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続き・家の売却で起きたシンクロ。 (ガソリンスタンドが分岐点だった)

「お客様が帰られたあと、不動産屋の男性が来られたんですよ!!」

北海道のガソリンスタンドから電話があった。


知り合いでもないガソリンスタンドの店長さんから、なぜ電話があったのか?・・・前半のお話が知りたい方はコチラへ ↓↓

電話は、昨日、私が困って飛び込んだガソリンスタンドからだった。

顔見知りでもなく、ほんとに初対面。

それなのに店長さんは私の話を聞いてくれて、覚えていてくれた。

しかも、その後、ガソリン入れに来た人に話してくれたようだった。



しかもその話した相手が、不動産屋の専務さんとは!!

なんというタイミング。

神様、ガソリンスタンドの店長さん、ありがとうございます。



そして店長さんは電話で、

「その不動産屋の電話と、私がお話しした男性の名前をお知らせしますね。電話してみてください。よかったですねー。こんなことあるんですねー」

いっしょに喜んでくれてた。

何度も何度もお礼を言って電話を切った。




切るやいなや、夫に状況を話す。

「ね、ね、かけてみようよ!」


あまりピンと来てないのか、反応が薄い。

「じゃ、私かけてみるね!で、途中で電話代わるね」



嬉しくてしょうがない私。


その不動産屋の様子も電話から感じてみたかった。


電話をする。

女性が出た。


ごく普通に。


ガソリンスタンドの店長さんから教えてもらった男性の名前を告げて、

「〇〇さんはいらっしゃいますでしょうか?」

「あ、専務ですね。少々おまちください」


とてもスムーズ。感じいい。



そして男性が出た。

ガソリンスタンドに飛び込んだのは私であることを伝えると、

「ははは。そうでしたかー。」

明るく笑う。


「いや、こちらでも、あのエリアの物件を探している方から問い合わせがあったんですよ。えっと、何丁目になりますか?一軒家ですか?」



(おおお・・・本題に入っていくなら、これは夫に代わった方がいいぞ)


夫に電話を代わる。




話がはずんでいる。

相手が北海道の人だからかな、夫の口調も北海道イントネーションになってる~(笑)。


ほっとする私。


そして家の状況をみてもらって査定。

煙突の外壁の修理くらいで、室内の傷みもなく、

大がかりなリフォームも不要、ましてや建物を壊す必要もなく、このままで大丈夫と言われた。


登記簿上の手続きも問題なく進み、その専務さんのおかげで、

家は壊されることなく、次の方に使ってもらえたのでした。

あとから考えてみると、

夫にとっても一番よかったなあ、と思う。



「更地にしないと売れないんだよ!」

そう言ってた気持ちの中には、思い出のある家が壊されてしまう寂しさもあったのだろう。



夫は以前、何度も自分の幼少期の話や親の話を私にしてくれた。


「長屋に住んでたから、お風呂はなく、台所も共同で、

小さい時はその台所で、住民の人が使わない時間に

そこをお風呂にしたんだよ。そこで体を拭いてもらってた」と。 

そして

「ふたりともすごく頑張って家を建て、

最初は平屋だったんだけど、徐々に部屋が増え、とうとう2階が出来たんだよ。」

と。




思い出のある部屋、階段、玄関、屋根、煙突。

住んでる人は違っているけど

外から見たその家は、今でも残ってるわけだものね。

そして私のこともたくさん可愛がってくれた義理の両親。

お2人も天国から喜んでくれてるかもしれない。





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