グラントワカンタート2024の遠征録【島根×広島】
はじめに
広島で活動している合唱団ぽっきりに所属しているすみおです。
グラントワカンタート2024というイベントに合唱団ぽっきり&混声合唱団Chor Polarisの一員として参加してきました。
旅程の都合上「まちかどコンサート」鑑賞と「フレンドシップコンサート」のみの参加となりましたが、とても印象深いイベントとなりましたので、うちの指揮者の後追いでnoteを書いてみます。
突然の自分語り
なぜこのイベントが印象深いものとなったのかを述べるにあたり、僕のバックグラウンドに触れざるを得ないので自分語りをします。
島根で合唱を始める(2007年、冬)
コーラス部の助っ人として期間限定の男声部員になりました。翌年アンジェラの手紙が課題曲だった年のNコンに参加、見事にハマりました。
松江北高校合唱部に高校生活のほぼ全てを捧げる(2009-2011)
そのまま近所の公立高校に進学、後にChor Polarisを立ち上げるN先輩、恩師勝部俊一郎先生との出会いがありました。
パートリーダーをさせてもらいました。
3年生の春に顧問が広島大出身の内藤先生に代わりました。
僕が広島大に進学し、合唱を続けたいと伝えると、広島にある一般合唱団や、大学合唱団のことを教えてくださいました。
「facebookで合唱団ぽっきりのナワさんと繋がってるから、メッセージを送っておくよ」
と、縁あって大学入学式よりも前に合唱団ぽっきりに見学へ行き、そのまま入団してしまいました。ナワさんのことは中国系の外国の方だと思っていましたが実際お会いしたところちょっと変わった純日本人でした。
広島で合唱を続ける(2012-いま)
合唱団ぽっきりは広島大学キャンパスを拠点とする西条ぽっきりと広島市内公民館を拠点とする市内ぽっきりに分かれて活動している一般混声合唱団です。各種イベントはそれぞれ単独で参加するものもあれば、合同で参加するものもあります。
年齢層は10代から70代まで幅広いが、現在のアクティブユーザーのボリュームゾーンは20代後半。
最近は指揮者はじめ子連れでの練習参加が日常の風景となってきました。かわいい。
僕は2012年3月に西条ぽっきりの一員となり、就職後は住まいとともに市内ぽっきりに引っ越ししました。
今年で広島での合唱活動が12年目となりました。
ぽっきりはやめたり戻ったり意気消沈して消えかかったり復帰したりしつつも、なんだかんだでずっと繋がりがあり、最近では指揮者不在時の練習を仕切ったりしています。気づけば年長寄りになっていました。
(やめたり戻ったりの話に触れ始めると収拾がつかなくなるので、需要があれば、また別の機会に。)
島根にもたまに歌いにいく(2012-いま)
島根県の一般混声合唱団、Chor Polarisにも高校卒業直後から所属しています。
2011年にN先輩たち2コ上の世代が立ち上げ、当時は年一春休み限定の活動でしたが、ここ数年は立ち上げメンバー世代が社会人になり、一般合唱団として定期活動をしています。
島根県内合唱部出身者とか島根大在学中のメンバーで構成されてるはず。多分。
松江-広島は近いわけでもないけど遠すぎることもなく、帰省のついでに顔を出して、コンサートやらコンクールやら出れる本番には参加させてもらうような遠隔団員的立ち位置で関わっています。
グラントワカンタート2024
この度、久々に出てみようか!遠征したいし!と市内ぽっきりで盛り上がり、ポラリスでは定例行事として参加を表明。
本番は「ぽっきり」「ポラリス」でハシゴをする運びになってしまいました。
ポラリスの演奏をぽっきりの人に聞いてもらい、ぽっきりの演奏をポラリスはじめ島根県合唱関係者各位に聞いてもらう良い機会だと思い、張り切り散らかしました。
DAY-1 まちかどコンサート、宴会
広島を10:00に出発。浜田に11:30ごろ着、お昼を食べて、益田に向かうという旅程。
益田到着後、グラントワカンタートの企画の一つである合唱出張企画「まちかどコンサート」を鑑賞
2022年たけたのコロフェスタ以来の栗友会さんの演奏でした。青い鳥さん、くうかい?すいぎょうざさんどちらも大人の余裕と遊び心が感じられる快演でした。
僕個人的にもコロフェスタで聴いた演奏の感動を直接団員の方にお伝えすることができ、つながりを持てて嬉しかったです。今後とも何卒よろしくお願いします。
その後某所飲み会でも栗友会さんとエンカウント。ご飯も美味しくて最高の夜になりました。
翌日の演奏に支障が出そうだったので日付が変わる前に解散しましたが、栗友会はまだ飲んでました。すげえ。
DAY2-コンサート
合唱団ぽっきりは
三善晃「地球へのバラード」より
私が歌う理由
武満徹「うたⅡ」より
死んだ男が残したものは
ポラリスは
信長貴富「思い出すために」より
かなしみ
世界のいちばん遠い土地へ
思い出すために
を演奏しました。録音聴いてないのでなんともいえませんが、それぞれの団体でそれぞれやりたいことができたんじゃないかなと思います。
特に僕はぽっきりの演奏をポラリスはじめ島根の関係各位に聞いて欲しかったので、兼団で1人グラントワを駆け回る無駄な多忙スケジュールではありましたが、走り回った甲斐があったと思いました。
会場のリアクションも暖かく、信長先生からも厳しくも愛のある講評をいただきました。講評内容が気になる方は縄さんのnoteをご覧ください。
コンサートでは島根県内の高校生の演奏も聴くことができました。松江の高校生は合同で「風に寄せて」を演奏。
僕が高校1年生のときに、浜田高校・益田高校と合同で地球へのピクニックをグラントワで歌ったことを思い出してちょっと泣きました。ソリストがわけわからんくらい上手でした。
大社高校では勝部俊一郎先生が指揮を振っていました。
一人一人が自発的に表現をしようとする姿勢と、豊かな発声は実家のような心地よさがあり、自分やポラリス同世代メンバーのルーツを感じずにはいられませんでした。
こちらの演奏でも泣かされました。涙腺が脆すぎます。歳と土地のせいです。
おもわず広島に進学予定ある?と北高の現役生に話しかけてしまいましたが、怪訝な顔と生返事をされてしまいした。不審者に対しての対応としては満点だと思います。
過去と現在と未来をつなぐグラントワカンタート
僕にとって今回のグラントワカンタートは、
高校生や地元の合唱団の演奏で自分のルーツを再確認する場であり、
ぽっきりで今の自分と今の仲間と表現する場であり、
栗友会の演奏、立ち居振る舞いから自分や自分の合唱団の目標を見つけることができるイベントになりました。
今年もいい一年になりそうです。関係各位いつもありがとう、これからもよろしく!
気が向いたらこれからも節々でnoteを書こうと思います。
ちなみに前の記事は合唱全く関係ないんですけど頑張って書いたんでこっちも読んでください。
おわり