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第十二章 魔法使いは理系なのか文系なのか

下書きして、更新しわすれました
二週連続遅刻、申し訳ない…!
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 先日、とある声劇に於いて、銃剣で戦う女王という役をやらせていただいた。
 銃剣……それは銃と剣がいっしょくたに装備された浪漫武器であるが、一体如何様な物なのか、そしてどう戦えばいいのか……私は一通り頭を悩ませることになった。

「三八式歩兵銃の銃剣のようなものなのか……某最後のファンタジーのガンソードのようなものなのか……どっちだと思う?」

 三八式歩兵銃の銃剣装備が真っ先に頭に浮かぶ時点で私の知識の偏りというか好みも大概知れる気がするが……そんなことはさておき。 
 私は【銃に剣をつけたもの】なのか【剣に銃をつけたもの】なのか。どちらが主たる武器なのか悩んだのである。
 知恵を借りた結果、どちらかと言えば【銃に剣をつけたもの】であり、取り外しの出来るものを想像するという助言を請け、私は劇中の戦い方にある程度の方向性を定めることが適った。
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 銃剣での戦い方を真面目に悩んだあの日から今日まで、私には更に悩んでいることがあった。 
 戦い方である。
 武器を持って先陣を切り一対一で戦う想像というのは、剣道と居合いの経験のある私にはいくらか易い。しかし、そうでない戦い方というのも学ぶべきなのだ。
 否、戦い方を学ぶために、どうしても決めなければならないことがあるではないか!!

 そうして本日、私はその疑問を旦那にぶつけてみることにしたのである。

私「魔法使い、魔術師、魔道士。そういうものになりたいと思った時って、進路を選ぶ際には文系コースと理系コースのどちらに進めば良いと思う?」
旦那「理系だと思う」

 間髪入れずに彼なりの答えが返ってきた。流石である。嫁が意味不明なことを言い始めることにもはや慣れている。慣れすぎている。

私「それは魔法や魔術というものが公式的なものだと思うから?」
旦那「誰でも平等に使える魔術体系というものを考えたらかな。けど召喚士になるなら文系だよね」
私「私もそう思う!」
旦那「召喚術というのは、呪術に近いと思うんだ」
私「言葉自体に意味があるからね」
旦那「そうそう………………いや、なんの話?」

 疑問を抱く前にまず答えてくれる素敵な旦那である。

 私も魔法や魔術といった類は理系向きだと考える。旦那とは少々考え方は違う点もあるが。

 魔法というものは、後衛からの遠距離攻撃であり、前衛補助であることが多い。(少なくとも私の知るなかで、前線で魔法をぶっぱなすようなキャラは……………いないことはないが、多くはないだろう!)
 となるとだ……手の届かぬ距離に魔法を出現させねばならないのだ。その際にあの辺りだの、あっちの方向だのといった適当な考え方で、遠隔地に魔法の効果を出現させることは出来ないのではないかと思うのである。となれば……私なら自身の立ち位置を座標(0,0,0)と仮置し、必要な位置(x,y,z)を定めるところからまず魔法を始めるだろう。これは数学的知識で幾らか補完出来る気がする。更に魔法の軌道である。これも関数とグラフの関係性から、直線的な軌道も曲線的な軌道も描くことができるのではないか!?
 そして魔法といえばおなじみの四大元素(火・風・水・土)、これら物質科学の理解も必要な気がする。空気中にどんな元素が存在し、何をどう分解合成するか……術式という公式が必要になると思うのだ!もはやこれは化学だ。
 やはり魔法使いになるには、理系コースに進まねばならない!

 対して旦那同様、召喚士となるとこれは文系コースに進むべきだと私も考える。
 召喚に必要な文言は決まっている。特に詠唱を必要とする召喚術は、言葉に力があると言う時点で、呪であると言う旦那の意見に否定するところもない。
 正しく言葉を紡ぎ詠唱を終える事でのみ発動する召喚術は、魔法使いが技名を叫ぶのとは意味が違う。魔法は技名を必ずしも叫ぶ必要はないが、召喚術はそうはいかないのだから。
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 …………さて、どうでもいいことを長々と書いてしまった。けれどしょーもないことほど頭を悩ませるのが楽しいものなのだ。
 これできっと、剣と魔法のファンタジー世界に転生したとしても、私は上手くやっていけることだろう!
 魔法使いになるには、理系コースにすすむべし。
 以上である。
  

P.S.
 漫画のようなてんこ盛りご飯、久々に見た!でも、たくさん食べてくれると、作りがいもあるんだろうなぁ。
 コロナで無くなってしまった店……私の周りにもあって、更地になったスペースをみながら寂しく思います。
 朝は頭が回っていない……なので、手の混んだ飯を食ってもぼんやりしていて記憶が残りません……。けど、白飯に鰹節と醤油を混ぜたものを挟んで、上にとろけるチーズを乗せて食らうのは朝から幸せになれる!
 

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