砂漠の真ん中で映画撮影からの、ラスベガスでカジノから電気泥棒 Tabatour Day 14 (8/10)
46歳オッサンが、中1長男、小2次男と、3週間アメリカ回るキャンピングカー旅tabatourの14日目。キャンピングカーを借りたVANLIFE旅になって10日、いよいよ旅も佳境になってきました。
LAからシアトルまで縦断した西海岸を離れて、サンフランシスコまで南下したあと、田端家の御一行、進路はアメリカ大陸の内陸のほうへ。。。
コールビルの岩山に囲まれたRVパークのチェーンKOAで目を覚ます
チェックアウトがてらフロント前の売店をチェック。
RVグッズ。普通のホースは清水の給水用です。
別のガソリンスタンドかなんかで水を補給したときにはめて、そのまま忘れた。
そして蛇腹になってる太いやつが汚水の排水パイプ。匂いが漏れたり外れたりしないようなちゃんとしたアダプタ(Flexible Adapter)が売ってた。
アメリカのRV文化は、まじで奥行きがあります。
カップラーメンも売ってたので買っておく。
さあ朝9時すぎに出発。今日の目的地はラスベガス! 600kmほどの道のり
395号線を南へ。のどかで雄大な景色が続く。
この山の向こうがヨセミテ国立公園?のはず
モーノ湖(Lake Mono)が見えてきました。
モノ湖は、良くも悪くも、河口湖や山中湖のように湖畔がほぼ観光地として開発されたタホ湖と違って、ほぼ手つかずの大自然のまま!
実に雄大!
この雄大さを伝えるべく、パノラマ撮影してみた。
伝わるかなあ、伝わんねえんだろうなー。。。
120号線へ。
この奥に見える白い線が「道」なんです。
道以外に見える人工物がないような景色・・・
砂漠の真ん中、120号線と6号線の交差点は、少しだけ街になってる。
交差点にあった、脇のカフェがかわいいガスステーション。
カードが上手く通らないので、このカフェの店内で払おうとすると、女性2人でやってる、なんだか小洒落たカフェ。
この後、いつガソリンスタンドがあるかわからないので給油しておく。
あんだけ一本道が続くと、「交差点」があるだけで凄いことなのですw
さて、ネバダ州へ!一本道はそのままで「砂漠」度が増していきます。
6号線という道。交通量もすくない。
これ、なんだか分かります?
郵便ポストですよ!郵便ポストwww
日本人的には、周りに家がないやんけ!という感じなのですが
このポストの脇の道をずーっと1km位入ったところに家があったりするw
郵便配達の手間的に、幹線道路沿いのこういうポストに入れていくんですよ
OPENRANGE=柵のない放し飼いの「牛に注意」とのことw
こういう道があまりに続き、交通量もすくない。
退屈なのか子どもたちは・・・ふたりともクルマのベッドで寝ているので・・
クルマから降りて、動画を撮ってみた
さらに容赦なく砂漠の一本道は続くw
中1長男が昼寝から起きてきた。。。
あまりにも暇なので。。。
中1長男と、昨日「イージーライダー」の予告編を車中でYouTubeで見せて「ロードムービー」とは?を語ってから、ずっとやろうって言っていたあの企画を発動させる。
ほんとうに、誰もいない砂漠のど真ん中で、長男を1人おろして映画撮影ごっこw 念の為、ペットボトルの水は持たせる。
本人もノリノリでやる!といったものの、40度近い異国の砂漠のど真ん中に息子を置き去りにして、走り去るのは、なんだか少し心配に。。。
息子が見えてきた!通り過ぎる!!500mくらい過ぎて、路肩にクルマを停め、LINEで連絡。
「Uターンして戻る?」と聞くと
「そっちまで歩いていくよ」と長男からLINEで返事が。
ということなので、こっちも待ちます。
誰もいない砂漠の荒野のど真ん中の一本道。
はるか向こうから、針で突いた点のように小さい息子が
徐々に大きく見えてくるのはなんだかエモい!
中1だから、まだまだ伸びるでしょうが、ここ最近、急に背が伸びてきて今、170cm弱?くらいになった彼。うちの妻は164cmなので、彼から見て、ママの背は越しました。そんな成長を、視覚的な遠近感で感じた砂漠。
この後、私が立つ場所を通り過ぎて、彼の道を歩んでいってほしい。
さてさて、17時半頃にラスベガス到着。
CIRCUS CIRCUSというラスベガスのメイン通りに面したホテルでは一番、古くてボロくて安め?のホテルの駐車場がRVパークになっているのでそに駐車。
入り口のセキュリティに誰もいない。脇のフロントには、ビジネスアワーは、17時までと書いてある。
このRVパーク、超広い割に、半分も埋まってない。
とりあえず、奥の空いてる方に勝手に駐車。
駐車しただけでは飽き足らず電気泥棒も。
電気をつないでたら、隣のスペースに別のファミリーのRV(キャンピングカー)がやってきた。ハーイ Hello!と挨拶。夫婦に小学校低学年の絵に描いたようなファミリーである。
向こうのお父さんから「何日くらい、いてるの?」と聞かれたから、
「いや、さっき着いたばっかりで、正直、まだここに泊まるか、決めてないんです。ここ幾らでした? どうやって払いました?」と聞くと
「2泊で108ドルだよ。いやー、ココのRVパーク側の(駐車場入口脇の)のフロント)がもう閉まってるから、ほぼハーフマイル歩いて、ホテルのフロントにまで行ってさっき払ってきたんだ!」とのこと。
ハーフマイルも歩くってマジかよwww
ますます払う気がなくなってきた。これ、絶対に勝手駐車でイケるだろ?
とりあえず、隣はちゃんとお金を払った善良なファミリーの横で、勝手駐車&電気泥棒を続けるのも気まずいので、別のところに行ったフリして、駐車し直す。念の為、実際に金払った人がきて、かち合うとめんどいので、電気泥棒はあきらめて、フックアップの設備のない空いてるところに駐車。
日本時間は火曜の午前。暑いので、クルマのエンジンはアイドリングしてエアコンいれたまま、車内でZOOM会議を一本。
ZOOM会議も終わったので、さあカジノいくぞ。
CIRCUS CIRCUSは昭和の熱海の旅館のような寂れた味わいw
いまどき、こんな絨毯ある??? いや、地方のホテルにあるけどw
カジノは当然のことながら、21歳未満はやっちゃダメ!
サーカスサーカスは、中は建て増ししまくった温泉旅館のように超広いのだが、どこも一定のショボさ、ボロさ、寂れた味わい。。。でも、決して、むしろ、これレトロでしょ?と思って、一周回ってワザとやってるわけでもないというガチ感もある。
このままでは、息子たちに、ラスベガス=しょぼい、というイメージになってしまうだろ!いや、それは、ここがショボいだけなんだ!とホテルを出て別のホテルを見せようとするも・・・
ラスベガスは歩いて回る作りになってないしなあ、と。ホテルの中のフードコートも微妙そうなので、結局、隣のマックで晩飯。
実にラスベガスにふさわしい豪華ディナーである。
夜マックを食べてクルマに戻る。
クルマで、ラスベガスを見て回ることに。
ニッポンの少年よ、これが本当のラスベガスだ!
ラスベガスはセブンイレブンやガソリンスタンドの看板もネオンに!
このまま走って、iOverLanderで見つけたラスベガス郊外の車中泊スポットで泊まろうとするも・・・、そこはフックアップからの給電がないので、エアコンがつかない。
子どもたちが「暑くて寝れない」と文句を言い出す。ラスベガスは夜22時でも、まだ生ぬるい熱風が吹いている。いくら窓を開けても、暑い。
メインドアを網戸にしたまま寝るのも防犯上、さすがに問題があるしなあ。。。うーむ。。。と悩み、結局、10分走って、さっきのサーカスサーカスのRV駐車場に戻り、そこで空いてるブースに停めて、電気泥棒w
めでたくクルマの後ろのリビングのエアコン稼働。
まあ、最悪、いきなりレッカーとかないだろ。スタッフが見回ってきて、起こされたら、その時点で金払えばいいわ!と腹を決める。
エアコンがついたので、子どもたちは寝た。
私は様子を見るためにも、車内で旅日記を書きつつ様子を見る。
もはや、RVパーキングの54ドルをケチるというよりは、スリルを買ってる気分であるw
12時過ぎても1路を過ぎても、誰も見回りに来たりしない。
さすがに大丈夫だろ!と思い、私も寝た!
砂漠の真ん中で映画撮影からの、ラスベガスのカジノの電気配線をハックして泥棒!いやー、オーシャンズ11な1日だった!
おやすみなさい。 明日はいよいよグランドサークルへ!
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