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新米アルバイトのつれづれ日記04.
こんにちは。アルバイトのつれづれです。暦の上では春といっても、厳しい寒さの毎日ですね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
実はこの間、地味にショックなことがありました。何かの話題で「5年後、10年後はどんなふうになっていたい?」と聞かれ、全然答えられなかったのです。5年後かあ……ちょうど30歳だな……結婚するつもりもないし、仕事もどうなっているのか……親に迷惑をかけていたりしたら嫌だな……などと長考したあげく、「ぼやっとしか想像できませんね」などとヘラヘラ情けなく笑う羽目に。
しょんぼりして帰宅し、本棚からイ・ランさんの『私が30代になった』を出して眺めはじめました。黒一色で書かれたシンプルなイラストとことばたちが、落ち込んだ頭にもすっと入っていきます。色々と世知辛くはあるものの、どこか笑える30代の生活。ですが、そこに至るまでにはなかなかの道のりだったようです。「私、なんで生きてるのッ!!?」「答えをくださいませ!神様…」「ああ!わかんないよッ!!」と悩む20代のイ・ランさんの姿は、今の自分と重なります。
でも、読み進めれば、無事に(?)30代になって南国風のビーチに寝そべるサングラスのイ・ランさんが、「おい!そこっ、いったいどんな人が30代になるのか教えてあげようか?」と微笑みます。「20代だよ」。
そりゃ生きていれば20代だって30代になるだろ、と脱力してしまいますが、同時にそんなものでいいのかもな、という気もしてきます。5年後、10年後「どう」なっていたいかなんてさほど関係ない、ただ生きて歳を取るだけでOK!ということなのかもしれません。
でもこの悩み多き20代をどう生きのびるか……またぐるぐると考えてしまうのですが、そういう時には「あー、もうめんどくさいな、考えるのも」とイ・ランさんの真似をしつつやっていきたいと思います。そうしているうちに春も、30代もやってくると信じつつ。
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