のすたるじー



おう!久しぶりやんっ

ってかnoteを書くのも久しぶりで
スンマヘンな。


待ってくれてる人がいたとしたらホンマにスンマヘン。


リリックを書くこと、音楽の活動の延長で始めたnoteなんですけど
それでも自分で決めて始めたことなんで
もうちょいブログ更新していきまずね。

いままでみたいに長文じゃない時もあると思うけど
そんときはスンマセン。


※ 今回のブログを書いたあとに追記で書いてるんやけど
   今回は結構な長文ですw


さあはじめましょ






オレ先日ね、誕生日やったんです。
まあオッサンの誕生日ほどいらんモンないんですけどねw
ただ今回はそれ自体が話のテーマではないんです。


もう何回かnoteにも書いてるけど
オレの地元は大阪なんです。
俗に言う北大阪とでもいいましょうか
守口市、寝屋川市、門真市近辺の出身なんです。
そこで結構オッサンになってから大阪を離れてんけど、
別に大阪を離れた理由って大してないんです
強いて言うなら生きててこの場所しか知らんで死んでいくんイヤやなって
思ったのとシンプルに好奇心ですかね。



でもやっぱり大阪が好きですね。
離れてより一層その魅力がわかる
日曜日の昼、子供達がテレビ見ながらゴハン食べるメシ時に
「ミナミの帝王」やってたような
あの街が好きです笑


狂ってんのか笑


「ミナミの帝王」って話の構成が勧善懲悪なストーリーなんやけど
大阪のテレビ局は「水戸黄門」かなんかと同じやと思ってる節ありますw


ウソですw



まぁ今は離れた場所で暮らしてるんです


それで誕生日やからってわけじゃないんですけど


なんでそう思ったのか…




自分が育ってきた場所を見てきたんです。
不意にあの頃に見てた景色を見たくなったんです。
まだ社会とか人生とか何も知らんかったガキの頃に見てたもの。
いろんな場所を。


ずっと歩いて見てきたんです。


多分、地元にずっといる人にはわからへん感情かもしれへんし
もしかしたら地元から離れて過ごしてる人にもわからん感情かもですねw


ただ、普段の日常を生きてる自分にも
そうすることがなんか必要な気がしたし、
音楽を歌う自分にとってもそれが必要な気がしたんです。


ちょっとイキってるでしょ?笑
わかってますw


でも必要なんじゃないか。と思ったのは本心で。


学生時代に週3ぐらいで通ってた庶民的な洋食屋。
実家におるときによく出前とってた中華料理屋。
よくオトンに「焼酎買ってこい!」っていわれておつかいしてた酒屋。
駄菓子屋、銭湯、市場、公園…。


歩いてきた。
悲しいことやけどなくなってるものも多くて
それでも街が進化してるわけじゃなくて
ここだけ時代に取り残されてるんか?ぐらい街並は当時のままで



オレの「素」って曲のリリックで


「ガキの頃サッカーボールばっか蹴ってた いつの間にか陽は陰ってた
むこうでボールを囲んでツレが笑って喋ってた
今思えばボールを蹴ってた相手は壁 明くる日も壁
次の日は雨 のち晴れても あいも変わらず相手は壁」


って一節があるんですけど
そのボールを蹴ってた「壁」も当時のままそこにあった。




ボロい文化住宅も当時のままそこにあった。


ちなみに文化住宅って知ってます?
なんか関西以外では「文化住宅」って通じへんらしいですね
自分らは小さい時から「文化」いうてたから
それが当たり前思ってたんですけど
要は木造モルタルの2階建ての長屋です。



こんなんです



ちょっとカッコつけるわけじゃないけど
オレがガキの頃住んでた文化はもうちょいキレイでしたよ笑

でもオレのおった地域はこんなボロい文化住宅がいっぱいあった。


子供の頃はそれが当たり前の景色やから何も感じんかったけど
大人になった今改めて思ったのは
子供の頃からうすうす、ホンマにうすうすですよ?
気づいてたけどやっぱビンボーやったんやなと笑

散策してたらドブ川のフェンスに洗濯物干してるババア。
キレイにするためにいくはずやのに鬼のように汚いコインランドリー。
以前、noteに書いたO君の飼ってた小汚い犬に追いかけられた道。


ある程度社会や人生を知ってからみたその街は
懐かしくもあり、少し悲しくもあり
でも行ってよかった。


道を歩いてたらあの頃の記憶が蘇ってくる。



ここまで長々と書きましたけど
ここからが今回の話のメインです笑




あの頃の記憶が蘇ってくる。と書きましたけど
実際は蘇ってくる。というよりもオレには「忘れられへん記憶」がある。
それはガキの頃からオレの心に今も鮮明に残ってる
もっといえば「忘れられへん記憶」ではなく「忘れられへん人物」
ですかね。



では




• 「ゲシ」



その人物はゲシなのか、げしなのか、GESHIなのか、または夏至なのか…
どんな意図、いきさつがあってつけられたそれがあだ名なのか?名字なのか?
それすら今もわからないし、もう知ることもない。


小学生の頃って基本は同じ小学校の友達と遊ぶのが当たり前
やったと思うんです。

ただある時期、隣の小学校のヤツと遊んでた時期があって
どういう流れで仲良くなったのかすら覚えてないし、

なんならその仲良くなった隣の小学校のヤツの名前すら覚えてない。
なので仮にキッズAとキッズBとしときましょ

そこに同じ小学校のヤツ2人、ツレCとツレDとオレを含めた5人で
遊んでたんです。

ある日、子供がいいそうなことですけど
「そっちは3人、こっちは2人やから不公平や!」って
キッズAがいいだして、
今度もう1人つれてくることでその日は帰ったんです。


そして後日、


キッズAが「もう1人連れてきたぞ」いうて
奥の空き地の方を指さしたんで
細い道抜けて空き地にいったらおったんです。


その人物は座ってたんですけど
まず一瞬、「えっ」ってなったんです。


子供のオレが見てもなんか毛並みが違うのがわかるんです。
そして、ガキにもわかるなんか異質な空気感。
そしてどう見てもオレらより頭2つ、3つ分ぐらいでかいんですよw
そして立った時に
思わず「デカッ!」っていうたら


キッズAが「こいつゲシっていうねん。同級生。」


それがゲシに会った最初で


実はデカいことに驚いたこと以外にもう1つ驚いたことがあったんです








ゲシは女のコやったんです。




あの時、この女のことをどう表現していいのか
子供すぎて言葉も知らんかったから表現できんかったけど
今やからこそ表現できる






子供のオレにはこう見えてた


キングダムのかりん


マジでこう見えてたんです笑
服装こそ違えど髪型とかそのままですよ笑
なんやったらこんな感じで座ってたしw


最初疑問に思ったのは
普通の小学生なら思うこと
「女のコと遊ばんのかいっ」ってこと。


子供ながらに観察してたら、その疑問はすぐに晴れたんです。




ゲシのキッズAを見る視線がもう乙女が好きな人を見つめるそれやったからである。






• ゲシの暴走


どうやらゲシは恋多き女である。
キッズAに惚れるあまり子分みたいになってる節がある。
最初は普通に遊んでたんやけど
そのうちオレと同じ小学校のツレCに
乙女の視線を送ってることをオレは見逃さへんかった。


ここで火種が勃発するんです。

そのうちツレCとゲシが2人で遊んでるとこが目撃されるんやけど
キッズAはゲシへの好意というより自分の子分的なヤツがとられたと
腹を立てて
ツレCもゲシへの好意というよりも新たにできた子分的なヤツと
遊んでたってぐらいの認識しかないんです。

まだガキすぎて恋愛とか付き合うとかの概念ないしw


そこで言い争いが起こるんですけど、
初めて会った空き地でみんな集まってケンカみたいになるんです。


ただね、ゲシからしたら





私を好きなのわかるけど私を取り合って争わないで〜



なんです笑


でもキッズAもツレCもゲシへの恋愛的な好意なんてサラサラないんですw


ここにきてズレが生じる。


そして事件が起こるんですよ。


1人優越感の中にいたゲシが芝居がかった感じで
「私のこと好きなのわかるけど2人ともケンカやめてよっ!」
って言うたんですw

今でも覚えてます笑


そこでキッズAもツレCも一瞬「ん?」ってなったんです。
多分「コイツは何をとち狂ってんねん」と思ったんです


そして2人とも



「キモッ」って言うたんです。



短めの「キモッ」ってなんかグサッと刺さるでしょ?w


ツレC「好きとかないねん!キモいのっ!シバくぞっ」
キッズA「ただデカいからおっただけじゃ!」
って言うたと思います。


子供って残酷ですねw


そして次はゲシのターンですよ


まず「へっ?」ってなってw
さっきまで優越感のど真ん中おったんですけど
地獄みたいな顔で





ゲシ泣きだしたんです。

やっぱいうても女のコやな。って思ったん覚えてます。



その後、どうなったと思います?


次の瞬間、小声でこういうたんです。







「みんなしばいたんねん」




まず女のコのセリフじゃないでしょ笑
そしてホラーですよ笑


なんでその結論なのかわからへんけど
おそらくですけど
全員シバいてなかったことにしようとしてますからねw
口封じ的な発想ですよw


でもこっちは男でケンカに関してはいえば
「所詮女やろがいっ!」ですよ


そして肝心のゲシですけど






鬼心の如き強さでした笑



デカいからちょっと足上げたらもうオレらの顔面蹴れる
位置に足がくるんですもんw


小学生でしかも女のコで顔面蹴れます?

躊躇なく蹴ってましたからね笑




結果キッズAもキッズBもツレCもシバかれてましたから笑


ツレCにいたってはケンカ強いっていわれてたんです
秒でシバかれてましたケド笑



えっオレ?




キッズAの顔に飛び蹴りかました瞬間に逃走ですよw
あんなモン勝てへんw


ただの進撃の巨人ですよw


追いかけられたけど建物とかフェンスとかパルクールしまくって
おちょくりながら逃げ切りましたわw



まあなんやかんやでオレの勝ちです笑


でもゲシがなかったことにしようとしてたかどうかはわからんけど
その目論見があったとしたならそれは成功ですよ。


なぜならあの頃の小学生男子ってケンカ強いか足速いかだけで
マウントとれるような時代でしたから
むしろそれがすべてといってもエエ


それがデカいとはいえ女のコにケンカ負けたんです
もう話題にすらせえへんようになりましたしね。


不思議なことにそれからゲシを見ることもなかったんです。


オレらの心を颯爽と通り過ぎていった女。



オレがゲシを忘れないのはあの頃感じたインパクトと
あとは初めてこの目で見て心に刻まれた愛憎劇のせいかもしれませんね。




• 「アーメン」



「アーメン」




これだけ見ると宗教的な?と思うかもしれへんですね。
少し怖さすら感じる。


布教してそう?


神父の服的なモンを着ている?


でもそんなんじゃないんです。


ママチャリに小汚いジーパン、黒の薄いジャンパー、
そして読売ジャイアンツの帽子のオッサン




それが「アーメン」



オレの住んでた地域では結構有名やったんです


でもね、


「アーメン」って




子供がつけるアダ名としては相当異質やと思いません?




「アーメン」の名前の由来から話しましょ


アーメンはいつもどこからともなく現れるんです。
どこに住んでるのか誰も知らない。



そして現れては


呪文のようにずっと同じ言葉をメロディーにのせてるんです






 「あ〜め〜♪ 明日あ〜め〜♫ あめ あめ」



これをずっと連呼してるんですよ笑


なにが怖いって…
次の日が鬼のように晴れようが永遠に
あ〜め〜 明日あ〜め〜 いうてるんですよ笑

雨を望むからには雨が好きなのか…
でもさらに怖いのが





雨の日に見たことないんです笑



でもこれね、ちょっと悔しいとこがあって文章で書いてるから
「あ〜め〜 明日あ〜め〜」のメロディーが
どんなんかわからんでしょ?

これめっちゃ悔しいんですよ
特別おもろいメロディーとかではないんやけど
これあるないで話のニュアンスが伝わらんでしょ?

悔しいんですw


だから載せます笑
暇なら聴いてくださいw


オレがこの文章を部屋で1人で書きながら
1人で録音してる姿を思い浮かべながら聴いてください笑



まぁ話もどしましょ



名前の由来は「雨」なんです。
雨を叫ぶ男
それが変化して「アーメン」ってアダ名がついたんです。


結果、どこの街にも1人はおるであろう
なかなかに香ばしいオッサンなんですよw


でもこのアーメン、
普段は自転車に乗りながらそのメロディーを叫んでるだけなんですけど

このオッサンを見かけたら怒らして自転車で追いかけられて
それから逃げるっていうのが
オレらの日ごろのルーティンやったんです。


怒らす方法?


簡単です


「あ〜め〜 明日あ〜め〜」と同じメロディーで
「は〜れ〜 明日は〜れ〜」っていうだけです笑



これで100パー追いかけてきますからw


で、このアーメン
平気で小学生にツバとか吐いてきますw
そして平気でビンとか投げてきます笑


それが発端で鬼のようなリーゼントのヤンキーに
逆に追いかけられて
必死の形相で逃げてましたけどね笑


まあアーメンとの激闘に関しては今回は書かないでおきます。


今ならもう完全アウトなオッサンやけど
今でも覚えてるってことは
オレの子供時代を彩ってくれたピースの1つなんでしょうね。


改めて何十年後に道を歩いて思ったのは


普通に過ごしてたらやっぱ退屈やったんですよね。
そのやり方、手段が正しいかどうかは置いといて
刺激とスリルが欲しくて
それを自分達で作り出してたんですよ。


中学の頃も高校の頃もずっとそうで。


もうオッサンですけど
今もその根っこの部分は変わってないと思いたい。


それを再確認するためにこの小さな旅は必要やったんです。


まだこの好奇心をくすぐる場所にいたいんですよ。

今のオレでいえば「音楽をする、つくる場所」ですかね。



そして告知です笑



12月4日(水)に曲だしますねん



なんか寒くなってからリリースしたかったんです
聴いてもらえばなんかわかってもらえるとおもうんやけど



タイトルは


その名も



「いたいだけ…」


いたいだけ…


です。


自分らしく「いたいだけ…」この場所に「いたいだけ…」
でも夢と現実の間にはさまれて生きるのは少しだけ心が「いたいだけ…」


って曲です。


みんなの日常ともリンクすると思うんです。


12月4日(水)から各種配信サイト、サブスク等で配信開始です。


まじで聴いてほしいわ

                
                        TABACHI




























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