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【特別公開!】『仕事文脈vol.25』企画会議・その1(後編)

12月発売vol.25の企画会議第1回、後編です。もう一つの特集は、「複業」。複業か、副業なのか、なぜ増えているのか。アイデアを出し合いました。

参加者:編集チーフ・小沼さん、編集スタッフ・浪花さん、関口さん、丹野さん、発行人・宮川

安い仕事の搾取的システム

浪花 「ふくぎょう」って、小沼さんの企画書を見て思ったんですけど、字が「複業」で、私は「副業」なんだと思っていました。

小沼 厳密な定義があるのかわからないですけど、何となく「副業」だとメインとサブが決まっている感じかなって印象を文字から受けるんですけど、「複業」の方だと、メインサブみたいなのがあんまりないっていうか、よりぐちゃっとしててもいいみたいなイメージが何となくあって、それで僕は「複業」の方を使ってました。

浪花 なるほど。私は、いま小沼さんがおっしゃった、メインがあってサブがあっての「副業」みたいなものをイメージしてたので、それに寄った企画案になってると思ってます。アンケート企画は小沼さんもあげていましたが、私のニュアンスでは、副業状態って別に楽しいだけではないんだなっていう感じが強いですね。その中で話として上がってくるといいなと思ってたのが、副業をすると叩かれる現状があること。例として、医療従事者とか保育士さんとかエッセンシャルワーカーの人って、元々の賃金がすごい低いし、労働環境良くないことも多くて、副業として割と高いお金がもらえる夜の仕事をしていた、っていうニュースもたびたびあるんですが、それが明るみになると処分を受けたりとか、ネットで叩かれるみたいなのもあって。それが結構問題だと思うので、何かそういうのを書ける方とか、聞ける人がいたらいいなと思いました。

丹野 実質賃金がずっと下がりっぱなしっていう報道もるじゃないですか。実際、額面では普通にやっていけそうな給料でも、3割近くが社会保険料とかで引かれるというきつい状況があるので、実は潜在的に副業を考えてる人は大多数なのかなっていう気がするんですよね。メルカリとかも、副業という位置付けでやってたり。そういった雇用関係でないような稼ぎも含めると、意外と身近なテーマだったりするのかなって。

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