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第十八章  スチームパンクに憧れる!

 街の装いがハロウィンに染まる10月。100円ショップや雑貨店には仮装用の衣装が多く並んでいる。元々コスプレというヲタクな界隈に生息していた身としては、ついついそれらの衣装やら小道具やらに目がいってしまう。勿論コスプレとハロウィンの仮装は似て非なるものであるし、一緒くたにはしたくはないのだが、これはもうそういう道を歩んできた人間の性のようなものなのだと思う。
 何か別のものに扮するというのはとてもとても楽しいことだ。それがアニメや漫画やゲームのキャラクターでなくとも、非日常的な格好をするということはとても楽しい。変身願望というのは案外子供だけに備わっているものではないのだ。
 私もそれなりにいい年齢になったのもあり、「ハロウィンだからメイド服でも着るか!」というようなことは思わない。ナースもミニスカポリスにも心惹かれることはない。デザインによっては、可愛いなーと思うことがあるぐらいのものだ。しかし、年々憧れが強くなっていくものが実はある。スチームパンクだ。

 スチームパンク(英語: steampunk)は、レトロフューチャーやサイエンス・フィクションのサブジャンルの1つである。
 (Wikipedia スチームパンクのページより引用https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%AF)

 スチームパンクの衣装や小道具というのは、見ているだけでワクワクする。レトロなのにただ古臭い訳ではなくどこか未来感もある。本当に独特の世界観だなと思う。独特過ぎるが故に、私服として自然に取り入れるにはハードルは高いかもしれない……いや、確実に高いだろう。ハロウィンなら許されるか?(誰に?)とも思うが、何処に向かって披露するんだよという自ツッコミをして終わるばかりである。

 もうしばらく経つが、スチームパンクカフェを訪れたのを切っ掛けに憧れだけはまた一層強くなったようにも思う。

この空間にいるだけでもうワクワクする。
パイプと計器、これだけでとってもスチームパンク。
勿論食事も美味しかったよ。

 小物にちょっとスチームパンクっぽさを取り入れるくらいなら許されるのではなかろうかという結論に至った私は歯車をヘアクリップに張り付けてみることにした。一作目は確かTwitterにも投稿したように思う。ぶっちゃけ材料は手芸屋さんと100円ショップで事足りるのだからコストもそうは掛からなかった。時々部品を買ってみては、欲を治めるために、ちまちまと工作を続けていたのだ……。この工作、お手軽にスチームパンクの気分を味わえて楽しいのだが……。

はい、カワイイ。
もうカワイイ。

 作り過ぎたのである。というかこの写真に写っているものも全部ではない……。どう頑張ったとて、私の頭は一つなのだ!そんなにヘアアクセサリーばかり拵えても使えないじゃないか!こうなると、他の物を作るしかない。(作らないの選択肢は無いのかお前)
  
 本当に衣装でも作ってみるべきか……何か別の小物でも作ってみるべきか……。幸い工作や手芸も多少ならば出来る。難しい物を作る気はあまり無いのだが、このままヘアアクセばかり増やすよりは余程良いと思うのだ!もう人にあげたほうがいいくらいなのだから!

 ブックカバーや小物ケース、あとは何なら作りやすいだろう……やるべき作業を脇に置いて、そんな事考えている日曜日の朝である。

p.s.
 肉とビール、最高!!
 TMUENにワロた。確かに日々朝は戦い!蛙は此処だと思ったけれど、自信ない……。

違うかもしれん……

 逃亡か、ちょっとなるほどと思ってしまった。タイトルつけるのってやっぱり難しいなー。

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