姉はブラコンであり自覚がないらしい
和:〇〇聞いてきいて!朗報!
〇:どうしたの?
和:お姉ちゃんなんとね....
〇:もったいぶらないでよ
和:乃木坂のメンバーになります!
〇: …??
〇:どういうこと?
和:そのまんまだよ! 乃木坂のメンバーになるの!
〇:姉ちゃん夢物語は思っとくだけにしといた方がいいよ
和:夢じゃなくて現実ですぅ!
〇:まじか
和:〇〇乃木坂の大ファンでしょ?
〇:ミーグリとかは行ったことないけど好きだよ
和:お姉ちゃんが入るってなってどーよ
〇:アンダーで頑張ってねって感じ
和:頑張って選抜入れるようになりますぅ〜だ
〇:メンバーってめっちゃ可愛いんだよ?
和:その言い方....お姉ちゃんは可愛くないってか!
〇:生で見たことはないけど劣ってると....
和:なっ、、そこは嘘でも可愛いっていえ!
〇:姉ちゃんだと厳しいと思う!
和:ハッキリ言うな!
和:それに.....なんか心配になってきた
〇:でも姉ちゃん努力はするタイプだからどうにかなるかもよ?
和:やらない努力よりやる努力だからね
〇:5期生の人ってどんな人だろうね?ウキウキ
和:ちょっとは他の子じゃなくて私にも興味もてー!
それから5期生として和はメンバーになりある日のこと
プルプルプル📱
和:もしもし?
〇:どうしたの姉ちゃん
和:明日こっち(東京)こない?
〇:高校の入学式まであと4日なんですけど...
和:4日もあるじゃん! きて!
〇:どうせ姉ちゃんがさみしいだけでしょ
和:うるさい!とにかくきなさい!
〇:はいはい笑
〇:母さんから鍵は貰ったものの......ここで合ってるよな?
〇:これ合ってなかったらクソ気まずいよな...
ドキドキしながらドアを開けると
和:〇〇来た!
〇:よかった。。姉ちゃんの家だった
和:? なんの話し?
〇:いやいやこっちの話だから大丈夫だよ
和:変なの〜笑
〇:にしてもなんで急に呼んだの?
和:う〜ん、、、あと2時間くらいしたらわかるよ
〇:結構長いね笑
和:〇〇がこんなはやく来ると思ってなかったもん
〇:まぁそりゃあ....
和:(早く会いたかったとか言ってくれるのかな...
〇:”暇ですから”
和:胸張って言うことじゃないでしょ!
〇:だってバイトできないしそんなにお金ないしやることないんだもん
和:たしかにそっか
〇:だから早めに来た
和:お姉ちゃんが家にいなくてさみしかったから早く来たんじゃないの?笑
少しおちょくる和
〇:そんなわけないでしょ。お姉ちゃんいなくなって自分の部屋できたし
和:さみしいって言え!
〇:楽しい!
和:なっ、、いいもんね〜さくらさんと話すことも出来たしー
〇:ず、ずるい、、
和:いいでしょー羨ましいだろー
〇: ...うん
和:5期生に推しとかできたの?
〇:まだ推しってまでじゃないけど咲月さんとかかな
和:さっちゃんが気になるんだぁーへぇ〜
〇:なにその意味ありげな笑みは
和:いやーべつにぃ〜なーんてことないけど〜
〇:ダルくなったしいいや
和:そこは粘りなさい!
〇:疲れたもん
和:つれないなぁ
ー2時間後ー
ピンポーン
〇:姉ちゃんなんか頼んだの?
和:ちょっとまっててね〜
インターホンに向かって話す和
〇:出前とかじゃないんだ
ガチャ🚪
和:来てくれてありがとー
?:全然いいよー
〇:(ん?なんかこの声.....
和:こっちリビングだよー
?:はーい
〇:!!!!
?:おじゃましま〜す
和:〇〇〜誰かわかるよねー
〇: …..菅原さん
菅原:知ってくれてるんだ!
〇:乃木坂ファンなので
菅原:お〜お〜それはお祝いしがいがあるね
〇:?
和:まだ〇〇には言ってないんだよさっちゃん
菅原:え、あ、そうなの!
和:まぁなんとなく察してるとは思うけど
〇:祝うってなんかあったっけ?
和:全然察せてなかった笑
菅原:じゃあとりあえず言おう
和:だね!
菅原:〇〇君高校合格おめでとーー!
〇:ありがとうございます
深々とお辞儀をする〇〇
和:ちょっと!絶対私が言ってもそんなお辞儀してないでしょ!
〇:だって姉ちゃんから言われても....ねぇ
和:さっちゃんから言われたら?
〇:ありがたみを噛みしめます
和:なんなのよそのデカすぎる差は!
菅原:うれしいねー
和:くそぉ悔しいぃ
和:なんで私を好きになってくれないのぉ
菅原:あれ?和ってブラコン入ってる?
〇:びっくりするくらい入ってますよ
菅原:ありゃ 〇〇君は大変だね
〇:慣れちゃいましたけどね笑
和:ちょっと!別に私はブラコンじゃない!
菅原:無自覚のブラコンだった...
〇:重症です
和:次きた時は好きになってもらうんだから!
菅原:完全に乙女じゃん笑
〇:あんなドがつくほどのバカですが今後ともよろしくお願いします
菅原:〇〇君はすごい礼儀正しいんだね
〇:親が厳しかったので
菅原:和も最初はすっごい礼儀正しかったから〇〇君ももしかしたら...笑
〇:そんなことはないです!たぶん...
菅原:たぶんなんだ笑
〇:ここにそうなったやつがいるので完全に否定できないんです笑
菅原:そういうことか笑
結局その日は夜ご飯も咲月と一緒に食べ満足感溢れる思いで家に帰った
ー1ヶ月後ー
〇:あの、、僕はなぜ呼び出されてるんでしょうか
和:だってぇひまだったんだもーん
〇:暇なくらいで呼ぶなよ
和:相変わらずお姉ちゃんを推しにするつもりはないの?
〇:まったくない!
和:”まったく”ないの?
〇:だって姉ちゃんだよ。推しとは違うんだもん
和:てことは私のこと見てはくれてるんだ
〇:もちろん見てるよ
和:やった!
和:なら、、、よいしょっと
〇:え、ちょ、いきなり!?
和:なにー妹に照れてるの?笑
〇:姉だろ! それに照れてねぇ
和:くぅーまださっちゃんには及ばずかぁ
〇:あ、咲月さんから祝ってくれたのってお姉ちゃんのお陰だよね
和:そりゃそうでしょ
〇:その点に関しては本当にありがとう
和:なんでこういうときだけしっかりお礼するかなぁ
〇:これからあと1回くらい会えないかなぁ
和:私のこと好きになったら会わせてあげよっかな
〇:あ〜じゃあ一生会えないや
和:むぅ
和:今度から猛烈にアピールしてやるんだから!
〇:のぞむところだ! 全部跳ね返す!
それからというもの....
和:ハッピーハロウィーン
〇:は、ハッピーハロウィン
和:チャーハントラーメンドッチニシマスカ
〇:チャイナ服か
和:悪は許さない!プリキュア!
〇:そういえば姉ちゃんプリキュア好きだったね
さくら:〇〇警部お疲れ様です!
〇:お疲れ姉ちゃ....遠藤さん!?
和:よ!
〇:あ、今日は姉ちゃんだ
和:どうかしたの?
〇:この前来たときは遠藤さんがいたような....
和:夢じゃない?
〇:夢か
和:どう?
〇:なんで俺のシャツ使ってんだよ!
和:いいでしょ〜減るものじゃないんだからー
〇:姉ちゃん無くすから減るじゃん
和:失礼な!
和:ねぇ
〇:ん?
和:いい加減好きになってよ
〇:姉ちゃんが頑張ってるのは分かるんだけどさ、、やっぱりお姉ちゃんとしか見れないよ
和:そっか、、、
〇:そのかわり頑張ってるのは痛いほどわかったからこれからは応援するし支えるよ。。弟としてね
和:そっか。。。よろしくね?弟として、、あと支えてくれる人として
〇:おう!任せろ!