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紹介したいフォルクローレグループ 「シサイ」
先日、久しぶりに「シサイ」のコンサートに行ってきた。
「シサイ」はエクアドル出身のグループで、「シサイ」とは、彼らの言語、ケチュア語で「花開く」という意味だ。
私は彼らを2005年の愛知万博の関連イベントで知った。
私は名古屋在住なので、万博の時には民間イベントと公式のボランティアに参加していた。
観客として参加するより、内側から見れたらいろいろな気づきが得られるのでは、思ったからだ。
「シサイ」はエクアドルの民族音楽だけでなく、アンデスやラテン、現代的な音楽も取り入れていて、とても魅力的で、圧倒される。
実力派なだけでなく、国際的なイベントにも積極的にとりくみ、エクアドル外務省、在日エクアドル大使館から文化大使として高く評価されている。
フォルクローレを聴くと、何故だかとても懐かしい気がする。
それに私にとって、その音楽は今は亡きH君を思い出させる特別な音楽となった。
彼は白血病で10年ほど前に亡くなってしまった学生時代の友人だった。
H君が好きな音楽がフォルクローレだった。
学生時代、所属していた「ギターマンドリンクラブ」。
それまで楽器らしいものをやったことが無かったが、入学式のアトラクションで演奏があり、音楽に慣れたい、と思って思い切って始めた。
音符の読めない私は、聞き覚えで何とかやっていた。
音楽の素養もないので手探り状態だった。
合宿では独奏会なるものがあって、マンドリンをやっていた私は、1年生の最初の独奏会でH君にギター伴奏を頼んだのだ。
フォルクローレを聴くと、その時の光景が走馬灯のように蘇る。