2023シーズン:WEEK18 CHI戦の結果と感想
レギュラーシーズン最後となるWEEK18のCHI戦は
17-9でパッカーズの勝利!
点差こそあまり付かなかったものの、オフェンス、ディフェンスともに相手を上回り快勝。この勝利で第7シードに滑り込み、来週からのプレーオフ進出を決めました。
CHI戦前日の動き
・TEマスグレイヴ、RBウィルソンがIRから復帰
・SフォードがIR入り
・CBロングをカット
・WRデュボースがプラクティススクワッドから一時昇格
インアクティブ
WRワトソンは間に合わず。PSから一時昇格したデュボースはリード、ウィックスが大丈夫だったためインアクティブに。
怪我人
WRドブス(胸)OTトム(指)
トムは試合中に復帰
感想
オフェンス
ドライブ7回でパント無し。その割に得点が少ないのは残念ですが、相手ディフェンスを凌駕したことは間違いありません。
先週も書きましたが、アーロン・ジョーンズのランが出るのでオフェンスに淀みがなくなっています。ランブロックも好調でシーズン中盤までのランオフェンスとは変わってきていますね。
パスオフェンスはWR陣が誰でもフリーになれる状況でシーズン終盤の好調を維持。ワトソンに加えて、ドブスが途中退場した影響を全く感じさせません。特にメルトンは先週までプラクティススクワッドにいたとは思えない内容。スターターとしても十分やっていけるプレーです。
一方でTDパスのドロップ2回や前半最後のオフェンスでのミス連発(TEクラフトが外に出ない、時間がない場面でタックルされる場所にパスを投げてFGが蹴れない)と圧倒しながら得点が伸びないのは反省点。プレーオフではギリギリのパスを捕らないと勝つのは厳しくなってくるでしょう。
いつも最後になりますが、好調のオフェンスを支えているのはパスプロ。今のパッカーズはパスプロさえ保てばなんとかなる状態です。プレーオフでもパスプロが最重要になりますね。
ディフェンス
先週に続き相手を上回るディフェンスを見せました。特に良かったのはランディフェンス。ラン主体のCHIに対しロングゲインを許さなかったのが大きかったですね。
パスラッシュも好調。特にインサイドからのラッシュが良かった。中央と外からラッシュが来るので逃げ場が少なく、QBフィールズにスクランブルでやられることが少なかったのは勝因の1つです。
パスディフェンスは稀にロングゲインを許しましたが、全体を通して見ると安定していました。CBアレグザンダーが謹慎明けでしたが、彼らしいプレーを見せていましたね。逆サイドのヴァレンタインは少し不安もありますが、マンカバーが多くなり良いカバーが多くなってきたのは間違いありません。そしてスロットCBのニクソンが見違えるプレーぶり。WRムーアをよくカバーしていました。
スペシャルチーム
Kカールソンが最初の41ydFGを失敗。チームの出鼻をくじくプレーでプレーオフに向けても不安しかありません。
キックオフカバレッジも悪く、毎度30yd以上地点から相手の攻撃が始まっていました。
QBラヴ
27/32 316yd 2TD レーティング128.6
成功率約85%。レシーバーがフリーになっていることもありますが、彼の判断、パスの正確性も素晴らしかった。厳しい状況を切り抜けるプレーもあり、一流の内容でシーズンを終えました。先週も書きましたが、シーズン終盤の内容はフランチャイズQBに相応しい内容です。
一方で2つのミスが目に付きました。1つは前半終了間際のインターセプト未遂。明らかに相手DBの方が数が多く、絶対に投げてはいけないパスです。
もう1つはスクランブルからのファンブル。ラヴはQBキープでもスクランブルでもミスが目立ちますね。とにかく無闇に相手ディフェンスに突っ込むので修正が必要です。
このプレーはほんとに素晴らしかったですね。ロジャースの良い時を彷彿とさせます。
QBラヴの会見
・我々がシーズンをかけて得たチャンスを物にできた。本当に重要な試合だった。我々が結束し正しい振る舞いができたことを誇りに思う
・ここ数試合はプレーオフと一緒だった。壁に背を付けて勝たなければならなかった
・WRメルトンは番号をコールされた時に良いプレーを見せた。彼ができる全てのことをやりきった
・ラフルアHCがフィールドに走ってきてハグをされたことは一生忘れることはないだろう
・前半の最後のプレーはもっと早く外のルートに投げるべきだった
ラフルアHC会見
・いやー、最高の気分だ
・QBラヴは意志が固い。彼の家族が素晴らしい人間に育ててくれたし、4年間で大きく成長した
・ラヴに対する疑問はほとんど残っていない。彼には素晴らしい部分だけが残っている
・DAL戦はチームにとって重要なものになるだろう。彼らに勝つのは簡単なことではない。マッカーシーHCがそこで確立したことに多大な敬意を抱いている
・前半終了間際は多くのミスで得点を逃した
・昨シーズンのチームについて話すことにはもう疲れたよ。今年は全く別のチームであり比べることに意味はない
・RBジョーンズの能力は誰が見ても疑いの余地は無い。爆発的なゲインとタックルを打ち破る能力で違いを生み出してくれる
・WRリードは何でもできるし、どこにでもセットさせられる。彼はまさにフットボーラーだ。誰でもできるだけ彼にボールを渡したいと思うだろう
・最後のシリーズのTEクラフトへのパスはとんでもなく素晴らしかった
・WRワトソンはプレーをする準備がまだできていない。DAL戦の出場は今週の状態次第だ。オフシーズンには彼の怪我について対策を練る必要があるだろう
・パッカーズの一員であることは本当に特別なことだ
当然かもしれませんが、いつも以上に饒舌でしたね。若いチームを導いた手腕はほんとに素晴らしいものでしたし、プレーオフでもチームを信じた采配を期待しています。
来週の試合
ワイルドカードプレーオフのDAL戦は日本時間で月曜日の朝6時半からに決定
シーズン全体を見ればDALのチーム力が上ですが、現在の状態なら良い勝負ができる可能性はあります。若い選手たちが思い切ったプレーを見せることを期待しています。
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