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(part2)東アジアの文脈で脱植民地化を考える——Decolonize Futuresインタビュー(仕事文脈vol.24)
(part1に引き続き、part2をご紹介します)
イスラエルのガザ侵攻が長年にわたり続いてきた入植者植民地主義であると批判を集め、植民地主義について学ぶ重要性を感じていた時、一つのZINEプロジェクトがスタートした。日本/東アジアにおける植民地主義の根深さ・脱植民地化の必要性について議論する『Decolonize Futures —複数形の未来を脱植民地化する』だ。エディターを務めるのは、ともに2001年生まれの酒井功雄さん、saki・soheeさん。2人に話を聞いた。
(取材・文:小沼理)
脱植民地化は現実の、人々のフィジカルな痛みを伴う経験の言葉。
——ZINEでは「『脱植民地化』とは終わらないプロセス。」「透明で第三者的な語り手は存在しない。」など、7つのモットーを掲げています。これはどう練り上げたのでしょう?
Isao インタビューの中でお話しいただいた言葉や、自分たちが脱植民地化というテーマにたどり着くまでに出会った人々との対話の中で出てきた言葉がもとになっています。最初に挙げている「『脱植民地化』とは終わらないプロセス。」は、大学で受けた授業や、Vol.1でレクチャーしていただいたラローズ・T・パリス教授のサマースクールで聞いたこと、そこで出会った人たちが語っていたことがベースです。「これこそが脱植民地化である」と定義してしまうと、定義づけた人々の立場や経験からの定義に限定され、異なる経験を持った人々が、別の形の脱植民地化を実現する可能性を否定してしまう。だからこそ定義してゴールを設定するのではなく〈work through〉、プロセスとして取り組み続ける必要があると話されていました。
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