剣道の上手い君は僕の心を打つのも上手いらしい

コーチ:始め！

○:.....

？:...

○:(今！

○:めーーん！

○:(え、、？

相手は○○の竹刀を竹刀で払い除けた

？:めーん！！

○○はどうすることも出来ず面を取られた

コーチ:やめ！



コーチ:さすがだな “五百城”

五:ありがとうございます

○:(あの女の子すごすぎる....

コーチ:○○！ 1本取られるの早すぎだ

五:フフ🤭

○:すいません

コーチ:五百城に教えてもらえ

五:私ですか！？

コーチ:おう

五:おまかせください！

どことなく嬉しそうな五百城

コーチ:○○わかったな

○:はい...

コーチ:五百城たのんだぞ

五:はい！


そうしてコーチは別の選手のところへ行く


五:○○君から1本取れた！

○:なんであんな早い面打てるの？

五:うーん🤔  わかんない(笑)

○:高校生にもなって女子に負けると思わなかったよ...

五:茉央舐めたら痛い目みるよ？

○:(あんまり関わったことなかったけどめっちゃ可愛い

○:すいません...

五:(笑笑)

五:じゃあまず掛かり稽古したる！


※掛かり稽古とは、片方の人が1分間程の間、
 絶え間なく打ち続ける稽古のこと


○:(なんか申し訳ないな...

五:○○君いつでもいいで

○:わかった

五:始め！

○:めーん！

○:どーー！ (銅)

○:こてー！(小手)


ー1分後ー


○:めーん

五:やめ！

○:ハァ ハァ ハァ

五:○○君体力なさすぎや(笑)

○:掛かり稽古疲れるんだよ...

五:そうかな？

○:五百城さんは掛かり稽古疲れないの？

五:その呼び方いやや

○:え？

五:○○くん茉央と歳一緒やのにさん付けはいや

○:え...

五:茉央って呼んでほしい！

○:それは照れくさいよ(笑)

五:あと敬語なし！

○:拒否したら？

五:今度10回掛かり稽古やな！

○:呼ばせてください🙇‍

五:やった！

五:さっそく言ってよ

○:ま、茉央...///

五:照れてる(笑)

○:しょうがないじゃん




コーチ:今日は練習終わりだ

五○:はい




○:やっと帰れる...

五:○○君遊びいこう！

○:え、マジ？

五:遊びたいやん

○:帰りたい...

五:今度掛かり稽古10本な

○:それズルい

五:なんもズルくない！

五:コーチに頼まれただけや

○:わかったよ...

五:ということで商店街いこ

○:え〜商店街？

五:掛かr...

○:行きます！  お供させてください！

五:よし！行こう！

○:(茉央さん可愛いんだけど、人使い荒い...



ー商店街到着ー


○:どこ行くの？

五:手ぬぐいが破れたから手ぬぐい買いたい

○:じゃあ呉服屋とか行く？

五:そうやな

○:ちょうどあっちにあるね

五:よし行こ！





五:どれにしよっかなぁ...？

○:どれで迷ってる？

五:赤と青かな？

○:手ぬぐいって結構迷うよね

五:うん

五:どっちがいいと思う？

○:...青かな？

五:じゃあ青にしよ

○:僕の意見だけで大丈夫？

五:いいのいいの！

○:ならいいけど....


お会計を済ませ...


○:次どこ行く？

五:回転寿司行こ！

○:え？いきなり？

五:魚きらいやった？

○:いや、違うけど、何で寿司屋なの？

五:マグロ大好きなの！

○:あ〜そういうことね

五:いこー

○:はい



店員:いらっしゃいませ〜

店員:お二人ですか？

○:はい

店員:こちらへどうぞ





○:(2人だとなんか緊張する

五:まずはマグロやな！

○:そうだね

○:(茉央は何も思ってないみたいだな...

五:どうかした？

○:2人ってなんか緊張するな〜って思ってね

五:あ〜...いいんじゃない？

五:茉央○○君のこと好きやし

○:えっ！！

五:うるさい

○:今なんて言った？

五:うるさい

○:そのまえは

五:茉央○○君のこと好き

○:へ？なんで？

五:だって○○君かっこいいし性格いいやん

○:...

五:それに○○君みんなから好かれてるんやで？

○:うそでしょ

五:○○君いっつも男子のとこばっかおるから知らんだけや

○:そうだったんだ......

五:で、○○君は茉央のこと好きなん？

○:可愛いとは思うよ？

五:好きではないん？

○:今日話したばっかだしね

五:そっか...

五:じゃあ掛かり稽古100本やな！

○:絶対いや！

五:じゃあ付き合って

○:えぇ〜笑

五:掛かr...

○:わかったよ...

五:やったー

○:(すごい脅しを受けた...




○:お、寿司届いたね

五:久しぶりのマグロや！

五○:いただきます

五:○○君食べさせてあげよっか？

○:え、いいよ...

五:じゃあ茉央にたべさせてや

○:(断ったらたぶん脅されるな...

○:わかった。いいよ

五:え、断ると思った

○:じゃあやめる？

五:いやや

○:はいどーぞ

五:そこはアーンやろ

○:あーん

パクッ

五:うまぁ！

○:良かったね笑

この笑顔すごい癖になる

五:なんなん？ずっとこっちみて

○:いや、なんでもない

五:やっぱ○○君にも食べさせたる！

○:いや、僕はいいってば

五:はいアーン

○:(まぁいっか

パクッ

○:美味い

○:あれ？マグロってこんな美味かったっけ？

五:そりゃあ茉央が食べさせたったからな！

○:はいはい笑

五:やっぱ○○君と食べるの面白い笑

○:ならよかったよ笑




五○:ごちそうさまでした

○:美味しかった

五:久しぶりやったし美味しかった

○:よかったね笑

五:ということで○○君付き合ってや

○:いいよ

五:え！！？

○:え？逆になんで？

五:まさかOKもらえると思わんかった

○:そっか笑

五:手つなご！

○:はいよ🤝

五:...なんか楽しい

○:なんとも言えないけどなんか楽しいね

五:明日も稽古やん？

○:そうだね

五:もちろん茉央と稽古したいやんな？

○:そうだね。茉央としたい

五:じゃあ楽しみにしといて〜

○:(楽しみに？

○:まぁあわかったよ

五:うん



次の日なぜか掛かり稽古を20本やらされる○○でした



○:昨日10本受けとけばよかったーーーーー

五:○○君うるさい！