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プロダクトディスカバリーの社内勉強会を開催しました!

こんにちは。
「すべての合意をフェアにする」MNTSQの上村です。
エンタープライズ向けリーガルテックSaaSであるMNTSQでプロダクトマネジャーを務めています。

今回、MNTSQ社内でプロダクトディスカバリーの勉強会を開催しましたので、学んだことなどを共有したいと思います。

プロダクトディスカバリーとは?

プロダクトディスカバリーとは、プロダクト開発の最上流のフェーズで行われる活動で、簡単に言うと、顧客の抱える課題を把握し、有効な解決策を見出す活動です。ここで立案した解決策に沿ってプロダクトを開発することになりますので、プロダクト開発の成否を大きく左右するプロセスと言えます。

プロダクトディスカバリーは簡単そうに見えて実に難しく、罠や障害がたくさんあります。アビームコンサルティングの調査結果によると、大企業における新規事業の成功率(累積黒字化率)は7%とされています。新規事業と新規プロダクトでは事情が異なるものの、新規プロダクトの成功率も似たりよったりで、かなり低いのではないかと思います。

プロダクトマネジャーは、これから開発するプロダクトの成功確率を高めるため、プロダクトディスカバリーを適切に進めるスキルを身につける必要があります。そこで、社内勉強会を開催し、スキルアップを図ることにしました。

書籍『Continuous Discovery Habits』

今回勉強会で教材にしたのは、書籍『Continuous Discovery Habits』です。

こちらはタイトル通り、「継続的なディスカバリーを習慣にしましょう」という内容になっています。

プロダクトディスカバリーを一発勝負にせず、小さな単位に分解して優先順位をつけ、ステップ・バイ・ステップで進められるプロセスにすれば、プロダクトの成功確率を高めることができるのではないか、という考え方に基づいています。

顧客の抱える課題をプロダクト開発の「Opportunity(機会)」として捉え、ビジネス上達成したい成果「Outcome(成果)」を最上位に置いたツリー状に整理する方法や、それぞれの課題に対し複数の解決策を立案し、試していく方法などが解説されていました。

課題と解決策をツリー状に整理する「Opportunity Solution Tree」(イメージ図)

勉強会の感想

さて、MNTSQ社内での勉強会は5回に分けて行われました。

今回、一番スキルアップしたかった人(プロダクトマネジャー1年目!)に講師役兼ファシリテーターを務めてもらい、書籍の内容を紹介してもらいながら、ところどころで参加者全員で感想を言い合ったり、自社の事例に当てはめてディスカッションを行いました。

勉強会では、以下のような感想が挙がってきました。

  • もっと早くプロダクトディスカバリーの基礎を身に着けておきたかった

  • プロダクトマネジャーの役割がデリバリーではなくディスカバリーにあることがよくわかった

  • エンジニアやデザイナーと協働してプロダクトディスカバリーを進めるやり方を社内に取り入れ推進したい

  • 顧客の声やニーズを構造化して把握し、優先順位を付けられるような仕組みを作りたい

  • 書籍で紹介されている「よくある悪い事例」と似たようなことが自社でも起きており、なぜ悪いのかが言語化したうえで確認出来たのが良かった

  • チーム内で書籍の内容について共通言語化できたのが良かった

実際、この勉強会の内容をベースとして、プロダクトマネジャーの活動を一部見直したり、プロダクトディスカバリーにエンジニアやデザイナーを巻き込むといった動きが社内で見られました。

学んだことをすぐに実務に取り入れ、試してみるスピード感はMNTSQの良いところだと思います。MNTSQで大事にしている価値観の1つに「AGILITY; 早くトライして、ベストプラクティスに向かう」というものがあり、まさにそれが実践されていると思いました。

(MNTSQに取り入れられた仕組みの一例を以下の記事でご紹介しました)

We're hiring!

ここまでお読みいただいてありがとうございました!

MNTSQでは、プロダクトマネジャーだけでなく、デザイナー、エンジニアも顧客の生の声を聞き、創造的なソリューションを考案する開発プロセスを導入しています。

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