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誰も教えたがらない高額商品づくりの裏側―実作業部分を紹介―

高額商品の作り方は今では情報があふれています。それなのに次のような質問が絶えません。「高額商品のつくりかたが分からないんです」と。
そして、私が相談を受けた際に発言すると「ああ、それじゃないんですよねぇ」といった回答が寄せられます。たとえば次のような展開です。

事例 高額商品の作り方が知りたいAさんの場合

相談者(以下、Aさん)「高額商品のつくりかたを教えて欲しいです」
私「ではまずペルソナ作成から~」

Aさん「いや、それは知っています。違う箇所を教えて欲しいです」
私「となると、コンセプトメイクでしょうか?」

私「ビフォーアフターの明確化(買い手の最終目標を決める)でしょうか?」

Aさん「それも違うんです。なんというか具体的な方法が知りたいんです。youtubeで『高額商品のつくりかた』と調べて軒並み視聴しました。でも、どれもこれもペルソナだ~3C分析~ファネル作成・見込み客のファン化とか、同じ説明ばかり。なんか、かゆいところに手が届かないというか~」

正直、どう答えたら良いか分かりかねます。最初質問を受けたときは「これはAさんのやる気の問題かな?」なんておもっていました。しかし、Aさんはやる気に満ち溢れている様子。実際に、情報収集も欠かしていません。
そこで私はこう考えました。「より泥臭い実務的な事柄を知りたいのかな?」そしてこの推察は当たりました。Aさんは一見、華々しいような専門的なマーケティング手法ではなく、実務的な事柄が知りたかったようです。

Aさんと似たような質問をされる方にはより実務的な方法を教えています。すると「ああ、そうだったのか?」そう納得されるのですね。今回はその実務的な方法を教えちゃいます。とはいっても、なんら変哲もないごく普通の作業です。

高額商品をつくるには?

商品の周囲(外側)ではなく、内についての作り方を紹介します。
するべきことと、順番は以下。

  1. アウトラインを作成する

  2. ワーク(課題・宿題)の内容を決める

  3. 指導文章を作成する

  4. 受講者に提供する資料を決める

【補足】講座形式の高額商品を例としています。なお、動画・テキスト形式どちらも応用可能です。

こまかな資料作成は後回してください。そうしないと一向に進捗しません。イメージとしては「中途半端に大きな石に躓きそうになる」感覚。この感覚を抱えながら商品づくりをする羽目になりますから。いちどでも高額商品を作った方にはこの感覚をお分かりいただけるでしょう。

アウトラインを作成する

「骨子」や「かたたき台」と呼ばれるものです。高額商品づくりのためのマップのようなものだとお考えください。ここでは仮定として「初心者向けのタロット講座」のアウトラインをつくってみます。なお、その前に最低限の設計はしておかないといけません。

(例)
商品名:初心者向けタロット講座 速習10日間コース
提供方法:メールまたはLINE
実施期間:10日間
最終目標:受講者が簡単なスプレッドにて、表面的なリーディングができるようになること。

アウトライン例

1日目:オリエンテーションとタロットの基本

▼内容
・タロットの歴史と種類(ライダー版、マルセイユ版の違いなど)
・タロットカードの構成(大アルカナと小アルカナ)
・カードを扱う際の基本的なマナーやルール

▼ワーク(課題)
・自分のタロットカードを準備してもらう(ない場合は推奨デッキを紹介)
・カードをシャッフルし、自分とカードのつながりを感じる

備考:カードシャッフル方法について質問が寄せられる可能性あり。シャッフル方法とシャッフル時に推奨される状態についてもアドバイスを与える。

2日目:大アルカナの解説(前半)

▼内容
・大アルカナ22枚のうち、0?10までのカードの意味と象徴
・カードの正位置・逆位置の違い

▼ワーク
解説したカードの中から1枚選び、そのカードが何を伝えようとしているかをノートに書いてもらう。このとき何も見ずに書いてもらうのが重要。
後日、そのノートのページ(画像)を提出してもらう。

備考:受講者の習熟具体、そしてそのカードについてどのような覚え方をしているのかを探る。おぼえ方の傾向が見えてくると予想

アウトラインがつくれたらワークも自然とつくれるはずなので、いっしょくたに掲載しました。ワークの目的は人それぞれだと思いますが、基本は「受講者のスキルアップ」が目的です。

指導文章を作成する

指導文章は受講者に提供する文章です。各講義内容を説明するときに使用します。動画講座であれば台本ですね。

(例)
▼指導文章
今回は第一回目の講座となります。
まずは簡単にタロットの歴史と、二大タロットの違いについて解説いたします。すでにご存知かもしれませんが、目を通してくださいね。最後にはワークをだしますので、気を抜かずに頑張ってください。

・タロットの歴史と種類
タロットは14世紀頃のヨーロッパで発祥したと言われ、当初はカードゲームとして用いられていました。その後、占いや自己探求のツールとして広まりました。~つづく

・想定質問
Q.「ライダー版とマルセイユ版のどちらが初心者向けですか?」
A.「ライダー版が一般的に解釈しやすく初心者向けと言えます。」
「独学で学ぶ場合においてもライダー版のほうが書籍が豊富であり、解説サイトもすぐに見つかるのが理由です。そのため初心者向けと言えるでしょう」

受講者に提供する資料を決める

次は受講者(購入者)に渡す資料を決めます。できれば「なぜその資料を話渡すのか?」目的を明確しておくと商品づくりが迷わずに済みます。

(例)
1日目:オリエンテーションとタロットの基本
提出資料:タロットカード比較用.pdf
提出資料の目的:ライダー版・マルセイユ版の違いを分かりやすく知ってもらうたに両者の「愚者」と「ペンタクル1(エース)」のカードを確認してもらう

まとめます。決めるのは以下の項目です。

・指導文章
・内容(教える事柄)
・ワーク(課題)
・提出資料

以上。

上記のようにまずアウトラインをつくる。それから細部の作成に移行するのですね。

ほんの一部分にすぎないので注意!

なお、今回説明した内容だけで高額商品はつくれません。私はほんの一部分を説明したに過ぎないのです。それに独学で1~4を最初から作れる人は多くはないでしょう。おそらくはすぐに壁にぶつかるはずです。アウトラインの時点で手が止まる方もいるはずです。そのようなときは信頼できるメンターや知り合い、人物に相談してください。もし「どうしようもない」と悩みが発生しましたら、私にご相談いただいてもかまいません。以下の公式LINE登録後、ご連絡ください。

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間木五己(マギイツキ)@占い副業
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