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2023シーズン:WEEK4 DET戦の結果と感想

WEEK4のDET戦の結果は

20-34でパッカーズの敗戦



試合当日のロスターの動き

・OTバクティアリがIR入り
・ILBウェルチがロスターに昇格
・CBコーリー・バレンタイン、CBトーマスがプラクティススクワッドから一時昇格

・ILBウェルチはキャンベル欠場のためのデプスとSTの補強。ロスター昇格は長いスパンでSTでのプレイを期待しているのだろう
・CBを2人一時昇格させたということはアレグザンダーとヴァレンタインがともに出場できない可能性が高い
・RBテイラーをロスターに入れないのは意外

OTバクティアリは昨日、内視鏡手術を受けており、数週間以内に別の手術を受ける予定との情報。手術を受けることによりシーズンエンドになるが2024年に良い状態で復帰することを目指しているとのこと

ということでバクティアリがシーズンエンド濃厚に。残念でなりませんね。とりあえず今はそれしか言えません。

今日のインアクティブ

WR Malik Heath
CB Jaire Alexander
S Anthony Johnson Jr.
S Zayne Anderson
LB Brenton Cox Jr.
LB De'Vondre Campbell
G/T Elgton Jenkins

予想通りRBジョーンズ、WRワトソンがアクティブに。OLトム、CBヴァレンタインも間に合った。


怪我人

TEマスグレイヴ(脳震盪)
TEはほぼ1人のような状況だけに心配。次の試合まで間があるのでそこまでに回復できると良いのですが

全体の感想

オフェンス

前半は3&OUT連発。ランをほぼ封印してショットガンからパス中心で行くもののIOL3人のところを突かれてラヴがプレッシャーを受けオフェンスが全く機能せず。
「DETはランディフェンスが強く、パッカーズはランが弱い」という相性の問題でパスヘビーになるのは理解はできますが、極端すぎた上にクイックなパスも少なくOLへの負担をかけすぎたように思います。
DETも外のランの脅威が無いのでDEハッチンソンを数多くインサイドからラッシュさせてきました。
もう1つ、完全な推測ですがWRワトソンが復帰したものの彼をオフェンスで活かす準備ができていなかったのではないでしょうか。それが前半フリーなレシーバーが少なかった原因の1つだったように感じました。

後半は開き直りもあり、ある程度オフェンスが機能したのが今後に向けては救い。OLも完璧には遠かったもののオフェンスが停滞しない程度には耐えたように見えます。

最後に、1番気になるのは1stダウンでのプレイがゲインできないことが多いことですね。例えば、後半にドブスへのラテラルパスで目先を変えましたが大失敗で追い上げムードに水を差しました。ランが出ないことがかなりオフェンスを窮屈にしているように見えます。今後の大きな課題です。


ディフェンス

前半24失点。オフェンスがダメですぐにディフェンスが来るというキツさがあったものの看過できない内容です。最初にSフォードがインターセプトを取ったまでは良かったが、その後はいいところ無し。CBダグラスが2回やられて簡単に最初のTDを取られたのも相手を勢いに乗せた要因でしょう。

しかし、前半の体たらく以上に酷かったのが後半のランディフェンス。10点差の4Qで多くの時間が残っている状況で、見え見えのランを全く止められず。明らかにランかショートパスのシチュエーションで、なぜ2ハイのディフェンスに固執するのか理解に苦しみます。最後も4th&3でもセーフティは深く守り、OLBヴァンネスをカバーに下がらせるという謎のコールで楽々1stダウンを取られて終わりました。試合後の会見でラフルアが怒ってましたが、怒りたいのはファンの方です。


スペシャルチーム

Kカールソン、Pウィーランは飛ぶ上に安定していますね。ポジ要素の1つです。
他は全くダメ。とにかく反則が多く、4QではFGで済むところをOLBウォーカーがスナッパーを飛び越える反則で試合を決定づける1stダウンを与えてしまいました。カバーチームも反則が多いうえにブロックも悪く、正直良いところがありません。多くのスペシャルチーム専門の選手がいるのにこの状況は残念なところ。ビサッチアSTCの指導力も問われます。


選手についての感想

QBラヴ
23/36 246yd 1TD 2INT レーティング69.9
今シーズン初めてプレッシャーを受けることが多い試合になりましたが、彼の内容自体も褒められたものではなかったと思います。前半はチャンスが少ない中でフリーのWRドブスに決められず1stダウンを取れず。確かにプレッシャーはありましたが、それを決めるのがフランチャイズQBです。クリーンポケットだけで活躍するのであれば、他のQBと何ら変わりません。

2つのインターセプトがありましたが、2つ目はしょうがない範囲かと思います。問題は1つ目、オフェンスがうまくいかない焦りからILBの動きがよく見えていなかったように感じました。いずれにせよ、プレッシャーをいかにコントロールするかは大きな課題。ラヴだけが悪いわけではありませんが、もう少しプレッシャーが来る前提で準備をしていないといけないと思います。

一方で後半それなりにオフェンスが進んだのもラヴの思い切りが良い方向に向いたのが大きかったと思います。オフェンス全体としてそれを前半からできるようにしていかないと今後も苦しい試合が多くなるでしょう。


WRワトソン
今シーズン初出場でしたが、大きな活躍はできず。しかし、後半はオフェンスに馴染んできたように見えたので、今後は彼らしいプレイが見れるでしょう。




WRドブス

今週も95yd獲得とエース級の活躍。というかもうエースです。次戦以降はワトソンも馴染んで警戒されるようになれば、よりドブスがフリーになる機会が増えるようになりそうです。

OGニューマン
先週までニューマンなりに頑張っていたと思いますが、この試合では弱点と見られて完全に狙われました。次戦にジェンキンスが間に合わないようであればライアンを試してみるタイミングだと思います。


DLブルックス

4試合で2サック目。ランディフェンスに課題はあるものの6巡指名の選手としては破格の活躍。これからが楽しみですね。

CBバレンタイン
途中からヴァレンタインに代わり出場。DETのWR陣相手に安定したカバーをしていたように見えました。今後は序列が上がってきそうです。


ラフルアHC会見

・ハーフタイムでフィールドで競い合えるようアジャストを試みた。チャンスはあったが、10点差から酷い反則で3ポゼッションゲームになってしまった

・前半の5回連続3&OUTは屈辱的だ

・ラヴは良くないところもあったが、仰向けで投げるようなパスは難しい。彼を守る方法を検討しなければならない

・前半は酷い内容だった。理由がわかっていれば、そんなことは起こらなかったはずだ

・ランディフェンスについて、我々は何か違うことをしなければならないだろう。同じことを何度も繰り返して、異なる結果を期待するのは正気の沙汰ではない

・後半の選手の頑張りは誇りに思う。後半は積極的に戦った。2週連続で酷い状況陥った前半が問題

・バクティアリの状況が憎いとしか言いようがない。彼は酷い怪我をし、我々はその影響を目の当たりにしている。彼はあらゆることを試してきたし、フィールドに出てプレイしたいんだ

・2つ目のINTはラヴは予定通りに投げたが少しタイミングが遅れたためドブスはスクランブルドリルに移行した。こういうことは偶に起こるものだ

・我々はランを出す方法を見つけなければならない

・1stダウンのプレイでもっと良い状況を作り出さなければいけない


ここからぶっちゃけた感想ですけど。ラフルアはとても優秀だと思うんですが、後手に回ると弱さが出ますよね。2019年のLAC、SF、2020年のTB、2021年のNOなどなど。引き出しが少ないというよりも切り替えができないという感じ。今日のDET戦もここまで酷い内容になる戦力差では無いと思います。それが良いことなのか、悪いことなのかはわかりません。ただ、オフェンスの可能性はまだまだこんなのものじゃないということだけは言えます。

ディフェンスについては確かにバリーの引き出しの少なさは酷いものだと思いますが、選手の能力がそこまで劣っているわけじゃない。選手が能力を発揮できれば良い試合もできるはずだと思っています。次のDETとの対戦までにどれだけチーム力を上げられるか楽しみにしようと思います。

GO!PACK!GO!


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