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パレスチナとの仕事から—暮らしや仕事の中から社会を変える、草の根でつながる/皆川万葉インタビュー(仕事文脈vol24・特集1「反戦」と仕事)後編

前編はこちらから→https://note.com/tababooks/n/nc1787e011c96

およそ25年にわたり、パレスチナの生産者が作った製品をフェアトレードで輸入販売しているパレスチナ・オリーブ。代表の皆川万葉さんは、通信やSNSまたはFacebook、講演会などでパレスチナの占領下の暮らしと仕事のありようを伝えてきた。「イスラエル軍による攻撃をまず止めなきゃいけないというのは絶対なんですけども、一方で、経済面で何が行われてきているのかもう少し報道されてもいいのにと思います」ーー不平等が張り巡らされたパレスチナの日常と、仕事を通じてつながり続けてきた皆川さんに話を聞いた。(取材・文:丹野美雪)

「攻撃のコストは私が払うのか」

ーーご著書の『パレスチナのちいさないとなみ』や、通信「ぜいとぅーん」(パレスチナ・オリーブのホームページにも掲載)で、パレスチナの日常風景を伝えています。イスラエル国内やユダヤ人入植地でパレスチナ人が働くためにはイスラエル政府による労働許可証が必要なこと、イスラエル軍の検問所や分離壁、イスラエル政府による外出禁止令で人とモノの移動がコントロールされている「日常」が、経済を停滞させ個人の尊厳を削り取っていることが見えてきます。


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