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殿堂入りセレモニー中に思い出の旅を味わうアーロン・キャンプマン

昨日に引き続き、殿堂入り選手の記事紹介。今日はキャンプマンです。


殿堂入りが決まった時の記事



ドラフト5巡で指名され、8シーズンで2度のオールプロセカンドチームとプロボウルに選出されたアーロン・キャンプマンは、成功への原動力となったのは教育だと常に信じてきた。

簡単に言えば、彼のルーツであるスモールタウンでは、ハードワークだけが生き残る道だった。

「それをうまく説明するのは難しい」とキャンプマンは木曜日、同じくパスラッシャーのクレイ・マシューズとともにパッカーズの殿堂入りを果たす直前に語った。

「それは両親から始まったんだ。私はアイオワ州北東部の小さな田舎の農村で育った。そこでは仕事をしなければ何も成し遂げられない。選択の余地はなかった。私は若い頃からそういう環境に浸っていたんだ。私の祖父母は二人とも農家で、父は木材置き場を所有おり、母は公衆衛生看護師として郡内を回っていた。一生懸命働き、他人の世話をするという考えは、幼い頃から私に植え付けられていたんだ。」

その労働倫理がキャンプマンをアプリントン・パーカーズバーグ高からアイオワ大そしてNFLへの道へと導き、パッカーズでは2桁サックシーズンを2回、2002年から2009年にかけて通算54サックを記録した。

膝の負傷は、ジャクソンビルでの最後の2シーズンを含む彼のフットボール選手としてのキャリア終盤に影を落としたが、キャンプマンの育ちを考えれば、彼がその後複数の取り組みで成功を収め続けていることは驚くべきことではない。

彼はNFLPAと協力して元選手たちが引退後の生活に移行できるよう支援することから始め、その後すぐにリーダーシップ育成会社「アライン」を設立しCEOを務めている。アラインの上級幹部ジョー・ウルカヴィッチ氏は、木曜夜の殿堂入り式典でキャンプマンのプレゼンターを務めた。

「フットボールから引退して、自分の時間をどう使いたいか考え始めた」と、このビジネスについてキャンプマンは語った。「私はリーダーシップについてたくさんの教えをもらい、人生でたくさんの素晴らしい人たちと出会った。それをどうしたら意味のある形で返せるかと考えたんだ」

彼はまた、故郷アイオワ州の高校フットボールの指導者として約十年間活動しており、その情熱は現在、金曜日の夜に試合がある息子の指導することにつながっていると話した。

コーチの世界ではキャンプマンは、アプリントン・パーカーズバーグ高校のコーチ、エド・トーマスの遺産を引き継ぐ手助けをしている。トーマスは地域の人々に愛された人物だったが、2009年、キャンプマンがパッカーズに在籍していた最後の年に、元選手によって殺害されるという悲劇が起きた。

「高校のフットボールを指導することで、指導する子供たちに彼の遺産を引き継げていることを願っている。なぜなら、彼は私に変化をもたらしてくれたからだ」とキャンプマンはトーマスについて語った。「彼は私の世界の見方を変えてくれた。私はフットボールが大好きで、彼はその情熱をかき立ててくれたんだ。この仕事ができて嬉しいよ」

彼はまた、殿堂入りを機に思い出の旅を楽しんでおり、フィールド内外での現役時代を懐かしんでいる。グリーンベイにいた間、キャンプマンと妻のリンデは、信仰に関連した地域活動や慈善活動に定期的に参加していた。

「パッカーズを特別なものにしているのは、人間関係、つまり人々だ」と彼は語った。「私はその関係を体現する機会を得て、そして今、それらの人間関係をもう一度見つめ直す機会を得た。私は人生でのその章を閉じ、前に進んでいたんだ。この栄誉が私にもたらした最高のものの一つは、それらの章をもう一度楽しみ、もう少し味わい、その過程で何人かの人々への感謝を再現できることだよ。」

就任スピーチの中で、彼は感謝の言葉を述べ、その過程でそれらの関係の多くが彼と彼の家族の人生にどれだけプラスの影響を与えたかを説明する予定だった。

「フットボールだけが私という人間を定義したわけではないということを人々が感じてほしい。」とキャンプマンは語った。「フットボールは私の一部ではあるが、私の全てではない。私は、主や家族、地域社会、そして私にとって最も大切な人たちへの敬意を、フットボールのフィールドで私自身を表現したかった。私は自分の能力の限りを尽くした。いつも完璧ではなかったが、一生懸命努力したし、それがフィールドで大きな成功を収めるのに役立ったんだ」



キャンプマンは2000年代を支えてくれたエースラッシャー。タイミング的にスーパーボウルを獲得することはできませんでしたが、印象に残るプレーをいくつも見せてくれました。

この記事にもあるように素晴らしい人格と地道な努力で成功を収めたキャンプマン。その輝きはいつまでも色褪せないでしょう。

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