シアトルの夏フェス・エアショウで、東京湾花火を思い出した1日 Taba-Tour Day10(8/6) #tabatour
朝5時に目が覚める。
車のドアを開けると、ちょうど夜明けの直前。
ワシントン湖に登る、シアトルの朝日。
朝日を浴びる我が自宅(RV)。
ここ、全然文句言われないし、湖向かって最前列だし、下手したら住めるんじゃねw?
まだ時間があるし、エアショーのような大規模イベントは、駐車場に入れるのに激混みになりそうなので、夜明け直後のうちに開門前に、現地に行ってしまおう!と思いつき、子供たちは寝たまま、湖ぞいの道を車を走らすが・・・。
すでに交通規制がかかっていた!
駐車禁止を切られない安全な母港として、さっきの場所にまで戻る。
やることないので、湖ぞいを朝の散歩。
すぐ近くの公園の駐車場にも、おそらく車中泊してるVANLIFER。
子供たちが起きてきたので、朝食
今日の朝ごはんは、小2次男は昨晩のレストランでBOXをもらって持ち帰ったピザ。中1長男は、焼きそばUFOに納豆入れて食べる。
いちいち洗濯するのも大変なので、洗面台で水洗いし、軽く絞ってみた。
そろそろ、キャンピングカー(アメリカでは「RV」という。キャンピングカーは和製英語。)での生活も1週間に。生活感が出てきた。
50ドルの駐車チケットを買っちゃったけど、ずっと湖ぞいの道を歩くだけだし、会場まで4-5kmあるけど、シアトルは暑くもないから、歩いていこうぜ!と息子2人を誘い、さあエアショーに向けて朝8時に出発!
湖ぞいの気持ち良いの道。現地の人の定番のジョギングコースのようで、たくさんの人がジョギングしている。
緑が多く、木陰になってる部分もあるので、気持ち良い!
こういう、中金持ちの豪邸が続く。どこのお宅も、軒先の庭の手入れがすごく行き届いている。
地元の公立小学校かなんかなのかな?
「セント・ジョセフ」って学校はそんなに、名門校なのでしょうか?
軒先の庭に、わざわざこんな看板立てんでも!と思うけどw
それだけ、コミュニティ意識が強い住宅街なんでしょうね
ズンズン歩いて行くと、またも、湖ぞいの道が警察に封鎖されている!!!
歩行者は関係ないよね・・・と思って行こうとすると、止められる。
FBIモノのドラマでよく見る「黄色い封鎖線」が張られていた。
警察官に、We have a tickets for the show!と言ってみても、
「残念ながら、ここを通すことはできないんです。すまんねえ。」的な感じで、物腰は柔らかいが、断固とした意志を感じさせる、通せんぼ。
仕方がないので、山側の公園の中のトレイル・ハイキング的な道をいく。
山を抜けたお店では、これからエアショウ見物に行く客に
「GRAB&GO」で、サンドイッチとか冷たい飲み物を売ろうとしている。
街全体がソワソワした、この雰囲気は・・・。
そうだ!東京湾花火や隅田川花火だ!
地元警察から、商店街まで街全体をあげての「夏の風物詩」的なイベントなのだね、シアトルエアショーって。
会場付近でも湖側からショートカットして入ろうとするが、やはり「タダ見」防止のためなのか、公園の管理人から、湖の沿岸警備隊まで総動員して、湖岸を封鎖している・・・。
俺ら、1人60ドルで買ったチケット持っとんねんぞ!はよ入れろやコラ!と思いながら、かなり回り道をして、9時半ごろにようやく会場に到着。
ここがエアショーの会場のジェネシーパーク。
軽い荷物検査があるが、カバンの中をチラっと見せるレベルのエントランスがあり、チケットのQRコードを見せて、やっっと中へ!
エントランスを出てすぐのところに、出た!!アメリカ陸軍!の装甲車。
お前ら、陸軍だろ?と思うけど、こういうUSのイベントには、必ずいますね。新兵募集のための存在感の刷り込み! 大事ですなあ。
お尻の側に回るとこんな感じ。
親子3人で興味深そうにみてると「中に乗って見てみるかい?」と声をかけてくれたので、中に乗せてもらうことに・・・
この車は、装甲車なんだけど、隊長が乗るための車なので、普通の装甲車より、通信設備が充実しているらしい。
装甲車のてっぺんに顔を出す。隊長気分w
さて、陸軍といえば、次はアメリカ海軍!
でっかいトレーラーにVR体験で海軍アトラクションがある。無料かと聞いたら、「もちろん無料だよ」というので、やってみようとすると。
無料だけど「14歳以上」で「メアドや電話番号」などの連絡先を教えることが条件とのことw ガチで採用のための母集団プール作りやないか!
長男はまだ13歳なので、パスしてさらに会場の奥へ。
さあ、やってきましたエアショウの中心部!
今回の旅、もう交通費だけで何十万円もかかっているので、細かいところで、ケチっても仕方がないだろうと「Grand Stand」という、1人60ドルで専用シートのある良い席を取った。この奥のテントがそれ。
よっしゃ入るぞ! テントの前のエントランスゲートでQRコードをかざすと、「あれ!?通らない???何度やっても通らない」
「This QR Code is INVALID」だわよ、と入口の黒人女性スタッフに言われ、「そんなはずはない!ちゃんとお金も払ったし!」的に問答。
ちょっと待ってね、今、システムのスタッフを呼ぶから、QRじゃなくて、チケットのIDナンバーを伝えるから、もういっぺん、よく見せて、とチケットのPDFをスタッフに見せていると・・・
「This ticket is for SUNDAY not SATURDAY!」と言われ、自分でチケットを見てみると・・・あれ、確かに日曜日だwww そして、今日は土曜日。
そらスキャンしたら弾かれるはずだわ・・・。
出鼻を挫かれながら、まあ、いいや。別に専用席なんかなくても、一般来場者と同じく公園の芝生に座ってみりゃいいよ、と湖畔の最前列で木陰の場所をGET!
午前中は、なんか高速ボートのレースとかあるが、別にそれほど面白くないので、会場を散策。
お!ビール売ってるじゃねーか!と 「ビールもらえる?」と買おうとしたら、写真の姉ちゃんが、私たちが売ってるの「REAL BEER」じゃないけど、それでもいい?と聞く。ん?意味がわからん。「ノンアルビールのこと?」って聞き返すと、横のパラソルで焼いてるソーセージで作ったホットドッグのことを「We call it beer!」だそうですw Really?って驚くと、苦笑いしつつ「この会場内では、アルコールは売ってないわよ」とのこと。
健全なフェスだなあw
まあ、焼けてるお肉が美味しいそうだから、ビールがホットドッグ?でもええわ!と購入。
これ、見た目は美味しそうだったけど、そこまで美味くなかったw
肉はいいけど、アメリカのホットドッグ、パンがダメだなぁ・・・。
こう言うキッチンカーが、いろんな場所に並んでいる。
3年前に、幕張の海浜公園で長男と見た「レッドブル・エアレース」とも囲気が似てる。
このグリルチーズサンドイッチも美味そうなので買ってみる
こっちは実際に美味かった。
芝生に座って湖を眺めながらランチ。
夏のシアトル、湖畔の木陰は涼しい風が吹いていて本当に気持ちが良い。
昼の12時ごろから、いよいよ本格的にエア・ショー開始!
口火を切るのは、アメリカ陸軍の特別なパラシュート部隊チーム「Golden Knights」。
パラシュート部隊版のブルーエンジェルズのようなデモンストレーションチーム。
上からスカイダイブしてきて、パラシュート開いて、さっきの公園の広場の中のWベッドほどターゲットに着地するそうな・・・。
動画はこちらに (動画は重くて、アップに時間がかかるので、後々、さらに追加するかも。)
F35、FA18、そしてブルーエンジェルズが30分おきくらいにレイクワシントンの上にやってくる。
1番のハイライトはこの部分かな。真上を飛ばれると鳥肌立つほどゾクゾクしますね。
さて、ハイライトのブルーエンジェルズも終わったので、LYFTを呼んで帰る。エアショー帰りの客に交通規制で大渋滞。歩いて1時間の道に、LYFTでも1時間かかった。LYFTは最初に提示された料金で固定されるので、なんだか、ドライバーには申し訳ない気分なので、チップを多めに送っておいた。
さて、17時半ごろに「我が家」に戻ってくると、周りはエアショウ後のふわふわした浮かれ気分の余熱が続いている。水着で湖に入って遊んだりしてる。
あー面白かったけど、疲れた・・・。
ふうと、RVの入口に腰掛けて、湖を渡る夕方の風を感じながら、ビール!ぷはあ美味ええ!
「とりあえずビール」からの〜、次は、ポートランド手前のガソリンスタンドの売店で買ったピノのボトルを開ける。オレゴン州のローカル銘柄。ビンテージは2013年。
でかいサイズのドリトスを食べながら、飲んでたら、いつの間にか1人で1本飲んでた。
デモ飛行の合間に、子供たちに、間違えて買っちゃったから、明日のチケットもあるけど「明日も見るか?」と聞くと「見る!」と言うので、今晩もシアトル泊が確定。
結果シアトルには3日いることになったけど、夏のシアトルは本当にオススメ!夏のイギリスと雰囲気が似ている。
何より、涼しい!気候が最高!
緯度が高く日が長いので、観光時間を長く取れる!
街並みは綺麗だけど、欧州的な面倒臭い感じもない!
日本人にはとても過ごしやすい街だと思います。みなさんも、ぜひ、どうぞ!
疲れたのだろう、子供たちもベッドでいつのまにか寝てたので、俺も寝ることに。明日もエアショーを見て、それから、シアトルを出て、再び南に向かいます! どこまで南下できるかな?
さて、そろそろ、旅も折り返しの時期。
でも、明日はどこで寝るのか?すら、わからない。
Tomorrow never knows! な父と息子2人の親子旅は、まだまだ続きます。