歌と、子守唄

朝6時。ふと目が覚めることが多くなった。数年前までの超夜型生活を顧みては未だに自分が信じられずにいる。カーテン越しに空の色をぼんやりと確認しては、また眠りにつくのだけど。

寝返りを打つと、首に絡まったイヤホンコードが昨夜の終わり方を想起させる。昨日もまた、いつもの子守唄に寝かしつけられたようで。終幕のそのひとことまで聞き遂げられる日は来るのだろうか。

羊を一緒に数えましょう
眠りがあなたを包むまで
やさしく耳に語りましょう
不安がとろんと溶けるまで

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