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vol.4 仲良くしないクラス作り

【たばたんの独り言 vol.4】
おはようございます。
ようやく金曜日ですね。
平日も終わり!と晴れや気分になりきれない、テスト直前の土日の始まりでもありますが。

テスト前、一夜漬けで寝不足にならないようにしてくださいね。
寝不足は記憶力やパフォーマンスの低下につながることが、脳科学的に証明されています。

さて、昨日席替えをしましたが、いかがでしょうか?
自分の席が良かったとか不本意だとかあると思います。
けれど、担任としては、席替えしたことでクラスメイトと関わるきっかけが皆さんの中で増えて欲しいなと思います。
ぜひ、すでに仲良くなっている友だち以外のクラスメイトに話しかけてみてください。

面談をしていて、友だちがあまりできていないと悩んでいる人が数名いました。
みんながみんな、自分から話しかけるのが得意だったり、ノリ良く話せるわけではありません。
そう言ったことが得意な人は、周りを見て声をかけてもらえると助かります。
(1人が心地いい人もいるかもしれないので、その辺りの塩梅は難しいときもありますが)

こんなことを言ってますが、クラス開きの時に「仲良くしなくてもいい」と言ったことを覚えている人も多いと思います。
普通に聞くと教師らしからぬ発言ですからね。

しかし、たまたま同じ高校に入学し、勝手に大人が決めた40人ですので、気の合う人、合わない人がいて当然です。
それぞれの人にあった距離感を見極めるのも大事な勉強です。

このように思うのは、自分自身が高校時代、オタクでマイノリティだったことから、別にみんな仲良くする必要を感じなかったことや、
この仕事をし始めてからも40人もの人間が仲がいいというのはありえないと感じているからです。

そして、不思議とそれぐらいゆるい方がクラスの雰囲気がいいように感じるのです。

そのことを科学的に証明してくれた本が、中野信子『ヒトは「いじめ」をやめられない』です。
リンク先に概要が載っているので、軽く内容を知りたい人はぜひ読んでください。

簡単に説明すると、
生物としてのヒト(だからカタカナです)は、生物としてはとても弱いので集団を形成することで繁栄をしてきた。
故に、集団の団結を脅かす、異質なものを排除しようとする機能が集団には備わっていて、おまけにいじめることで快感物質が出るようにすらなっている。
なので、いじめを回避するには、人間関係を固定しないようにする必要があるとのこと。

人間関係を固定せずに、いろんな人との出会いを楽しんでください。

これにプラスして、僕としてはゆるさが大事だと思っています。
ゆるさについては、別の本を紹介したいので、またの機会に。

それでは、今日もみんなの1日が素敵でありますように。
ではまた。

たばたん

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