クリエイティブで連帯、反戦/木村りべか、塩澤安澄、山口法子、Super-KIKI(仕事文脈vol.24)前編
デモやスタンディング、SNS上でのアクションなど、オフライン・オンライン問わずさまざまな場面でパレスチナへの連帯や反戦を示す取り組みが続いている。そんななか、イラストや漫画、刺しゅう、パッチワークなど、ものづくりとともにアクションを起こす人も増えたように感じる。今回ごく一部ではあるが、自らの表現方法で反戦を訴え、その声を広げようと取り組むクリエイター4名に参加してもらった。メッセージを波及させ、連帯を可視化させるクリエイティブの力をあらためて考えたい。(取材:浪花朱音)
Questions
ガザでの虐殺など、昨今の情勢に対しどのようなものを制作されましたか?
デザインや形式、販売・配布方法などはどのように決められましたか?
作る際に意識されたこと、参考にしたものがあれば教えてください。
作ったことで、なにか反響・影響はありましたか?
人の心を動かす表現の力と、みんなの「何かしたい」気持ちを痛感/木村りべかさん(アーティスト)
1)「FREE PALESTINEステッカー」スイカ(パレスチナの抵抗シンボル)、オリーブを咥えた鳩(平和のシンボル)、ピースサイン(平和)
3種類1セット、ホログラム(キラキラ)用紙。
「パレスチナの皆さんの生活が輝く」をコンセプトに作成。
自身のネットショップ、メルカリ、手売りで販売。
原価・送料など手数料を除いた売上をUNRWAなどに寄付。
シールはもらって嬉しいし、スマホやPCに貼って気軽に意思表示ができるメディアです。自分自身も友達、職場・近所の人に渡し、会話の糸口になりました。
2)まず、「自分が身につけたいグッズ」を目指しました。キラキラの素材が好きなので、ホログラム用紙を使いました。パレスチナで抵抗のシンボルとして親しまれている「スイカ」をデザインに取り入れました(なぜスイカ?と言われた時に説明することからも会話が始まる)。パレスチナのことを知り始めた人に「何をすればいいのか」がわかるよう、パッケージにQRコードを追加しました。
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