【対談】小沼理×浪花朱音 “ノー資格者”として働く/前編(仕事文脈 vol.21)
資格がないと仕事に就きづらい? フリーランスで働くなら、専門性を持つことが重要? 大学時代から社会人になっても、時々聞こえる“資格保有者有利説”。資格なし、フリーランスでライター・編集者として仕事をする『仕事文脈』編集部の小沼理と浪花朱音の大放談です。
就職・転職に資格は必須なのか
浪花 書店で働いていた時、「資格を今のうちに取っておくべき」とか「資格ないと転職しづらい」って話が時々浮上していたんです。スタッフは30歳前後の人が多くて、中にはゆくゆく正社員としてどこか別の企業に勤めたいっていう人もいたんですよね。一般的に社会では資格というものが重視されているのかなと感じたんです。
小沼 僕の場合は、大学生の時に「資格を持っておいたほうが就職に有利なんじゃないか」って話はすごいありましたよ。芸術学部だったので学芸員とか、あとは簿記や教職資格とか、頑張って取っている人がいましたね。
浪花 大学の時、何か資格取りましたか?
小沼 いや、取ってないです。運転免許しか持ってないですね。
浪花 私、一応学芸員資格を持ってるんです。芸大の文芸コース卒なんですが、学芸員しか取れる資格がなかったんですよ。小沼さんの大学だといろいろあるってことですよね。
小沼 うん、いくつかあったと思うな。僕は単純に資格に興味がなかったというか、「資格を取ることによって就職に有利になる」ってことが、自分の中でイメージができなくて。浪花さんの場合は、どうして学芸員の資格を取ったんですか?
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