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文脈本屋さん・16 Title(東京・杉並区)(仕事文脈vol.19)

東京、荻窪に2016年1月にオープンした新刊書店「Title」。本好きにはもはや説明のいらないお店でしょう。オープン当初からタバブックスの本を常に置いてもらい、仕事文脈にもずっと広告を入れてもらい、しかも唯一の出稿媒体だという……ありがたいけどなんで!?という疑問も含め、あらためて本のこと、お店のことを聞きに行きました。

IMG_4303のコピー

店主辻山良雄さんは、長年勤務した大手書店リブロを辞めて、ご夫婦でこのお店を始めました。その経緯や開店後のようすは、辻山さんの本『本屋、はじめました』(苦楽堂、2017年)、『小さな声、光る棚』(幻冬舎、2021年)に詳しく記されています。本当に詳しく、事業計画書や営業成績、本屋を始めてからのいいことも、辛口なことも。その誠実さはサイトやSNSでほぼ毎日公開されている本の紹介、そしてお店そのものから伝わってきて、だから行くと本が欲しくなるんだろうなと感じます(この日も3冊購入)。
タイトルには雑誌も文庫本も、大きな書店にある本も多いですが、小さい出版社の本も少なくありません。タバブックスも、直接注文をもらってお取扱いいただいています。
「うちと親和性が高くて、一冊一冊に手がかかっていて、直取引できる規模のところはやっていますね。出版社のカラーがそのまま店のカラーに反映されたりしますので。ある出版社では大手書店よりうちの方が売れる、というのも聞いたことあります。全国にいろんな店ができていますから、それを増やしていってお互い育て合うみたいな経済圏、そういうのができつつあるという気がします」と辻山さんは話します。

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