農業発展を促す

農業研究院農業化学化研究所で、国の農業発展を促すための科学研究に力を入れている。

同研究所では、稲苗が苗床で生育する全期間、肥料を施さなくても苗が丈夫に育てられるようにする稲の苗床総合栄養剤を開発した。

それを導入した結果、ヘクタール当たりの生産量は400kg以上増収した。

地虫、アカコメツキなど地中の害虫を90%以上駆除して種子を保護し、作物のヘクタール当たりの収量を著しく増やすことができる懸浮剤型の種子被覆剤は、その使用量が極めて少なく使い方が簡単なので好評を受けている。

また、草取りに効果的な懸浮剤型の混合除草剤と不利な災害性異常気象の中でも水稲、トウモロコシ、ジャガイモなどのヘクタール当たり生産量を高めることができる天然有機質栄養液肥料もつくり出した。

同研究所では、関係部門との緊密な連係の下に製品の生産工程に必要な設備を短期間に製作して肥料および農薬生産の工業化に大きく寄与した。

最近には先端グリーン化学農薬の製造技術を確立し、10余の農薬製品物性測定法を規格化した。

2021-09-28

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