【特別編】公開!『仕事文脈vol.17』企画会議・その1
『仕事文脈』次号、vol.17は11月下旬発売予定です。9月のある日、特集テーマを決めるためのオンライン企画会議を行いました。そのもようをこちらで一部公開します!「仕事文脈の企画はどうやって考えているんですか?」と聞かれることがたまにありますが、このような会議のようなものからスタートしています。前後編でお届けします!(参加者:発行人・宮川、社外役員・辻本氏、今回初加入のライター・小沼さん、アルバイト・宮本。ベテラン編集者・丹野さんは遅れて登場)
リアル体験がなく、ことばしか交わせるものがなかった
宮川:特集テーマですが、今とこれからの働き方・仕事、ことば、長期政権
の終わりに絡めたこと、というのをなんとなく考えていました。順当
に考えると、この時代の働き方なんだけど。みんなどうやっているかとか。
辻本:もう少し絞り込みが欲しい気がしないでもないですね。
宮川:「ことば」って出したのは『コロナ禍日記』で福永さんが書いていた
ことにも結びつくけど、ことばに振り回される部分があった。
辻本:僕は「ことば」と聞いたときにネットの記事の見出しで、例えばライ
ブハウスで感染者がすごい出てますよ風の見出し。実際フタを開けて
みると別にそうでもなかった、というようなことがあったよね。
小沼:煽り記事的なことですか。
辻本:なんの記事なのかなんとも言えないが、ライブハウスと安易に入れる
のがただ気になった。
宮川:私はやはり「ことば」というと総理会見とかの空虚な、何も言ってな
いのに何かを言ったみたいになっていることば。「アベノマスク」考
案者の総理補佐官が安倍会見のスピーチライターをやっている人らし
くて、なるほどと思った。空虚なことばを生み出す才能?やってる風
のことをしているのが腹立つ。
辻本:なるほど。
宮川:結局、ステイホームでリアル体験のようなものがないから、ことばし
か飛び交わせられるものがない。
辻本:いろんな生まれたことばの向かい先の人がそれをどうとったかみたい
な話?
宮川:どうとったかもそうだし、どうしてそれが出てくるのか。
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