんか当たったなぁ」くらいのかすり傷リアクションなのがたまらなく好きです。確実に今までにない最高の映画体験、絶対に映画館で観るべき映画なのでぜひ!!!!!!しおみる好きは確実にハマります。ビームとラーマは実質しおみるです。



・Aマッソ「滑稽」

Aマッソとテレビ東京の大森時生氏が仕掛ける全く新しいお笑いライブ。ギリギリ配信で視聴出来ました。大森時生氏という方が今一番勢いのあるテレビマンだと個人的に思っていて、昨年「Aマッソの頑張れ奥様ッソ!」という番組を手がけSNSをザワつかせ、その後も言語学者と共に全く新しい言語を一から生み出しその言語のみで構成するクイズバラエティや、昔のバラエティ番組を振り返るという最近流行りのフォーマットとホラーモキュメンタリーをかけあわせた「このテープ持ってないですか?」など前衛的な番組を生み出し続けてる方です。「奥様ッソ」という番組は「悩みを持つ奥さんのいる家庭に赴き、その悩みを解決する主婦バラエティ」というテイで、実は1つの大きな秘密が隠されているモキュメンタリー番組で今回の「滑稽」はそういった流れを受けたお笑いライブになっています。Aマッソのネタの幕間に「笑いを何よりも重んじる新興宗教が制作したとある映画」の映像が挟まり、その映像の内容が徐々にAマッソのネタにも侵食していく。そして明らかになるこのライブが行われた「目的」。お笑いライブの枠を越えた前衛的な公演でした。お笑いライブなのに笑う事への恐怖心、気持ち悪さを全面に押し出しており、「こんなライブやるコンビを姉に持つノイミーなんなんだ?!」とも思ってしまうくらい最悪で最高でした。本当に4周年前に見れば良かったな〜と思うくらい思考が支配されています。


・近畿地方のある場所について

これも最悪です。最高で最悪です。
元々フジテレビの「放送禁止」といったモキュメンタリーがすごく好きだったので最近の「このテープ持ってないですか?」や「フェイクドキュメンタリーQ」、そしてこの作品などのホラーモキュメンタリーが多く制作されている風潮が楽しすぎます。最近は明らかに創作と分かる様なたくさんの洒落怖や怪談話が出回ってきた事でそれがカウンターとなり「創作なはずだけどもしかしたら本当の呪いをそのまま振りまいてるかもしれない」という新しいリアリティーを持った作品が多く生まれているのですが、その中でもこの「近畿地方〜」はクオリティが段違いでした。最悪です。

・シン・仮面ライダー

なんか地元の映画館に浜辺美波氏が来館するという事でそれに合わせて行ってきたのですが、浜辺美波氏を見に来た人で満席になった映画館はカードショップと同じ匂いがしました。内容はとにかく好きでした。池松壮亮氏の凄みを感じました。一文字がいいキャラすぎる。S.H.Figuartsがどこにも売ってなくて鬱になります。

・DyDo はちみつレモン

今の田の血液を形成している飲み物です。

・ちいかわ

日本で一番遅くちいかわにハマってます。

・余談

≠ME4周年ライブの余韻が残り続けているのですが、やっぱりどうしても推しメンに目がいってしまうのでそれぞれのメンバーのオタク最低1人ずつnoteとか文章を書いて欲しいな〜と強く思いました。色んな視点から見た感想を聞きたいですもんねやっぱり。


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