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無職の父と、田舎の未来について 第19回 鬱こじらせて薬を飲んで考えた、仕事とローカルへの距離の取り方について 文/さのかずや(仕事文脈vol.19)

コロナ禍、季節を感じることがあまりない中で過ぎていきますね。最近気がついたら2021年が去年だと思っていました。やり残したことばかりですがなんとかやっていきたいですね。さのかずやです。

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猫アレルギーですが、夏から猫を飼い始めました。ハチワレなのでエイトといいます。いつも寝ています。

チームで仕事をしようと頑張ってみた2021年前半

 前回の記事では、手探りなりに会社っぽく、チームで仕事をしようと動き始めたことを書いた。結論からいうと、頑張ってみたが、あんまりうまくいかなかった。
 何ヶ月か協力してくれるメンバーと一緒にいくつかの案件を回してみたが、うまく意思疎通ができないことが多かった。おそらくお互いにそう感じていたと思う。それは自分がいろいろなスタンスをはっきり決めていなかったから、というか、スタンスはメンバーと対話しながら決めていきたいと思っていたことと、メンバー側がリーダー(さの)が決めた「チームとしてのスタンス」に沿って動くというイメージだったこと、そのすれ違いにあったと思う。
 振り返ってみるとありふれた話だけど、そこのすり合わせがうまくできなかった。すり合わせをするには、すり合わせをしやすいツール的/心理的な環境、共通するモチベーション、などが必要だったのだろうと思う。環境の話は特に難しい。大小様々な問題において、「直接会って話せば5分で解決することが、リモートワークであるために細かい意思疎通が図れずいつまでも解決しない」ということが結構多い。そのことに自分たちも含め多くの人が気づいていなかった。
そういうわけで、フルリモートで、まだ明確でない課題に取り組む難しさの壁に、わかりやすくぶつかってしまった。

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コロナの谷間だった4月末ごろ、福島県いわき市にて。足を運んで話をしたほうが有意義な時間になることが多かった

あんまりうまくいかなくてメンタルを病んだ

 そんなわけで、結構しんどくなってしまった。そういう微妙なコミュニケーションの難しさの積み重ねに加えて、特にしんどくなるきっかけとなった出来事が2つあった。

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