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ブラコン彼女を持った僕はまさかの愛が爆発!?

キーンコーンカーンコーン🔔


〇:ふぅ....やっと帰れるな..

?:なーに疲れてそうなこといってんの


〇:だって真面目に授業受けたんだぞ?愛季だって疲れるでしょ

愛季:そりゃ私はつかれてるけど〇〇はどーかんがえても違うでしょ

〇:なにが?

愛季:授業中ずーっと寝てるじゃん

〇:いやさぁ....授業ってやっぱ寝てナンボだと思うんだよね

愛季:そんなわけないでしょ!笑

〇:でも愛季だって眠くなることあるでしょ?

愛季:そりゃあ〜たまにはあるよ

〇:そういうときにこそ寝るんだよ

愛季:普通は目を擦ってでも起きるのっ!


〇:くっ....愛季がしっかりしすぎてる

愛季:だって私がしっかりしてないと弟に示しがつかないでしょ

〇:ちゃんとお姉ちゃんなんだな

愛季:まぁね〜

〇:(ちょっと問題多めなお姉ちゃんだけど....

愛季:とりあえずはやく帰るよ!

〇:それは愛季の家に?

愛季:もちろん!


〇:あぁ....うん。はい

愛季:なんで気落ちするの!

〇:だって早く帰る理由って弟のためだろ?

愛季:うんっ

〇:たまにはどっか行こうよぉ

愛季:ダメっ

〇:そうですか....




それからいつも通り愛季の家へ向かうと

愛季:ただいまぁーってまだ弟帰ってきてないか

〇:みたいだな

愛季:何かあったのかな....

愛季:弟がいじめられてなきゃいいけど....

〇:おーい

愛季:もしいじめられてたら愛季......あいり....

〇:おーい聞こえてるか〜!

愛季:っ! え?なんかいった?

〇:さっきから呼びかけてんだけど?

愛季:はっ..!全然気づかなかった

〇:心配するのはいいけど、愛季の場合は度が過ぎるわ

愛季:だって弟だもん♪

〇:はぁ....ブラコンにもほどがある

愛季:ブラコンじゃないしっ

〇:愛季がブラコンじゃないならこの世にブラコンいなくなるぞ

愛季:だって私は姉として当たり前のことをしてるわけで....

〇:中学生の弟と手を繋いだり爪切ったりするって....どこが姉として当たり前だよ

〇:やりすぎだ

愛季:〇〇は一人っ子だからわかんないの!


〇:そ、それを言われるとどうとも言い返せないけど

愛季:世のおかあ....ゴホンッ

愛季:お姉さま方はみんなしてるの!

〇:いやお母様方でもやらんと思うけどなぁ

〇:まぁでも愛季がブラコンでいてくれたから俺は付き合えたわけだけどさ

愛季:どういうこと?

〇:ブラコンじゃなかったら今頃クラスのイケメンと付き合ってただろ


そう。愛季はどんなイケメンから告られた時も「弟がいるから....」ということで断ってきたのだ

愛季:なーに変なこといってんの

愛季:〇〇だから告白OKしたの!

〇:え?

愛季:〇〇の告白はしっかり想いが伝わったし弟とも仲良く出来そうだからOKしたの!!

〇:(やっぱり弟と仲良く出来るかも審査対象なんかいっ!

〇:そ、そうなんだ

愛季:それにしても弟遅いなぁ

〇:好きな子の家にでも寄ってるんじゃないの〜

愛季:!!!


愛季:なんかいった?ギロッ

〇:こ、怖ぇからその目やめろ

(愛季があんな物騒な顔するの初めて見た....)



それから「心配だ〜」とか「もう待てないー!」等などもう爆発するんじゃないかと思いつつ弟である△△の帰りを待っていると


ガチャッ

愛季:!!!

△:ただいま

愛季:まっでだよぉ!!!!


ギュッ


△:ちょっ...お姉ちゃん....

〇:ほんと大変だな....こんな姉もつと

△:うん....笑

愛季:愛季は普通の姉じゃけん何にも大変なことないっ

〇:おいおい....

弟:お姉ちゃん普通ではないよ....

愛季:えっ....弟まで....

愛季:もういぬる!


〇:帰るって....ここお前の家だろうが!

愛季:た、たしかに....

愛季:でもそがいに言わんでもええじゃん!

△:ご、ごめん....

〇:はぶってないで機嫌直せ

愛季:なかなか心にくるんだよ?

〇:そうだろうけどさ笑


それから2時間ほど時間をかけ機嫌をなおした




ー2週間後ー


愛季:〇〇はやく帰ろ〜

〇:いやぁ....なんか食いに行きたくない?

愛季:でも弟が帰ってくるし...


〇:ちゃんと鍵は持って行ってるわけだし大丈夫だろ

愛季:そうかなぁ

〇:早くいくぞ〜

愛季:もぉ〜わかったよ





それから近くの甘味屋へ行き

〇:甘味屋なんていくのも久しぶりだな

愛季:おばあちゃん達とお茶はするけどいつも縁側だもんなぁ

〇:そもそもこの歳でおばあちゃん達とお茶するのも珍しいけどな

愛季:そうかな?



そして頼んだアンコとホイップクリームの乗った
変わり種な団子が届き


愛季:おいしそぉ

〇:たべるか

愛季:うんっ


ぱくっ


愛季:おーいしぃ〜!


〇:これめっちゃ美味いな

愛季:さつまいもにキムチ合わせるより美味しいね

〇: ……そんなの食ったことないぞ

愛季:え〜おいしいのにぃ

〇:そんなの愛季以外に食ってるやつみたことないぞ

愛季:もったいなぁ

〇:キムチのせるより普通に食べた方がもったいなく無いと思うんだけど

愛季:そんなことはないっ

〇:あっそ



それから1時間近く談笑をした後、家(愛季の)へと帰ると




愛季:たっだいま〜......って今日もまだ帰ってきてないんだ


〇:そうみたいだな。やっぱり好きな人出来たんじゃないの?

愛季:な、なんかそれが現実味ありそうな気がするんだけど

〇:そうなっても俺がいるじゃん?

愛季:そうだけど....弟も捨てがたい....

〇:それは浮気者のセリフだよ

愛季:くっ....でも、、、うぅ....


〇:言葉には出来ないか..笑




それから1時間が経ち、時計の針は7時をさしていた


〇:さすがに遅すぎるな

愛季:部活もしてないのにこの時間ってやっぱりおかしいよ....

愛季:ぜったい....ぜったいなんかあったんだよ

〇:ん〜たしかに心配だな

愛季:〇〇っ....ちょっと探しにいこっ


〇:そうだな




そして弟の通学路を〇〇と歩く愛季



『もうやめてよっ』

「うるせぇ」



なにやら止めるように訴える女性の声と、荒っぽそうな男の声が聞こえてくる

ーーー


〇:なんか物騒な感じしないか?

愛季:女の子困ってるんだし助けよ!


〇:あっちの方向だよな?

愛季:うん!



そして声が聞こえた方へと走ると


ーーーー


[い、いたい....]

愛季〇〇:!!!

愛季:な、なんでこんなに....怪我してるの....グスッ


ボロボロな状態の弟をみて涙をこぼす愛季




『なんだよ。お姉ちゃんに泣き寝入りかよ‪w‪』

〇:おいおい。こんだけ殴っとして悪気ねぇのかよ

『あるわけないだろ!俺はムカついたから殴っただけだ』

〇:(ガキ大将かよ

『お前がソイツ(愛季の弟)守るなら俺と勝負しようぜ』

〇:そういうのは興味無いよ。殴るのは嫌いだ

『あっれ〜逃げ腰ですかぁ』

〇:ふふ。まだまだ青いね

『調子乗んじゃねぇぞ』


そういって殴る手を〇〇の鼻の近くにまで伸ばす男

〇:(愛季....一瞬だけ目ぇ..つぶっててくんないかな..


ゴンッ

『あぐっ....』

〇:嘘でしょ....1発で終わりかよ..笑


男は脳震盪を起こし簡単に崩れ落ちてしまった


ーーー


愛季:ね、ねぇ!大丈夫?

△:だ、だ、大丈夫....

明らかに大丈夫ではないのに強がったように言う△△


〇:それにしてもひどくやられたなぁ

「その....」

〇:あ、さっき叫んでた人だね

「そうです。。。」

「あの、△△君は私のこと守ろうとして....殴られたんです」

「私があの人達に絡まれてるとこに△△君がきて....」

〇:そうなんだ....

〇:なかなかやるじゃん

愛季:なにバカなこといってんの!

愛季:立てなくなってんじゃん!

〇:でも男としてはこれ以上ないカッコイイ行動だよ?

愛季:どうすんの一生残る傷とか作っちゃったら

〇:大丈夫。これくらいならすぐ治る


そして△△をみると
△△は強がったようにずっと目力を緩めないままだ


〇:きみ(女の子)はもう帰りな。親御さんも心配するし

「でも....」

〇:ここにいてもやることないんだしね

「そうですか....△△君。。今日はありがとう」

△:う、うん....



それから女の子は何度かこっちをみながら帰っていった



〇:よしっ、これでもう弱音吐けるぞ〜

△:グスッ グスッ

一気に顔の緊張が取れる△△


愛季:えっ!?


〇:ほんとよく頑張ったな。痛かったろ

△:うん....いたい

〇:カッコイイなぁ....好きな人守るためにここまでするか..笑

愛季:!!!

△:へへ

愛季:さ、さっきの人ってもしかして....

〇:どう考えても△△の恋人だな

愛季:うっ....そんなぁ

〇:だから愛季には俺がいるだろうが!

愛季:そうだけど、弟も....

〇:いい加減浮気やめんかい

愛季:浮気じゃないもんっ

〇:いーや。ぜったい浮気だよ

△:そんなことよりさ!!

〇:ん?

△:〇〇さんなんであんなに強いの?

〇:ギクッ

愛季:たしかに!相手をすぐ倒しちゃったよね


〇:そ、それは見なかったことに....

△:ならないよ!

愛季:うんうん!

〇:いやまぁ....若気の至りってものは誰でもやってるもので....

愛季:ようするに〇〇も人を叩いた経験があると

〇:ちゅ、中学の頃な?

〇:高校になってからは1度もないよ

愛季:へ〜〇〇もそんなことしてた時があったんだ〜

△:僕にもさっきの技教えて欲しい!

〇:まぁあれは....教えらんないな笑

△:え〜

〇:危ないからね

愛季:そんな危なっかしいことやらないのっ


〇:さっきのはしょうがなかっただろ?

愛季:そ、そうだけど....

〇:恋する弟救ったんだから許してよ

愛季:うっ....嬉しいけど一緒に包丁で刺された気分....

〇:笑笑

〇:そろそろ帰るか

そういって立ち上がると....


△:た、たてない....

〇:女の子いなくなった瞬間ほんとに弱くなるんだな..笑

△:だ、だって....

〇:しょうがないな〜まさか男を担ぐことになるとは思わなかったけど....今回はな

△:ありがとう

愛季:(やっぱり....〇〇ってかっこいい//




それからというもの、〇〇への愛が強くなる愛季でした





がっ......


愛季:グスッ💦グスッ💦 グスッ💦

〇:泣くなっつーの..笑

愛季:まだまだ泣き足りないっ

〇:弟の結婚式でこんなに泣くやつ初めて見たぞ

愛季:だって....だってあの△△が結婚なんてっ!グスッ

△:お姉ちゃん泣かないでよ

愛季:ご、ごめん....


〇:こんな困った姉から離れられてよかったな笑

△:そ、そんなことないですよ

〇:隠せてないぞ〜

愛季:まぁあのとき守った人が花嫁になるんだから嬉しいよね

〇:お、随分といいように捉えてんな

(離れるのが嬉しいのは認めんか)

愛季:そんなことないっ

△:でもあの時、〇〇さんが来てなかったら大変なことになってた....

〇:大丈夫。そのときはもっと殴られるだけだ

△:なんにも大丈夫じゃありません!笑


それから談笑を続けていると

〇:あ、お嫁さんが「早く戻ってこい」って顔してるぞ

△:はっ....そうだった

愛季:ほんっとに〇〇は人の顔色伺うの上手いよね

〇:まぁ..な

愛季:なにその意味ありげな感じ〜

〇:俺の親みてればわかるさ〜

愛季:あれ?〇〇の両親ってなんかしてたっけ?

〇:ほら、な〜んにも長けてる物ないのに世渡り上手ってだけで成り上がってるからね笑

愛季:喧嘩やるような人が世渡り上手だとは思えないんだけど...


〇:そ、それははやく忘れてっ

愛季:忘れるわけないじゃろ?

愛季:これからもずーっと一緒におる人が警察にお世話になるわけにはいかんもん

〇:ま、まぁそうだけど

愛季:だ・か・ら! これからは私とずーっと手を握って、爪も愛季が切って、寝るときもぜーったい一緒だから!

愛季:愛しとるけーのー💕

〇:ちょっ....ブラコンの次は束縛になってんじゃねぇかっ!

△:〇〇さん....ご愁傷さまです

〇:いーやぁだ〜




それ以降、愛季の「愛」は爆発し....


愛季:〇〇〜みてみて〜


〇:なにこれ?

愛季:ハート型のオムライス〜💕

〇:こういうのって最初の頃のカップルしかしないんじゃないの....?





愛季:にゃん!


〇:ん?今度はコスプレ?

愛季:にゃんにゃんだにゃん

〇:いやコスプレだろ?

愛季:あいりネコにゃんっ

愛季:なんでも聞くにゃんよぉ

〇:可愛い....//


不覚にも愛季に改めて恋する〇〇


〇:今の愛季がいっちばん可愛い!

愛季:むぅぅう

〇:え?(喜んでくれないの?)

愛季:今ってことはおばあさんになったら可愛いくないわけっ?

〇:ち、ちがう!そうじゃない!

愛季:〇〇はまーだ分かってないんだねっ

〇:??

愛季:愛をわからせるっ!

〇:な、なにするんだよ

愛季:10時間ギューの刑だぁ!

〇:け、桁がおかしいだろ!




それからほんとに10時間ギューをされ......


愛季:どーだーわかったかー!


〇:ふふ。わかったよ..笑

愛季:なっなんで笑ってるの?

〇:いや、幸せだなって思ってね

愛季:こ、これは....ほんとにわからせてしまったかも....

〇:あいり〜〜!!!

愛季:ひぇぇ〜



けっきょく愛季よりも愛が爆発する〇〇でした
























俺 、、一人っ子で寂しかったのかな....

なんだかんだ心あっためることが夢だったりして

朝の眩しい光も、2人で分け合えば痛くない













                                                         

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