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「山中カメラ現代音頭集 Shall we BON-DANCE?」プロローグ黎明編4~カメラ寿司の誕生~

皆様こんにちは。
現代音頭作曲家の山中カメラです。

さて本日も私、現代音頭作曲家・山中カメラの初期作品をご紹介させていただきます。
(まだ現代音頭には辿り着いておりません、、)

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シリーズ「山中カメラ現代音頭集 Shall we BON-DANCE?」
プロローグ黎明編4~カメラ寿司の誕生~


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写真のワークショップ「imagebox東中野」に通いながら表現活動を続けていくうちに沢山の出会いがあった。
私の師匠である、特殊音楽家のとうじ魔とうじさんと出会ったのもこの頃で、音楽やパフォーマンスの面で大変影響を受けた。
自分の肩書を「特殊写真家」としたのもこの頃だ。
私の作品も、展示ではなく、ライブハウスやステージでのパフォーマンスへと移行していく。元は音楽家志望であったのと、「時間」という概念を作品に取り入れたかったので必然的にライブパフォーマンスが多くなっていった。もはや私にとってカメラ(ビデオカメラも含む)は写真を撮るものではなく、シャッターの音を楽器とし、寿司を握る道具(後述)となった。

アート、写真作品の高尚さや、閉じられた世界に対する反発もあったのかもしれない。
初めて見る人や子供が見ても「おもしろい」と思える作品。今まで見たことがないような作品。新しいジャンル。を目指していた。

当時はアーティストの村上隆さん主催の「GEISAI」というアートコンペが大々的に行われており、2003年に東京ビックサイトで行われたGEISAI 4に私も初めて出品した。
金銀銅賞は逃したものの、思いがけず「BT/美術手帖賞」という賞を頂いた。

そしてこの時私を選んで賞をくれたのが、当時美術手帖編集長で、今回出版される私の作品集「山中カメラ現代音頭集 Shall we BON-DANCE?」の編集長を務めてくださった楠見清さんでした。
今思うと、東京で表現活動を始めたばかりで、美大出身でもない私にとって、大きな自信になり、楽しいアートへの道がひらけた一番のきっかけになった賞でした。
今回もこのような形でサポートしていただき、大変ありがたく、心強く思っております!

それではこの頃のパフォーマンスの作品を見ていただこう。


「一人合唱」Alone Chorus
NHKのデジスタに出演させて頂いたときの映像。
映像の原始的な感動は、過去の出来事が再現されることにある。
ライブ形式でその記録と再生を体感することで、会場全体がある種のタイムマシーンとなる。
これも学生時代に一人でやっていた、音楽の多重録音がヒントになっている。


「カメラ寿司」
カメラで寿司を握る。米とカメラの邂逅。
最初は、フィルム現像で使う「酢酸液」で酢飯を作り、35mmフィルムを海苔にして軍艦なども作っていた、写真専門学校の学園祭などに呼ばれると大いに盛り上がるのだが、一般の人にはわかりにくいのでチーズのみに落ち着いた。まさかのダジャレ落ち。


「GEISAI 6」
これはGEISAIに2回目に出品したときの映像。これはGEISAIに2回目に出品したときの映像。

次回、「山中カメラ現代音頭集 Shall we BON-DANCE?」取手立志編 ~マルトノ音頭の誕生~に続く。
やっと現代音頭が、はじまります!

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私の作品集が近日発売になります。よろしくお願いいたします。

2/27発売!豪華付録付CDブック仕様!
「山中カメラ現代音頭集 Shall we BON-DANCE?」(タバブックス)


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