満ちる / Mi Chill

今回は、実は報告があってnoteを書いてます。

ようやく!というかやっと…というか
わたくしTABACHI………








ミニアルバム出しますわっ!!!!!

まあ配信とサブスクにみなんですが、
すでに出してるチューン3曲と新しいチューン4曲の
全7曲でいかせてもらいます。
もうちょい新曲いれてもよかったんやけど、
この7曲ってのがオレにとってこのミニアルバムの核
というか特別なんで。

すぐにでも録れる曲あるんやけど、それはまだ先のお話…。


自分でも思います。
「やっと出すんかいっ」と
「今かいっ!だすならだすならもっと前やろ」と

そのタイトルが

「満ちる / Mi Chill」 なんですわ!


なんで、こんなタイトルなのか?
ここにはオレ自身の思い入れがあって
このミニアルバムを作り出す前から決めてたとこ
あります。

もっとイキったタイトルでもエエんやろうけどw
今回はこれでイキます。


じゃあなんで「満ちる / Mi Chill」なのか語りましょ


音楽、ことブラックミュージックの歌い手に関しては
オレの中では3種類に分類されると思ってて、

  • ストレートなリリックをありのままビートに乗せる歌い手

  • ビートに対して言葉の語感やノリに特化した歌い手

  • 韻を踏む歌い手


細かく分類すればもっとあるんやろうけど、
大まかに分けるとこんなかんじになるかなぁと。

ちなみにビートに対して言葉の語感やノリに特化した歌い手
っていうのは近年、TRAPが定着してから現れたというか
増えたスタイルやと思ってるんで
オレが音楽始めた頃は
ストレートか韻を踏む
しかなかったですけどネ。

もっというと韻を踏みつつノリに特化した人も
います。

その最たる例がアーティストじゃないんやけど
youtuberのブライアンかなw

そのラインでは1番ウマいんちゃうかな?と思ってます。

まあ話もどしましょ


オレはどこに分類されるかといえば
見たことある、聴いた事ある人はご存知ですね?w

「韻を踏む歌い手」です。
韻が固いとよく言われるんで多分そうなんでしょう。
若い頃からずっとそうやって歌ってきたし、
言葉も音。というかリズムやから
韻を踏むことでフロウやメロディを作ってるとこあるんで。

若い頃から思ってたこと、目標とでもいいましょうか
っていうのがあって
歌い手として、

「韻を踏みつつ自分のメッセージを100%書くこと」


そんなんメッセージを100%書くなんて当たり前やろ。と
思われそうやけど、これが難しい。

例えば、思いついた韻が必ずしも全部使えるわけじゃない。
思いついたモノが書いてる歌の方向性に似つかわしくないこと
だってあるし、
若い頃は韻を踏むという行為に引っ張られ
その結果、書きたいメッセージから遠のいてしまうことも
多々あった。

書きたいメッセージから反れて韻に固執してしまうというのか…

そのうち気づく。

考えれば韻なんてナンボでも思いつくけど
それよりも大事なんは語尾で韻踏むとしたら
その直前にある言葉が大事なんだと。

そこ次第では、一見似つかわしくない韻を結ぶための
舵取りになる。

それが若手の頃に考えてたことで
ずっとそれがオレのテーマになる。

例えるなら、
ストレートにリリックを書く歌い手と
韻を踏む歌い手、
書きたいメッセージ(ゴール)が同じだとしたら

ストレートな歌い手は目的地に向かって直進する人で
韻を踏む歌い手は遠回りして目的地を目指す人である。
その遠回り(道草ともいう)の中に
いろんな出会いや発見があるから
それをノートに記しつつゴールを目指す。

だから時に面白くもなるし、厚みが増すこともある。
曲を聴いてくれるみんなが思ってるよりも
歌う側は、というかオレは考えている。
「オレの見てきた景色をどう伝えようか」ということを。

それが年齢を重ねて、書きたいことを書きつつ
韻を踏めるようになった。
限りなく100%に近くなってきた。

100%書けるようになったとはいわん
この、「あと少し」ってのがオレの伸びしろなんで。

ようやくスキルが満ちてきた。

だから「満ちる / Mi Chill」なんです。


悲しいかな。
歌唱力はいまだ満ちてない笑
課題だらけやけど、


まあ聴いてもらえれば、
歌唱力というかキレイに歌うとこで勝負してないんで。
オレの歌を伝えれるだけのオレ独自の歌唱力が
あればそれでイイ。

オレは「泥臭く」が性に合ってる。


音源をリリースしたのもだいぶ遅かったんやけど、
それにも「オレなりの理由」がある。

周りの仲間、特にトントンなんかには
若い時から言われてたことやけど、
「作品として出したほうがイイ」
それも多分、いや絶対正しいんやと思う。
「オレの音楽」ってヤツを知ってもらうためにも。

でも、オレはいくらやってもやってもやってもやっても
音源にするにはまだまだ足りてない。と思ってたんです。
それぐらい音源というのはオレにとっては特別で
誰が出してもイイわけじゃないって思ってるんです。
ここまでかかったのは人生で道草食ってきたことと、
オレの力量不足です。
でもその道草が自分のリリックに反映されてるんで
それは「あるべきもの」やったと思います。

今の時代、誰もが音源リリースできるんです。
間口は広がったし、チャンスも可能性もどこにでも転がっている。
それには大いに大賛成。
それはホンマに。

が、

誰にでもその資格があるとは思ってないです。
その資格があるのは音楽に愛された才能ある人間と
そうじゃなければ、
音楽を愛し続けることのできる人間だけ
やと思ってます。

悲しいかな。
オレは音楽に愛された才能ある人間側ではなかったので
音楽を愛し続けるための時間と
音楽を振り向かせる努力でここまできたんです。

音源は一生残るモノ。
だから生半可な覚悟でだしてもらっては困る。
っていうのも本音です。


ようやく、
音楽に少し振り向いてもらったような気がして
(チラ見程度ですが笑)

「時は満ちた。」


っていう「満ちる / Mi Chill」でもあるんです。


さあここからは曲の紹介!させてもらいましょ

1. COFFEE


これが1曲目なのも理由があって、
リリック書く時にオレの机の上に必ずあるモノ
ノート、ペン、タバコ、そしてコーヒー。
歌の中でも「ないとムリ」って歌ってるぐらい
ないとムリ。なんです笑

コーヒーをのむ時間。に考え、思い浮かべる。
その時間が自分にとって大事で。
別にこの豆が…とかブレンドして…とかそんなイキった話じゃなく
安かろうがイイんです。
コーヒーがそこにあれば。

2. わがまま


これが自分のリリースする音源としては1番最初にだした
曲です。
「時は満ちた」はここから始まってるんで。

このミニアルバム全体にあるテーマが
「過去と現在」なんですが、
シンプルに自分が見てきた景色を伝えたい
自己紹介も含めて。

だから
「オレの見てきた景色を銃(曲)に込めて撃ち込む
まるで蜘蛛(幻影旅団)のパクノダ だから書くのさ」
なんです。

Hunter×Hunter読んでると意味がわかりますぜ

特に2バース目を聴いてくださいませ。
そこにあの頃のオレのリアルが詰まってるんで。

3. 素

これ「す」とよびます。
その名の通り、オレの素をさらけ出してる曲です。
「自分はこんな人間です。」と
「素」というテーマなんで
曲の録りもスタジオいって
ありのまま、録り直しもしてないです。
フックもミスキーミスキーっていう女性の歌い手さんに
お願いしたんすけど
オレがリリック書いてるもんで
声がのるキーを指定して
それ以外はそのままです。

これシンプルに聴いてほしいかな。
自己紹介も兼ねてるんで。


4. あの頃はちょっとだけダークサイド


若かりし頃の自分がそういう感情の時もあったな。
と回想してる「過去と現在」の話です。
この曲の根底にあるのは、

売れるための音楽をするのか?
自分の音楽をして売れるのか?

っていうニワトリが先か?たまごが先か?的なモンが
あって、
今現在、オレは自分の音楽をしてるだけやから
書けることかもしれへんなぁと思います。
その当時は、売れることに一喜一憂してましたからw

過去のメンタルしくじり野郎の話です笑


5. コンチボーイ


country boyのことでいわゆる「田舎モン」の曲です。
今の時代、どこからでも夢は見れるってことがテーマ。
それともう1つあって、
都会にでていく地方人。ってテーマです。

「都会にはチャンスが転がっている。」と思ってません?
でもね、どんな意気込みで都会を目指すか次第やと思うんです。
田舎からでて必死に都会で生きてる人でもチャンス掴めへんかったり
するんです。

「都会にいけば…」とただ単に考えてる人は
場所に自分の人生をゆだねてる時点でノーチャンスやと思う。

厳しいっすかね?笑

「場所のせいにするな。
お前の地元もすてたもんじゃないぞ。」ってメッセージも詰め込んでます。


6. 恋は…


はじめて恋愛の歌書きましたわ笑
っていうても、ちょっとだけ深掘りした恋愛の話です。
実話も織り交ぜて歌ってま。

オレね、ベタな恋愛の歌書けへんのです笑
書こうとしたことがないのもあるんやろうけど、
「オレみたいなモンがっ」ってのもあってw

曲にしてからこれで大丈夫なんか?これでエエんか?を
自問自答してます笑

この歌は、最初の恋からもう大人になってからの
恋愛の心の移り変わりを歌ってます。

あと、後半に展開があるんですが、
この曲の1番と後半部分はつながってますよ。

ってことだけ。

7. センパイかぜ


オレね、この曲作った時、「めっちゃエエのんできたっ!」って
思ったんです。
リリックもキッチリ書けたなぁと

まあ全曲キッチリ書いてまっせ!


で、シングルとして配信サブスクでリリース曲です。

若い世代に伝えたいリアルを書いてます。
「君達の未来は明るい」とは書いてないですw

が、

どう生きるか。によって未来のあなたも笑える。

ってこと歌ってます。

このミニアルバムの曲順の最後にしたかった曲です。


っとまぁ長いこと書きましたケド、

音楽をやってる人間としては
「この世に音楽はなくてはならない。」と
言うべきなんやろうけど、

人生を生きようと思ったら、
衣、食、住 さえあれば人間生きていける。
実際、音楽聴かずに生きてる人もいるでしょう。

ただね、人生は長いようで短いし、短いようで長い。
その長い誰かの人生を少しだけ彩るために音楽があるんじゃ
ないかと思うねん。

カッコつけてすんませんな笑

この世にある娯楽のすべては少しづつ人生を彩るためにある。


例えば、
ボウルにキャベツの千切りいれてドレッシング
かけたらそれはもうサラダですよ。

でも、どうせサラダ食べるならキュウリとかパプリカとか
いれて彩りよくしたいと思いません?
相手に振る舞うためならなおさら彩りよくすると思う。

っていうてもそれ入れたからって味が劇的に変わるわけじゃない。

でも彩り次第で美味しく感じる。


オレの曲が誰かの人生のパプリカになりますように

                         TABACHI


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