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足部アーチにおける関節不安定性を考慮した簡易的インソールの紹介

【実践!ゼロから学べる足の臨床マガジンの記事一覧】

こんにちは、だいじろう(@idoco_daijiro)です!


前回は足部アーチに対するストレステストについて解説しました。

荷重ストレスを考慮したストレステストでしたが、いかがだったでしょうか?


徒手操作に慣れるまでは難しいかもしれませんが、荷重時に足部のなかで何が起こっているかを理解する上では有用なテストかと思います!


今回は、そのストレステストの結果を反映させて作成する簡易的インソールについてご紹介します。


紹介する簡易的インソールは私が独自に考案したもので、テーピング(キネシオ系、25mm)を用いて作成していきます。

※私はシグマックス社のベネストーク(下記参照)を推奨しています!

骨・筋モデル1

<ベネストーク®|SIGMAX MEDICAL>


他の機能的インソールと比較して

『制作時間が短い』
『製作コストが安い』
『微調整が容易』

などといった特徴があります。


インソールを導入された経験のある方であれば分かるかと思いますが、これらの特徴って魅力的ですよね!


私もFOIや入谷式足底板、DYMOCOなどを勉強しましたが、制作に時間を要してしまったり、コストがかかったり、微調整にも手間がかかったりとすることが問題だと感じていました。


実際にスタッフがあるインソール制作事業を始めたときも、やはりそれらのことがネックになり、段々と事業が縮小されてしまいました。


インソール自体はとても有用なものだと思いますので、継続していけるよう事業を設計していく必要があります。


そういったことで試行錯誤していて考案したのが今回ご紹介する簡易的インソールです。


自分で言うのもアレですが、かなり臨床に活かせると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください!




▶ やっぱり靴の選び方と履き方が大事!

インソールを作成する前に必ずやらないといけないことは靴の選び方と履き方のチェックです!


どれだけ効果的なインソールを制作したとしても、インソールの土台となる靴自体が非機能的なものであれば効果は半減してしまいます。


そして、機能的な靴を選んだとしても誤った履き方をしているのもよくありません。


インソールの効果を最大限に発揮するためにも靴の選び方や履き方も気をつけていきましょう!


↑ここまでくるとかなりマニアックですw


インソールの紹介記事ではありますが、臨床的には靴の選び方や履き方をきちんと伝えるだけで解決するケースもかなり多いです!


それくらい重要な部分ですので、しっかりと押させておいてくださいね!




▶ 簡易的インソールの特徴について

靴の選び方や履き方をクリアできたとして、続いて簡易的インソールの特徴について解説していきます。


前述したとおり、今回、ご紹介する簡易的インソールには

『制作時間が短い』
『製作コストが安い』
『微調整が容易』

という特徴があります。


それぞれの特徴について解説していきます。



『制作時間が短い』

一般的なインソールであれば、評価、採型、制作、靴合わせ、微調整といった工程があり、慣れた方でもトータルで1時間程度かかってしまうのではないでしょうか?


めちゃくちゃ制作する機会の多い方であれば、30分程度でも可能かもしれませんが、多くの方がそうではないと思います。


私が用いている簡易的インソールは評価と作成のみの工程になり、制作時間はトータルで20分程度です。


もちろん慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、これまで指導してきた人たちでも1時間以上かかることはありませんでした。


制作時間が短いというのは業務への影響も最小限に抑えられるので、非常に有用なのではないでしょうか?



『製作コストが安い』

もう一つとても大切な特徴として「製作コストが安い」ということがあります。


一般的なインソールは材料費でも2,000円程度がかかるのではないでしょうか?


もちろん導入に際しての初期投資としてグラインダーもあります。


そして、制作時間にトータルで1時間かかるとしたら疾患別リハ3単位分の収益がマイナスになっています。


そういったことを踏まえていくと自然と請求額も高くなってしまいますよね。


ところが、今回ご紹介するインソールの材料はテーピングのみ!


そして初期投資はハサミのみですので、数百円で済みます。


テーピングは25mmのキネシオタイプであればどれでも良いのですが、使い勝手が良いのはシグマックス社製の『ベネストーク』というテーピングです。

骨・筋モデル1

<ベネストーク®|SIGMAX MEDICAL>


少し厚手なので、貼付枚数も少なくて済みます。


ベネストークであれば一本約250円なのですが、1足60〜80cm程度しか使いませんので、テープ1本につき6〜8足分くらいは作成可能です。


つまり製作コストは1足あたり30〜40円ということです!


驚きの価格ですねw


そして、制作時間が短くて済む(1単位分)ので、インソール代を3000円程度に設定しても疾患別リハより収益が上がるということです。



『微調整が容易』

最後の特徴として「微調整が容易」ということがあります。


インソールはその目的にもよりますが、動きの変化に合わせて微調整が必要なことが多いです。


その微調整もテーピングを2〜3枚貼付するのみですので、非常に容易です。


その他のインソールであれば、下手したらインソールを外してグラインダーで削らないといけなかったりもするので、手間がかかりますよね。


この微調整の容易さも臨床でインソール制作事業を継続していくためには非常に重要なことだと思います。




▶ 簡易的インソール制作の実際

まずは前回の記事に書いてあるストレステストを実施します。

それと合わせて、必要な機能評価を行い、足部アーチの機能と動作との関係性を評価していきます。


その上で、インソールの制作に取り掛かっていきます。


制作方法については動画を用いて解説していきます。



ここまでが無料で読める内容となります。
以下では「足部アーチにおける関節不安定性を考慮した簡易的インソールの紹介」について詳しく解説していきます。
詳しく知りたい方はぜひ"実践!ゼロから学べる足の臨床"マガジンの購読をお願いします!

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