2023シーズン:WEEK13 KC戦の結果と感想
WEEK13のKC戦の結果は
29-17でパッカーズの勝利!
オフェンスは最近の好調を持続。特に前半は珍しくランも好調でバランス良く理想的な内容でした。ディフェンスはKCオフェンスをなかなか止められなかったが、パスラッシュが好調でFGに抑えられたのが大きかった。強豪のKCに勝利し、今後に期待が持てるチームだということがわかったのが嬉しいですね。
KC戦のインアクティブ
CB Jaire Alexander
RB Aaron Jones
OLB Brenton Cox Jr.
T Caleb Jones
TE Josiah Deguara
WR Samori Toure
CBアレグザンダーが欠場。今週も控えCB陣が頑張なければならない状況に
ILBキャンベル、Sフォード、Sサヴェッジ、WRウィックスが復帰
怪我人
WRワトソン(ハムストリング)
試合後半に負傷。重度は不明だが好調だっただけに痛い
感想
オフェンス
最初のシリーズからディロンのランを多く使って、時間をかけたドライブを展開。TDを取れたのは当然ですが、相手のオフェンスの回数を少なくしたのも大きかったですね。
ランを増やしたのはパスラッシュ対策とパスを予想している裏をつくことが狙いだったのでしょうが、それが嵌りました。ディロンの好調に加えて、ジェットスイープなどガジェットプレーで目先を変えたのも良かったですね。
パスオフェンスも引き続き好調。ラヴもぎりぎりのパスを通し、オフェンス全体がうまく回りました。選手全員が自信を持ってプレーしているので、ミスも少なくなっています。
パスプロは後半に少し乱れましたね。相手のブリッツにうまく対応できない時も見られました。ブリッツの裏を突くことも多くやられっぱなしではありませんでしたが、ヘビーなブリッツ対策は今後の課題です。
ディフェンス
正直に言うと褒められたディフェンスではなかったと思います。RBパチェコのランは止まらないし、TEケルシーはどフリーにする、3rdダウンではソフトカバーで楽々1stダウンを取られる、スクランブルに全く対応できない。
完全にKCペースでしたが、パスラッシュが通用していたのでレッドゾーンでのサックで踏みとどまることができました。DET戦に続き、強力オフェンスに対してパスラッシュで対抗できたのは収穫です。今週は若手のヴァンネスやイナグバーリのラッシュも効果的でした。
そして値千金だったのがCBニクソンのインターセプト。ターンオーバーを取れればなんとか食らいつけると思っていましたが、その通りになりました。フェードのパスを読んだ素晴らしいプレーでしたね。
スペシャルチーム
Kカールソンが今日は安定していました。プレッシャーのかかる48ydFGもど真ん中に。これで自信を回復してほしいですね。
QBラヴ
25/36 267yd 3TD レーティング118.6
オフェンス全体同様にラヴも好調を持続。際どいパスもしっかり決めており、彼の能力自体が上がっているように感じます。
クイックリリースもどんどん上達してきており、フランチャイズQBとして申し分ないプレーだったと思いますね。
懸念があるとすれば、後半プレッシャーが来るようになった時に逃げるのが早くなっていたこと。ポケットでガマンすべきか逃げるべきかの判断は誰でも難しいですが、苦しい局面を打開するには必要な能力。長期的にQBを任せる為にはここの改善も期待したいですね。
また、相手のブリッツに対応してプロテクションの変更をできるようになれば、よりオフェンスは安定すると思います。
ラフルアHC会見
・(QBラヴが初先発した)2年前と比べて冷静さが違った
・ここ数週間は我々のQBが正しい判断をするという信頼が好結果を生んでいる
・若いチームは完成にはまだ遠い。まだまだ満足はしていない
・前半にTDが取れない時期があったことは忘れた。私は現在のことに注力している
・プレーオフのことは全く考えていない。次のNYG戦に集中するだけだ
・ワトソンの怪我の状況はわからない、長くかからないことを願っている
・ポジティブであり続けるのが難しい時期もあったが、チームがその困難な時期を乗り越えてより良い結果を出せると考えていた
ラフルアも嬉しそうでなにより
率直な感想
不満もありますが、KCに勝ちきったのは大きいですね。数週間前はDETとKCに連勝できるとは夢にも思っていませんでした。オフェンスの成長ぶりには目を見張るものがありますね。プレーオフに出ても恥ずかしくないプレーぶりだと思います。
ディフェンスはフィールド中央のカバーが甘く、ランが強いチームのランは止められないという弱点が修正される感じが無い。今後に向けてはジェエアが復帰してカバレッジが長所にできるかにかかっているように思います。
「強いチームに勝つって最高!」
唐突な心の声でした。
GO!PACK!GO!