アンケート企画 どんな複業していますか?ークリエイティブ職編ー仕事文脈vol.25・特集2 ふつうに複業)後編
*本記事はアンケート企画 どんな複業していますか?ークリエイティブ職編ー(仕事文脈vol.25・特集2 ふつうに複業)前編の続きです*
複業状態にある人はどのような職種、また契約状況や雇用の有無、労働時間で働いているのだろうか。その詳細を尋ねるアンケート企画を考えた。結果、雇用形態を問わずライターや書店経営など、いわゆるクリエイティブ職と呼ばれる人々からの回答が多く集まった。クリエイティブ職は複業しやすい、高い自由度がある反面、それ1本では経済的に厳しいという状況も伺えるのではないか、ということをはじめに書いておく。(編集部)
質問
現在、どのような復業をしていますか。また、それぞれの仕事内容を教えてください。
複業をするに至った理由を教えてください。
複業、あるいは仕事において、求めることはなんですか
05 食うために働く「消極的な複業」だった
名前/椋本湧也
職業/編集者・ライター
年齢・性別/30歳、男性
現在住んでいる地域/京都
1/少し前まで5つの仕事を掛け持ちしていました。
①家具メーカーの社員。マーケティングとPR、時々セールス。週3〜4日。月10〜15万円。
②出版社でアルバイト。運営や編集のサポート。週1日。月2万円。
③フリーランスのライターと編集者。多い時には取材記事月5本の同時進行。月4〜15万円。
④生協の早朝倉庫バイト。週5日。月6〜8万円。
⑤自費出版本の制作・販売。月2〜20万円。
2/朝の満員電車に揺られて都心のオフィスに向かい、夜遅くまで働くのを週5日くり返すサイクルが虚しくなり、時間や場所に拘束されない働き方にシフトしたいと思ったのが25歳の頃でした。そこから色んな仕事や活動を組み合わせてみたものの、実績がないと給料が驚くほど安いのが柔軟な働き方の苦しいところで、新しいサイクルが出来るまでの数年間は食うために働くいわば「消極的な複業」の日々でした。一度倒れました。
3/やりがいがあってお金ももらえる仕事がいい。人の1時間を1000円で買える「時給」って変な制度ですよね。あと取材を伴う執筆の仕事にかかる労力と時間に対する謝金ってめちゃくちゃアンバランス。気が乗らなかったり謝礼がすずめの涙ほどのクライアントワークも、関係を築いたり維持するために仕方なく働いていたことがありました。他方で自分が無自覚に搾取に加担していることもあるので気をつけなければ。
Schedule
・家具メーカー:平日11〜19時、たまに土日11〜19時
・出版社:火曜11〜19時
・取材・記事執筆:平日7〜8時(内職)、平日11〜23時(内職含む)、土日
・朝倉庫:平日6〜9時
・本の制作と販売:土日
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