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親の世代の戦争の記憶 #8

前回からの続き

母方のもう一人の伯父は母の一番年長の姉の夫になります。
母とこの姉とは20歳近く歳が離れており、とてもよく面倒を見てくれたそうです。そのため、この伯父も母をとても可愛がり、母が幼いころ夏になると近くの海まで自転車の荷台に母を乗せて海水浴に連れていってくれたそうです。このころはまだ東京の海でも海水浴ができていたんですね。

しかし、残念なことに戦争に行き、生きては帰れませんでした。

前回で述べた母の兄も、この伯父も骨壺の中には遺骨が入っていなかったそうです。

この伯父にも会いたかったと思います。

続く

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