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「自分で大会開いちゃわない?」      TCGの非公認イベントを10回以上開催してきた僕だから言えるワケ

どうも。タバオと申します。
カードゲームが好きで非公認大会など開催しております。
最近ではユニオンアリーナというTCGにドハマりしていて、イベントなどの開催をしております。
そんな僕だからこそ言える、イベントや非公認大会の開催について語っていきます。
お時間がない方はまとめだけでも見て頂ければ幸いです。

実は非公認開催は簡単!

まず初めに言っておきたいのが、そんなに非公認を開催することは難しくないっということです。
簡単に言えば、以下5点にまとめられます。

  • 大会概要を決める

  • 会場をおさえる

  • 事前準備

  • 告知

  • 当日運営

非公認開催において、仕事量の割合として開催までの段取りが一番を占めています。80%くらいですかね。要点を押さえれば、割と簡単に非公認イベントを開催できます。
本記事では、上記項目を抑えながら、主に非公認大会開催について説明していきます。



大会概要を決めよう!

非公認大会を開催したいと思ったら、まずは概要を決めましょう。
個人戦なのか、チーム戦なのか。
特殊ルールを用いるのか、ベーシックルールなのか。
難しいかもしれませんが、およその人数規模を初めに構想するとやりやすいです。

開催日について

非公認大会を開催するにあたり、開催日は重要です。
開催日によって、どれくらいの人が来るか集客が予想できます。
大型大会が近い 新弾発売後 に開催すると集客が見込めます。
・大型大会前であれば、実力を試したい練習の場として
・新弾発売後であれば、新デッキお披露目の場として
いずれかであれば開催しやすいと思います。

会場をおさえよう!

非公認大会開催において 一番の肝です。
正直、会場さえ押さえてしまえば、後はどうとでもなります。
会場の定員数によって大会規模が決まると言っても過言ではありません。
非公認開催で一番難しいところでもあります。
探せば全然ありますが、目的に合った会場を探すのには、ちょっと時間がかかるかもしれません。

会場種類

どんなところが借りられるのか?
主に以下3つだと思います。

  • カードショップ

  • 公共施設

  • レンタルスペース

カードショップ

まず非公認大会と言えば、カードショップのデュエルスペースを借りて開催するのが思い浮かぶかと思います。


引用元:カードファイト!! ヴァンガード 公式HP https://cf-vanguard.com/tcg/

メリット
・多くの人に認知されている
・景品を店舗で用意しやすい
・会場として信頼できる

大きな利点は景品を店舗で確保できることです。非公認大会の準備で大変なのが景品の用意です。店舗で用意してもらえると、こちらの負担が軽減されます。

ただし、都市部の店舗などは基本借りれないことが多いので注意です。
非公認大会などを開催したことがない方はハードルが高いと感じてしまうかもしれません。
XでDM、店舗に電話や直接聞いてみるなど、気軽に連絡してみてください。
意外と気さくに返事を頂けることが多いです。

公共施設

公民館、市民館、区民館などで施設の一角を借りれます。


メリット
・とにかく安い
・会場の規模を選べる

公民館のいいところは何と言っても安い。これが最大の利点です。
会場費が抑えられれば、その分景品代に回せる or 参加費を安くできる。

デメリットとしては、そもそも予約できないところがある。
団体登録が必須な場合があります。その地域の住人だと証明を求められます。しかも、地域によっては複数人…
僕であれば、自分たちが住んでいると証明できる証明票を4名以上求められます。ぼっちなんで無理です😭

しかし、団体登録を行わなくても予約できる地域もあります。調べてみると案外あります。
また、公民館は安い故に人気があり、予約が埋まってる場合が多いです。
早期に計画し予約するのをオススメします。

レンタルスペース

主に貸し会議室。慣れていない方にもオススメです。
必須条件はトイレがあるとこ。


実際の検索画面。駅や定員数など条件を絞れます。

メリット
・ネットに無数にあるため探しやすい
・アクセスがいいところが多い
・対面でのやり取りがないため借りやすい
・目的に合った会場を探せる

ネットで検索すれば直ぐに見つかります。無数にあるため、会場規模やアクセスの良さなど目的に合った場所を探せます。
個人的なメッセージのやり取りもないので借りやすいのも利点です。
会場数が膨大にあるので、突発的に探しても大体空いてます。

デメリットは何と言っても、会場費がちょっと高い。
カードショップや公民館に比べると高いところがほとんどです。
安いところを探すのに一苦労します…
大体、駅近でアクセスが良いところが多いのでリターンはあります。



事前準備をしよう!

大会概要、会場をおさえたなら、あとは準備です!
主に準備するのは4項目。優先順位はありません。

  • 大会ページの作成(主にトナメル)

  • 景品

  • 卓番号、ネームプレートなど

  • マイク、黒マーカー、ホワイトボードイレーザー、卓番号

  • 集金BOX

大会ページの作成

大会ページの作成から始めると大枠が固まるので、ここから始めるのもオススメです。
大会ページは主にトナメルで作成するのがベターで。
使いやすくXと連携しやすいため、大会エントリーが楽です。

実際のトナメルページ

大会概要、ルール、景品、場所、タイムスケジュール、注意事項など記載しましょう。
手っ取り早く他の非公認大会の大会ページを参考にするのが一番です。

以下、個人的に記載しておくといいこと
タイムスケジュールは時間に余裕を持たせて作成。
免罪符を打っておく(キャンセル待ちに関してなど注意事項に記載)
エントリーする際の入力欄をアカウントを特定できるように設ける
(迷惑行為やドタキャンなどを防ぐため)


景品を用意しよう!

非公認大会というからには、景品を用意したいところです。
交流会との違いは景品があるかないかだと私は思います。
大会を参加し、勝ち進んだ証として目に見える景品は嬉しいものだと思います。

さて、ここで僕が言っておきたいのが
総支出で赤字はさけよう!ってことです。
支出によりマイナスだと、次回の開催にも影響が出ますし
何より自分だけ損出をこうむってしまいます。
わざわざ、休日に大会を企画し、当日まで運営をして身を切っております。
ボランティア活動ではありませんので、多少の黒字になるように調整するのがいいと思います。

景品として無難なのが
・カードパック or BOX
・ギフトカード(Amazonなど)

上記2種類がベター。オリパを景品に用意するところもあります。
カードパックは新弾が喜ばれる傾向にありますが、手に入りづらい弾もオススメです。
売れている弾、あまり人気のない弾をリサーチしておくといいです。
用意するのに大変かもしれませんが、その分参加者は増えると思います。

その他準備

個人的にあると便利だったものが
・集金BOX
・ホワイトボード マーカーやイレイザー
・卓番号
ここらへんは自分でも用意できるかと思います。借りた会場でホワイトボード関連の物がインク切れだったりと書けない場合がありました。
自分で持っていくと何かあったときに便利です。
会場備品にマイクやホワイトボードがあるか調べてみましょう。

ちなみに、非公認大会 開催日 当日に、参加費を徴収して景品を用意することは法律上NGなのでご注意下さい。
事前に景品を用意する必要があります。


告知しよう!

僕が一番伝えたいところはここです!
告知によって参加率が決まると言っても過言ではないでしょう!
他の非公認大会などの告知であと少し足りないなーと思うのが多くあります。

告知するにあたり

まず僕が意識しているのが公式感を出すということです。
この非公認大会はちゃんとしてるんだなって安心感があると参加しやすいと思います。

①トナメルなどの大会ページの作成をしっかりする!
参加検討している方が必ず目にすのは、やはり大会ページです。
ここの文章をしっかりすることで、素人感が薄れます。
他の大会ページを参考にしましょう。

②ロゴを作る!
可能であれば、非公認大会のロゴを作成することをオススメします。
これがあるかないかで公式感がグッとあがります!


僕が作成し、使用したロゴが ↑ になります。
これを実際に大会ページ(トナメル)で見るとどうでしょうか。
ロゴなしと比較してみましょう。



明らかに違いが出ているかと思います。
非公認大会をしっかり運営しているぞ!って感じを出せると思います。

ロゴの作成をしたことがない方は難しいかと思われるかもしれません。
実は簡単です!
ネットで「ロゴ作成」など検索すると無料で作れます。



こんな感じでそれっぽく作成できちゃいます。
まずはここから初めてみるといいかもしれません。
ちなみに、僕の場合だとPhotoshopで地道に作りました…笑

③SNS投稿用の告知画像を作成する!
大会ページを作成など準備ができたら、SNSで告知をします。
まず皆さんが初めに目にするのがこのSNS告知になります。
ここで目を引くように画像などを載せて導線を確保しましょう。

実際に使用した告知画像とSNS投稿になります。
ここで大会概要を簡潔に記載し、分かりやすくまとめた画像で目を引かせるのが目的です。
これにより、告知がしっかり発信され安心感を与えることが出来ます。
告知をおざなりにしてしまうと「非公認大会のやる気はあるのか?」と不安感を抱かせてしまいます。少なくとも、僕はそう思ってしまいます。
皆さんもできればロゴと告知画像の作成することを強く勧めます。

告知タイミングについて

SNSでの告知タイミングは、非公認大会開催のなるべく1ヶ月前にしましょう。
単純にスケジュールを空けるのが難しかったり、開催日間近だと既に予定が入っていたりします。
そして、SNSで大きなトピックがない日に告知するのがベストです。
例えば、新弾カードのリスト公開だったり、大型大会の当落発表だったりと
自分の告知が他の話題で流れてしまう可能性があったら別日にしましょう。

あとは告知時間はなるべくゴールデンタイムにしましょう。
夕方~夜 18時~22時 が一番見られやすいです。(タバオ調べ)
ご自身のSNS投稿で一番インプレッションが稼げてるのを参考にするのがいいかと思います。


当日運営をしよう!

準備、告知ができたら、あとは当日運営のみです!
初めに言いましたが、非公認大会開催の8割が準備に費やすと。
実は当日運営はそんなにやることがありません。

・参加受付
・参加費徴収
・挨拶、大会説明
・対戦開始の掛け声
・ジャッジ
・予選終了後のトーナメント進行
・サブイベント進行(あれば)

ざっと上記になります。
大会形式によりますが、ここでは予選スイスドロー 決勝トーナメント サブイベントありで話を進めさせて頂きます。
個人的に忙しいところは予選終了後の決勝トーナメント対戦開始まで
ここが一番忙しいです!ここさえ段取りよく出来れば当日運営は簡単です。

予選スイスドローが終われば、大会ページで順位が自動で作成されます。
決勝トーナメントの人数と順位をあてがい、トーナメント表を作成しましょう。
ここで重要なのが、大会ページ(トナメル)ではなくホワイトボードでトナメ表を書くと見栄えバッチリです。
ホワイトボードだとSNSでアップしやすくなり、大会告知に繋がります。
大会ページ(トナメル)だと、トーナメント (シングル戦)表が参加人数次第では変なことになるときがあります。僕もまだまだ使いこなせていないだけなんですがね…

サブイベントを行う場合は、予選が終了した段階で決勝トーナメント表作成と同時進行しなければなりません。
ここが忙しさたる所以です。決勝トナメ作成はそんなにかかりませんが、
サブイベントの受付でもたついてしまいます。

サブイベントをやる際は事前に個人戦 or チーム戦
シングル戦 or スイスドローなのかなど予め決めないとバタバタしてしまいます。
ここでオススメなのが、サブイベントも事前に大会ページを作成しているとスムーズに進行できます。
大会ページのリンクをSNSに発信して参加してもらう、事前にORコードを印刷して参加してもらう(個人的にこちらがオススメ)
など誘導をしっかり練っておきましょう。

決勝トーナメント と サブイベントの受付が当日運営において一番の難所だと思います。ここはご自身でどう動くかイメトレしておくといいでしょう。

ジャッジ対応

僕もジャッジ対応は自信がありませんが、不公平なく復帰させるのを心がけています。まだまだ経験が浅いためここは僕も勉強あるのみです。ジャッジに関してはド素人すぎるので、いつも皆さんにご迷惑をお掛けしております。正直、説得力は皆無です。

ジャッジ対応になった際は、お互いのプレイヤーが了承してもらえる対応をしましょう。対戦に支障をきたさないように巻き戻しなど対応して、両プレイヤーのわだかまりを無くしましょう。
突き放してしまいますが、ジャッジ対応に関しては事前に調べておいた方がいいです。カードゲームのルールだけでなく、こういう事案の時はどんな対応をするのか…など参考になるものが多くあります。


まとめ

会場を押さえる。景品を用意する。大会ページの作成。
上記3つが開催までの肝なので、ここが準備できるかにかかってます。
個人的には告知も大事なので力を入れてほしいところです。

初めての方には大変かもしれませんが、やりがいはあります!
自分が開催したイベントに皆さんが来て喜んでくれる顔を見ると元気になります。そして、一堂にプレイヤーが会するため交流にも繋がります。
大会が終わった後の皆さんの感想や戦績アップなど見ながら飲む酒は格別です🍺
1回非公認イベントを開催してしまえば慣れるので、思い切ってやってみてはいかがでしょうか!楽しいですよ!
非公認大会、イベントを開催してみんなで盛り上がりましょう!
業界が盛り上がることを願っております。
ここまで読んで頂き誠にありがとうございました!!🙇


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