[MTGアリーナ]ダスクモーンのクイックドラフトを17Landsで分析してみた: アゾリウス(白青編)
本記事を書いた動機
本記事は以下のダスクモーンのクイックドラフトの分析記事の続きです。
ダスクモーンのクイックドラフトにおけるラクドスの優位性及びボットの挙動に関する考察をしました。青白デッキの構築に関しておじょーさんの記事が大変学びの多い考察をされているので参考にさせていただきました。
前回同様、17Landsを使って青白全体のデータを確認しています。ブログで紹介されているカードのピックのしやすさや勝利貢献度を調査しています。
本記事の内容のノーカット版はYouTubeで!
YouTubeで17Landsを使った分析をノーカットでアップロードしてあるので動画が好みの方はこちらを御覧ください。
ちなみに・・・白青で館から生還(7勝)できました
私がクイックドラフトで唯一7勝できたのがこの白青デッキです。赤黒デッキでは6勝までは行けましたが私のプレイングが下手で館から脱出することは叶いませんでした。
白青デッキの採用数と勝率
クイックドラフト期間を通し採用数はNo.1でした。勝率も他のデッキカラーよりも平均的に高く、2024-10-14では60%近い勝率を叩き出しています。
白青デッキのピックのしやすさと勝利貢献度
今度は具体的なカードとそのメトリクスを見ていきます。ここでは特にALSA(平均何回目のピックで取られたか)、GIH WR(手札にそのカードが来たときの勝率)に着目しています。GIH WRで降順にソートして上からカードを眺めていくと、いきなり白の大主が勝利貢献度No.1として登場します。このカードはALSAが1.01となっておりパックを開けて、はじめのピックでほぼ確実に取られていることがわかります。取れたら超ラッキーですね。
また、そのすぐ下にGhostly Dancersがきており、これもALSAは1.04となっていますが、GIH WRは65.6%と高いです。
青のカードも青の大主や永劫の好奇心など粒ぞろいです。
ただし、これらのカードは勝ちに直結する代わりにドラフトで取れることは珍しいでしょう。これらのカードに完全に頼ったデッキを構築するべきではないです。
他方、白は優秀なアンコモンが揃っています。呑気な物漁り、幽霊による庇護、天上の鎧は先程のミシック、レアと比べればパックに封入されている確率は高く、青の飛行クリーチャーとの相性は抜群です。これらのアンコモンもALSAは高いですが、なにかしら取れることは多々あります。
青のカードでピラニアバエやうつろう亡霊をはじめとして、欲しいカードは下図の赤枠で囲まれているものが多く、これらはALSAが高いためクイックドラフトでは比較的取りやすく、再現性も高いと思われます。
白青デッキの再現性の評価
赤黒デッキには劣りますが、他のデッキカラーと比べると再現性は高いと感じました。
白はとても強いカードが揃っている色ですが、ボットが優先して取る可能性が高く、ハイリスク・ハイリターンな立ち位置だと言えます。それでもGIH WRトップのボムレアの多さに加えて、優秀なアンコモンのクリーチャー(呑気な物漁り、グレムリンを手懐ける者)とエンチャント(天上の鎧、幽霊による庇護)が多く上振れたときにとんでもなく強いデッキになりやすいです。
一方で、おじょーさんのオススメしているデッキを構築する場合、中心になる青の低マナ域のクリーチャであるピラニアバエ、うつろう亡霊、付け回される研究者はボットは優先してとらないためドラフト終盤でも取れます。
また、白の友好的な幽霊も最後の方まで残りがちです。
ドラフト序盤は白青の強いカードを狙いつつ、終盤はとりやすい飛行クリーチャーをピックしていくみたいな戦略はラクドスに負けず劣らず再現性が高いと思いました。
おまけ:初心者のひとりごとのコーナー
接死って格闘やダメージを飛ばすスペルでも即死効果があるんですね。
後日使ってみたらひどい目にあいました。