反抗期だった妹は僕のことが好きなあまり彼女とバチバチなんだが
蓮加:お兄ちゃん!
〇:どうした?
蓮加:好き!
〇:はいはい笑
あれから毎日の様に僕に好きを伝えてくる蓮加
蓮加:蓮加がこんなに言ってるのにお兄ちゃん好きって言ってくれないよね...
〇:まぁ飛鳥が1番だからな笑
蓮加:絶対私が1番って言わせてやる!
〇:頑張ってね
ー学校到着ー
〇:おはよー
飛鳥:おはよう〇〇
〇:学校嫌だな〜
飛鳥:飛鳥ちゃんより蓮加ちゃんの方がいいの?
〇:なんでそうなった!!?
飛鳥:だって...
飛鳥:学校にいたら私がいる。 家にいれば蓮加ちゃんがいる
飛鳥:そんななか学校嫌って言ったから...
〇:飛鳥考えすぎだよ笑
〇:俺は飛鳥の方が好き
飛鳥:ならいいんだけど...
〇:そんなに考えなくても飛鳥から離れたりしないから笑
飛鳥:考えるに決まってるでしょ!
飛鳥:蓮加ちゃんの方が〇〇と一緒にいる時間長いんだから取られる可能性高いじゃん!
〇:取られないから大丈夫だって笑
飛鳥:うーん🤔
まだ心配な様子の飛鳥
〇:やっぱ心配か笑
飛鳥:今日〇〇の家行っていい?
〇:いきなり!?
飛鳥:蓮加ちゃんとお話したいしどっか行くよりも〇〇の家の方がしゃべりやすいじゃん
〇:まぁまわりにも配慮しなくて済むしな
飛鳥:うん
〇:じゃあいいよ
飛鳥:ありがと
学校が終わり帰宅の準備へ....
〇:あすかー
飛鳥:ん〜?
〇:家に直接行く?
飛鳥:私の家寄るのも面倒だから直接行く
〇:りょうかーい
飛鳥:〇〇の家久しぶりに行くからちょっと楽しみ
〇:ちょっとなのね笑
飛鳥:だって!
飛鳥:私と蓮加ちゃんとの決戦になる可能性もあるんだから!
〇:決戦やるのはいいけど怪我しないでね
飛鳥:喧嘩はしないよ
〇:ならいいんだけど
〇:ただいまー
蓮加:お兄ちゃんお帰りー...って....
蓮加:飛鳥さん!!
飛鳥:カフェのときぶりだね
蓮加:なんで飛鳥さんが家に?
〇:蓮加と色々話したいんだって
蓮加:私も話したいことあったからちょうど良かった!
〇:(おだやかに終わるといいな....
飛鳥:まず最初になんだけど
蓮加:はい
飛鳥:今でも〇〇のこと好き?
蓮加:大好きです!
飛鳥:〇〇は私と蓮加ちゃんどっちが好きだと思う?
〇:(なんちゅう質問じゃ
蓮加:今 “ は “ 飛鳥さんだと思います
飛鳥:今 “は” ?
蓮加:これから先は私のことが好きになるってことです!
飛鳥:それはないね
蓮加:え?
飛鳥:だって蓮加ちゃんより私の方が〇〇のこと好きだもん
蓮加:なんでそんなこと分かるんですか!
飛鳥:蓮加ちゃんの “ 好き “ は中学生の幼い恋なの
〇:(中学生と張り合う飛鳥はどうなんだ?笑
蓮加:そんなことない! 蓮加は幼くないもん!
〇:(蓮加怒っちゃった....
〇:あ、あの....言葉で色々やっても無駄じゃない?
飛鳥:まぁそうだけど...
蓮加:決着のつけかたがわからないんだもん
〇:そっか....
飛鳥:じゃあアピールし合おうよ
蓮加:それでお兄ちゃんが決めればいいんですね?
飛鳥:そういうこと
飛鳥:(〇〇が私を選ばないわけがない!
〇:(なんか面倒なことになったな....
飛鳥:〇〇もそれでいい?
〇:うん
飛鳥:じゃあスタート!
蓮加:蓮加がお兄ちゃんの彼女になったら一緒に寝てあげる!
〇:いっつも一緒に寝てないか?
蓮加:そっか....
飛鳥:私がこれからも彼女なら....
飛鳥:今まで学校から帰る時だけ一緒だったけどこれからは行くときも一緒!
〇:えっ!それめっちゃ嬉しい
飛鳥:でしょ〜
蓮加: 蓮加が彼女ならお兄ちゃんが作ったご飯食べる!
〇:いつも食べてるじゃん笑
蓮加:そうだった....
飛鳥:あすかちゃんは膝枕してあげる!
〇:(飛鳥の膝枕好きなんだよなぁ
それから何個かお互いのアピールを聞いた〇〇
蓮加:お兄ちゃんどっちと付き合いたいと思った?
飛鳥:(ぜったい私が選ばれるはず
蓮加:(蓮加が選ばれる!
〇:やっぱり飛鳥だね
飛鳥:やった!
蓮加:うぅ😢
〇:ごめんね蓮加
蓮加:お兄ちゃんもう知らない💢
バタンッ🚪
勢いよく家を飛び出す蓮加
〇:出ていっちゃったか....
飛鳥:私のせいだ....
飛鳥:探しに行かないと!蓮加ちゃん大丈夫なの?
飛鳥:そうだ! 警察に連絡しないと!
〇:飛鳥落ち着け
飛鳥:だって私のせいで出ていっちゃったようなもんじゃん
〇:選んだのは俺なんだから
飛鳥:それはそうだけど
〇:それに行き先はなんとなくわかってる
飛鳥:さすがお兄ちゃんだね
〇:ありがと笑
〇:とりあえず飛鳥今日は帰ってくれない?
〇:蓮加と話さないといけないこともあるし
飛鳥:わかった
飛鳥:もし蓮加ちゃんが〇〇が思うところにいなかったら連絡して
〇:わかった
飛鳥:じゃあまた明日ね
〇:うん。また明日
それから目的地まで走る〇〇
〇:やっぱここだったか ハァハァ
蓮加:お兄ちゃん....
蓮加:なんでわかったの?
〇:お母さんに怒られたとき毎回この河川敷にきてたじゃん
蓮加:お兄ちゃんにはお見通しだったんだ....
〇:蓮加を選ばなかったのはごめんだけど、なんで家から出ちゃったの?
蓮加:お兄ちゃんは絶対蓮加のこと選ぶと思ってたんだもん
〇:そっか
蓮加:なんで飛鳥さんを選んだの?
〇:それは....
〇:今さっきもそうだったんだけど、蓮加がいなくなったとき本気で心配してくれたりするんだよ
〇:飛鳥はちょっと怖がられがちだけどあいつは根っこからいい人なんだよ
〇:だから飛鳥を選んだかな
蓮加:カフェのときも心配して来てくれてたもんね
〇:俺と飛鳥のこと応援してとまでは言わないけどちょっとは見ててよ
蓮加:蓮加は振られたんだよ?
〇:そうだったな
〇:すまn…
蓮加:応援するに決まってるじゃん!
〇:え?
蓮加:蓮加は振られたんだからこれからはお兄ちゃん達のこと応援するよ
〇:ありがとね
〇:ちょっと大人になったね蓮加
蓮加:えへっ///
蓮加:そうでしょ!
〇:ちょっと褒めただけで照れちゃうのは子供っぽいけどね笑
蓮加:あっ
〇:まぁそっちの方が蓮加らしいけど
蓮加:ならいっか!笑
蓮加:お家帰ったらお兄ちゃんご飯作って!
〇:いいよ
蓮加:お兄ちゃんのご飯最高ー!
こうしてまた日常に戻った〇〇と飛鳥でした