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35歳からのハローワーク/太田明日香(仕事文脈vol.12)

 
  今回取り上げるのは障がい者福祉施設職員。以前、障がい者福祉施設で作られた雑貨を紹介する本を作ったときに、いろいろな福祉施設を取材したことがある。そのときに、働く人たちの多様なキャリアに驚いた。
 一般的に福祉施設で必要とされるのは、ホームヘルパーやガイドヘルパー、介護福祉士や社会福祉士といった資格。しかし、利用する人たちの生活に密着し、さまざまなニーズに応える仕事なので、今までの経験や培ってきたスキルも役に立ったりする。
 今回は、20代から数度の闘病生活を経て、現在は身体・知的障がい者の福祉施設で働くY・Oさんと、大阪の「西淡路希望の家」で雑貨制作や美術活動を支援する金武(かねたけ)啓子さんにお話を伺った。


(ケース1)「マイナスをプラスに変えて開き直る」

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