40歳、韓国でオンマになりました/木下美絵 第5回 豪雨、コロナ、予期せぬ再会(仕事文脈vol.21)
『やっぱ今年の夏疲れるよな、みんなそんなことないのかしら。』
8月も終わりにさしかかった頃、韓国語翻訳家・斎藤真理子さんがSNSでつぶやかれた一言にぶんぶんと首を縦に振った。もちろん理由は異なるだろうが、私も全くもってその通りだったので、「自分だけじゃなかったんだ」と思い少し安堵した。
この夏、韓国の首都圏は集中豪雨に見舞われた。今年は雨が少ないなと思っていた矢先の8月8日、ソウルと近郊の京畿道(キョンギド)に大雨が降った。翌日にかけて雨足はどんどん激しくなり、ソウルの一部地域では24時間雨量が380ミリ以上を記録。今から115年前、大韓帝国時代の1907年に気象観測が始まって以来の大雨だったそうだ。
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