【インタビュー「投票に行かない」を選んだ人】 #1 フリーランスライター Mさん(仕事文脈vol.21)
国政に期待できない諦めからくる
「自分が努力しないといけない」
(フリーランスライター Mさん)
国がしてくれることはないと
気づいた社会人1年目
まず話を伺ったのは、フリーランスライターのMさん。最近では同業者とともに法人化も果たし、会社の取締役という肩書きも持つ。
「会社といっても役員が決まっているぐらいで、まだまだこれからですね。個人で請ける仕事もありますし、大きな案件があれば会社で受注します。プロポーザル案件もあるので、法人のほうがよかったんですよね」
編集プロダクション、企業の出版部門での勤務を経て、独立。Mさんは、自ら道をひらいてきた人でもある。こうしてフリーで働くことは、大学生の頃から考えていたそうだ。
「学生の頃から出版関係に進みたかったけど、採用が全然なくて。世代的には、就職氷河期の終わりのほう。入った編プロはいわゆるブラック企業で、手取りにしたら10数万円ぐらい。残業代もなかったですね」
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