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なぜいま読書会?みんなで読むと景色が変わる 03 BREAKFAST & BOOK CLUB(仕事文脈vol.21)
「この時代を一緒にやってこ!」という感覚を同世代とシェアできるのがすごく楽しい/BREAKFAST & BOOK CLUB 福田将人さん 森本芽衣さん
「暗闇の中で各々懐中電灯を持っていて、真ん中に置かれた本に向けてみんなでカチッと光をつけると、こんな形だったんだ! ってびっくりするみたいな。そんなイメージがあります」
そう話すのは、「BREAKFAST & BOOK CLUB(以下、BNB)」を主催する福田将人さん。大学からの友人である森本芽衣さんと共に、2021年7月に読書会をスタートした。
1ヶ月から2ヶ月に一度のペースで読書会を開き、これまで10冊の本を読んできたBNB。続ける中で「思いがけない学びを得られた」と一年間の活動を振り返る。
「普段読まないような本を読んで、参加者の考えを聞くことで自分には見えていなかった視点を得られる。自分一人だったら出会うはずじゃなかったものに出会って、世界が広がっていく感覚がすごくあるんです」(福田さん)
「BNBはみんなのまなざしの重なりに触れて、お互いの視点を尊重できる場だと思っています。いろんな考え方の人がいて、それが良い悪いじゃなくて、違いを驚きとして受け止められるというか。そういう場を自分たちでデザインできるということも大きな発見でした」(森本さん)
二人が特に印象に残っているのは、伊坂幸太郎の『逆ソクラテス』を読んだ回。二人を含め四人が参加したセッションは「四人寄れば文殊の知恵だった」というが、一体どのような内容だったのだろうか。
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