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無職の父と、田舎の未来について 第7回 都会と田舎の家と仕事、その未来について/さのかずや(仕事文脈vol.7)

北海道の片田舎に暮らしていた子どもの頃、家がすごく嫌いだった。自転車で10分ほど離れた祖父母の家にずっといた。家では落ち着けなかったけど、祖父母の家ならいくらでものんびりできた。

会社員の頃、家は基本的に寝る場所でしかなかった。休日でも家にいることは滅多になかったけれど、遊び相手は家が近い同期であることが多かった。

会社員から学生に戻って半年経ったいま、制作作業などで学校で夜を明かすことも増え、家と学校の区別がつかなくなっている。それはそれで集中力が上がりきらず、やや効率が悪い感じがある。

最近、家とは何なのだろうか、とよく考える。

今年の春に大学院に入ってから、考える時間が一気に増えたので、あれやこれやと考え続けるようになった。時間を使って考えるだけが生産的なのかはわからないけれど、今回はいままで考えてきたことを交えて書いていきたい。

入学式の週末に参加した、美濃のお祭りの衣装。生まれて初めて神輿を担いだ。

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