就活のことばをきく 就活生座談会(仕事文脈vol.17)
――こんな時代に社会に出ることになる20代前半の学生たち。であまり希望が見えないような世代だと思うけど、就活や仕事を始めるにあたってどんなことを考えているのだろうか。か、この秋からタバブックスにアルバイトに来ている3人に話をさんたちに聞いてみたいなと思ったんです。(編集部+宮本巴奈、矢口莉子)
「就職活動をしていると、あんまり不況みたいなのって感じない」
――まず、自己紹介してもらいましょう。!
宮本 宮本巴奈と申します。都内美術大学の大学院2年生で、デザイン系の学科に所属しています。就活は終わっていて、来年の春から出版社に入社予定です。
鯉のぼり(以下:鯉) 鯉のぼりと申します。都内看護大学の3年生です。実習をしながら就活もしています。看護師になるつもりはなくて出版業界に就職したいと思っています。
矢口 矢口莉子と申します。今は書店でアルバイトしながら夜にデザインの専門学校に通っています。将来、本まわりのデザインをしたくて、いろいろと勉強中です。鯉のぼりさんはこれから就活ですか?
鯉 看護学生は一般的にこの時期は就活しないんですけど他の学部の友達はES書いてサマーインターンをオンラインで受けてっていう感じです。
矢口 今はインターンなんですね。
宮本 夏に出版社のインターンは受けられたんですか?
鯉 出版社のいわゆる大手みたいなところのインターンってあんまりやっていないというか……。一応大手出版社を一社だけ、全然インターンっていうより数時間のパネルディスカッションみたいなのには行きました。
宮本 私も行きました。ほとんど中身がない感じの……(笑)
鯉 そういう感じでしたね(笑)
――出版って、結構世の中的には出版不況って言われてるのに、なんでみんな出版社を目指してるんだろう?
矢口 本って絶対なくならないと思うし、衰退していくからこそより面白いものになっていくなっていうことを感じ取っているからでしょうか……。そのために、知識や技術を身につけていきたいと最近より強く思うようになりました。
宮本 就職活動をしていると、あんまり不況みたいなのって感じないっていうのもありました。わかってはいても好きだから仕方がないみたいな感じもあります。最近は、小さい本屋さんも活気づいてきているし、できることはまだなくなってないんじゃないかなって思います。
鯉 私はまだ、違う業界も調べてみたら面白そうだったので、希望職種は広がっているんですけど、やっぱり出版が一番興味があるなと思ってます。日本って仕事に割く時間が多いし、自分が好きだったり楽しいと思えるものを身近で探してそこから業界を絞っています。
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