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2023シーズン:WEEK13 KC戦の展望

サンデーナイトに行われるKC戦の展望です。


インジャリーリポート

Out:RBジョーンズ(膝)
Questionable:CBアレグザンダー(肩)ILBキャンベル(首)TEデグアラ(股関節)Sフォード(上腕/鼠径部)WRリード(胸)CBロシェル(ふくらはぎ)WRウィックス(膝)


・IRのCBストークス(ハム)はDoubtful、Sサヴェッジ(ふくらはぎ)はQuestionable
・WRリードは金曜の練習に部分参加
・KCはLBボルトンがOut

RBジョーンズが今週もOut。おそらくプラクティススクワッドのRBロビンソンが昇格するでしょう。
CBアレグザンダーが復帰できるかで試合の行方は大きく変わりそうです。

ラフルアHC会見

・TEケルシーはダイナミックでディフェンスの弱い部分を見つける独特の能力を持っている。彼とパトリック(マホームズ)の信頼関係は他とは別のレベルにある

・シーズンを通してコーチとスタッフ間の連携が改善された


KCのデプスチャート



KCの分析

オフェンス
KCというとパスオフェンスをイメージする方も多いと思いますが、今はバランス型。どちらといえばランで打開することも多い印象です。

QBマホームズの能力は相変わらず。プレッシャーがかかっても逃げてパスを通す力はリーグ随一です。しかし、今シーズンはターンオーバーも多く喫しており、完璧な内容というわけではありません。WRが空かないことが多く、パスオフェンスが苦戦する試合が見られます。

レシーバーの絶対的なエースはTEケルシー。怪我がちで本調子ではないことも多いですが、大事なところでは彼が頼りになります。
WRは新人のライスの爆発力が目立ちます。試合ごとにムラはありますがビッグゲインを生む存在。ベテランのワトソンも良いところでフリーになることができ頼りになります。他にもトニー、MVSなど多彩なWRを揃えており、彼らを自由にするとKCのオフェンスは止まらなくなりますね。

RBパチェコを中心としたランはKCオフェンスの武器の1つ。パチェコはとにかく人に強くタックルを破る能力は目を見張るものがあります。パスがダメでもランでゴリゴリ進んで得点を取れるのが強みですね。

パスプロはまずまずではありますが、両タックルは不安な面がありますね。彼らが崩れてマホームズにプレッシャーがかかる試合は苦戦することが多いです。

ディフェンス
KCディフェンスの強みはスパグニョーロDCが繰り広げる多彩なコール。ブリッツ(特にCBブリッツ)を多用しますが、状況に応じてコールを使い分けるので非常に対応しづらい。選手の能力に頼らないディフェンスは見事です。

パスラッシュの中心はクリス・ジョーンズ。DLとしてはもうアーロン・ドナルドに並ぶレベルの選手です。基本的にインサイドの選手ですが、外からのラッシュもありマークしづらい。ジョーンズ以外に目立ったパスラッシャーはいませんが、彼に注目しすぎるとブリッツでやられてしまいます。特にスピードあるスロットCBマクダフィのブリッツが効果的。ブロックされずに抜けて楽々サックすることも多いですね。

DBはCBスニード以下、まずまずのカバレッジを見せます。正直、完璧に抑えるような試合は少ないですが、パスラッシュとの組み合わせでうまくドライブを止めてくるいやらしさがありますね。

ランディフェンスも堅実。多少やられることはありますが、ランだけでディフェンスが崩壊するようなことはありません。

パッカーズはどうする?

オフェンス
毎週同じですが、パスプロがパスラッシュを抑えられるかが勝負。特に特殊なブリッツの多いKC相手だとこれまでとは異なる対応が求められることになります。パスプロさえ持てば今のオフェンスならそれなりに点は取れるはずですが、勝つためには30点以上欲しいですね。

ディフェンス
KCオフェンスを完璧に抑えようとしても無理。まずはランを止めること。ランが止まらないとズルズルとやられることになります。そしてパスラッシュでDET戦のようなプレッシャーをかけること。パスを通されることもあるでしょうが、ドライブのどこかで止めればいいんです。ジェエアが復帰できれば止める確率も上がると思うのですがどうなるでしょうか。
あとはターンオーバーを取りたい。できれば2つくらい。そのためにもパスラッシュが大事になりますね。



KC戦は分の悪い戦いにはなると思いますが、DET戦のような試合ができればチャンスはあります。若いパッカーズオフェンスがスーパーボウル王者にも通用するというところを見せてほしいですね。

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