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ドラマ 東京サラダボウル 7回
東京サラダボウル、初回から観ています。(原作は読んでいません)
通訳人という仕事に興味がありました。
(少しネタバレあります)
初回では日本では普段食べない食材の料理が出てきたりして、少し戸惑いを覚えました。でも、今はこのドラマに引き込まれています。
今やコンビニエンスストア、飲食店、ホテル、観光地いろいろ所に外国の方がいらっしゃいます。特に東京は私の子供のころとは隔世の感があります。
そしてこのドラマの重要なポイントである誤訳問題、私は二つの言語の間を行ったり来たりして仕事をしているのでこれは大変切実な問題です。そこに意図してか知らずか誤訳してしまった場合。
前回ぐらいの回で、二人の主人公のうちの一人通訳人 有木野 了(松田 龍平)がもう一人の主人公である刑事 鴻田麻里(奈緒)に対して、誤訳に気づいた時にはそれをすぐに訂正することが大事だと言うセリフがあり、これは大切なことだと思いました。言葉は大切です。そして、その背景にある文化を知らないと本当の核にあることは理解できなとこのドラマは気付かせてくれます。
この誤訳のことも含めいろいろな伏線が随所にちりばめられています。それらがドラマが終盤になってきた今、少しずつ繋がってきています。
俳優の方々ではやはりなんと言っても主人公役の奈緒さんが素晴らしいです。表情が豊かなうえに、それを抑えている演技。有木野への少しずつ高まる想い。言葉がメインテーマであるドラマではあるけれど、主人公たちは言葉ではストレートに思いを言わないストーリ、演出、それを表現する俳優たち。撮影の場所やアングル、編集も含めて秀逸だと思います。
主人公である鴻田麻里が最後に傷つかない終わり方であれば良いなと思ってしまうぐらい、感情移入しています。
最終回に向けて楽しみです。